夫の本音を知るには
私の所に相談を寄せて下さり、それが解決したら、お客様から結果報告というか、お礼のメールを頂くことがあります。
本来なら、使用前使用後じゃないけれど、結果発表という形で、マイベストプロのコラムの「お客様の声」に載せたいのです。
またそれは事例として、読者の方々にも、励みになると共に、より具体的な解決例として実感して頂けるのです。
私も仕事ですから、多くのお客様へ届ける事は、集客にも繋がります。
でも、相談者の事例は、多くの個人情報が含まれますし、特殊な例などでは読む人によっては身近な人なら「あらっ?これ、あの人の事じゃないかしら」なんて想像をされてしまう事は、あまり良い事ではありません。
と、言う事で、お客様の声というのは、私は余程、了解をしてくれない限り、使わない事にしています。
そして 私のカウンセリングは、特に何回でいくらというコースは定めていません。
なぜなら、1回のカウンセリングで、全てが解決しないという事をご理解頂きながら、しかし、その1回で、方向性を見い出して下さる方が殆ど。
従いまして、1回と決める事で、その中で答えを感じ、その後は自力で頑張る覚悟を持って下さるのです。
変な話、他のカウンセリングルームなどでは、3か月12回コース、ウン十万円という所も少なくありませんが、そういう所は、結局3か月掛かっても、解決されていない方が殆ど。
つまり方向性も含め、どうしたらいいか、は1回で理解できる事です。
それを、3か月間、伴走のように寄り添うという事も一つの方法ですが、寄り添うというのは、期間が長くなればなるほど、依存の気持ちが生まれて、余計に自立ができなくなってしまうのです。
突き放す意味ではありませんが、方向性くらいは、1回で説明が付きます。
3か月も掛かって、説明しなければならないノウハウなんて、そんな大きな問題なのですか?と聞きたくなります。
またカウンセラーの腕としても 1回のカウンセリングで、ある程度の背景を感じないといけません。
それが出来ないカウンセラーも、3か月と言う猶予を欲しがるという事で、これでは共依存のような形になってしまいます。
1対1、マンツーマンのカウンセリングで、最初、対応してくれた先生が最後まで担当して下さるならまだしも、結局3か月間は、大先生?ではなく、その生徒である見習いカウンセラーが担当する事もしばしば。
と、言う事で、話が反れましたが、私が長くカウンセリングコースを定めてない理由は一人では、何人もの相談者を担当できない事もありますが、今の所、生徒を募り、生徒にお客様を担当させても、結局は心配性な私は、最後は私が見ないと気が済まないので、手が回らないというのが現状です。
ま、強がりを言いましたが、本当は私と同じくらいの洞察力がある生徒さんがいるならお任せしたい。
しかし多くのカウンセラーと名乗る人たちは、気持ちの持ちようという事止まりになり、具体的な解決策を提案出来ない方が殆ど。
つまり、他のカウンセリングや心理学を学んだ方は、解決の具体策ではなく、相談者の気持ちの持ちようを唱えます。
これは、鬱や対人恐怖症というクライアントには向きますが、心理学では浮気問題は解決しないのです。
私のカウンセリングを受けて、感謝の言葉を述べる方は少なくありません。
そして、また引き続き、何かがあればお願いします、と言われます。
とてもありがたいのですが、本来は、私のような職業の者とは、ご縁がない事が幸せなのです。
そう言う事で、私のカウンセリングはなるべく1回で終わるように心がけていますが、中には、具体策を取らないといけないケースがあります。
この場合は、カウンセリングではなく、「ハウツー」をお教えする段階をお伝えします。
つまり、気持ちの持ちようなどでは解決しない事案だと判断するからです。
なので、長い期間、カウンセリングは必要ないのです。
でも、もしあなたが、「心を軽くする」というようなキャッチフレーズのカウンセリングの門を叩いたとします。
その場合は、貴女に寄り添い、3か月・・・というコースを勧められる事になります。
でも、ご主人の浮気で貴女が悩んでいるとしたら、貴女の心の持ちようで、夫が変わるかもしれない、というのは貴女の希望であっても、それが解決策としてはベストではないのです。
つまり妻の態度で、夫が何か反省してくれたり、夫が変わると思うのは、こと浮気問題に関してはあり得ません。
まして、3か月も掛けて、貴女が自分の心の持ちようを変えている間に、夫の浮気はどんどん進行していきます。
何なら、貴女がカウンセリングを受けて、なるべく笑顔で夫に接して過ごしましょう、なんて言われて実行したら
夫からしたら、浮気をしている事に罪悪感を持たなくなります。
何も夫の浮気をのべつまくなく責めろとは言いません。
でも、貴女が何もなかったかのようにご機嫌に過ごしていると、貴女のご主人は妻がご機嫌よく過ごしているので、浮気の事に目をつむってくれたと誤解します。
そんな時間を3か月も過ごしてごらんなさい。
夫の浮気は、ステージが上がってしまう事もあるのです。
という事で、私は妻の気持ちは分りますが、こと浮気問題に関しては時間をかける事を良しとしません。
貴女は、1回カウンセリングを受けて、「さあ、明日から私は変わる」とは思えないでしょう。
でも、時間を掛けたら良いというものではないという事を知って下さい。
何でも、ビジネスと考えると、私も長い時間かけて、相談者と向き合う事で高額な仕事は得られるかもしれません。
また、お客様の声を自分の宣伝に使う事は、商売として考えるとメリットのある事かもしれません。
でも、お客様の参考例は、他のお客様の励みになるという反面、何となくお客様個人の悩みを私が商売に使っているという背徳感がぬぐえないのです。
上手くやれば、お客様の内容を少し手を加え、手紙の内容をアレンジする事は出来ますが、何か、そこまでしてという気持ちが私はあります。
と、言う事で、継続して数回、数か月カウンセリングをする事は、心理的なカウンセリングの時にはいいかもしれませんが私の様な浮気問題に特化したカウンセリングでは、時間をかけている暇はないのです。
随分、昔ですが、ある相談者が、私の所に相談をして下さり、中々腰が重く、動かれませんでした。
私は、その方をとてもお尻を叩いて急がせたのですが、残念ながら、悩まれている内に、浮気相手が身ごもりました。
そうなると、夫の方は、抜き差しならない状態になり、妻の方を捨てるという事になったのです。
相談の初期は、まだ浮気相手の妊娠が判明していなかったとは言え、その時期を相談者は、どこかの心理的なカウンセラーの言葉どうり「奥様としてデーンとしていなさいよ」とアドバイスされ、そちらの姿勢を取られたのです。
もし、この人の夫が浮気相手の子供を認知したとしても、養育費は生じますし、一生その事実は消せません。
逆に認知という事ではなく、妻と別れて浮気相手と所帯を持てば、結局は妻との間に授かった子供に養育費は発生します。
どちらに転んでも、養育費は発生しますが、こういう場合は、男性は家庭を選ぶか、浮気相手とその子供を選ぶかは
その時次第とは言え、私には答えは見えていました。
だからこそ、急がしたのですが、結果的に気持ちの安泰を求め、心理カウンセラーの言う事を聞いてしまったのです。
ここで、私は同じカウンセラー同士ですから、他所の悪口を言う事はしません。
しかし、心理カウンセラーの手法は、浮気撲滅対策は持っていない事が殆どです。
この相談者の結果は、詳しくは書けませんが、私に挨拶の手紙を下さったものの、相談者も「村越さんの言う事を聞いておけばよかったのに」と後悔を綴られていた事を、ここにお伝えします。
こうした事例は、私にとっても、いい事ばかりではなく、中には、1回のカウンセリングより、心理的に慰められるカウンセラーの元に行かれた方もいます。
そのまま、何も連絡が無ければ、結果がどうなったかは私は知る由もない方もいます。
そうなると、「お客様の声」というのは、良い事ばかりを書いて下さった方だらけになります。
でもカウンセリングをしていて、その後の追跡調査を出来てない場合は、当方から離れた方の声は、私には届かないのです。
という事で、お客様の声というのは、良い事ばかりしか載せてないという事になります。
つまり離れて行った人の声は、私が集める事ができないのです。
ぶっちゃけ、正直に書きますと、良い事ばかりではありません。
でも、あえてバット情報を載せると、それは商売のやり方としてはマイナスです。
お客様の声が書かれてないという事は、ある意味、商売にそれを載せられない内容だからです。
だから、お客様の声は最近、私は載せてないという事を、これでお分かりいただけましたか?
では今日はここまで。