浜ちゃんの浮気に見る別れの潮時
「夫の不倫が発覚したが、その事よりも夫婦仲の修復をしたい」
こういう相談を受ける事があります。
いえ、相談を寄せられるまでもなく、同じように悩んでいる人は多いのではないでしょうか
これには共通した理由があります。
それはたいてい浮気発覚後に話し合いで解決しようとした結果だという事です。
では、話し合いの何が悪いのかと言うと、話し合いで、いい結果が出た方なら恐らくこのコラムにはたどり着かないというか、解決済だから当方のコラムを読む必要がないのです。
でも、残念ながら、今こうしてコラムをお読み頂いているとするならば、それは上手くいかなかったという事ではないでしょうか?
或いは、話し合いをしたけれど、ご主人からは何もいい返事が返ってこなかったという事で、次なる策を探しているという方が、今日のタイトル「夫の不倫よりも夫婦修復という保険」という気持ちに陥るという事です。
厳しい事を言いますが、これは問題のすり替えです。
そして貴女以上に、ご主人が問題をすり替えて来ています。
それは何かというと、貴女からの話し合いに対して逆切れしたり、喋らなくなったり、冷たい態度に出られるから、貴女は困って「夫婦修復」を急ぐという気持ちになったという事です。
確かに夫婦修復は大切です。
でも浮気問題に蓋をして夫婦が心から寄り添えるはずがない。
浮気問題が片付けば、いつでも夫婦修復は出来ますし、ある意味浮気問題の終結は夫婦修復の中に入ったという事なので、無理から夫婦の修復に取り組むという事はしなくていいのです。
そのくらい問題の本質から目をそらしてはいけないのです。
そこで、今日のタイトルに保険の2文字が入っています。
これって何だと思いますか?
そもそも、保険ってどういう物かと言うと、我々の生活の中で、無くてはならないものだと思います。
車で事故を起こした時にも保険を使います。
怪我をした時の保証
病気や入院をした時の保証。
自宅が地震で壊れたり、火事になった時の保険もあります。
健康保険も同じです。
病院に自費で治療を受けるのは大変、そこは何割か負担しても健康保険を使います。
このように何かあった時の為にワザワザ、前もって保険の掛け金を払うというのが保険です。
じゃ、何もなかった時はどうでしょうか?
保険金を払った事に「損をした」と考えるでしょうか?
それよりも、何もなくてよかったと考えるのが普通ですし、万一何かあっても保険があるから大丈夫という安心感をその保険で買っていたという解釈で、損をしたとは思わないはずです。
でも、反対に保険を掛けていなければ、車の修理も、病気の治療も膨大な費用を払わなければならなかったのです。
このように、万一の事に備えるというのが「保険」です。
ごめんなさいね、分かり切った事をクドクドと書いて。
実は浮気問題にも、これと同じことが言えるから、あえて説明をしました。
例えば判り易いように、保険を「浮気の証拠」と言う言葉に置き換えて下さい。
妻は夫の浮気を予感して、不安になって、明らかにしよう、または解決しようと夫と話し合いをしたという事です。
でも、夫からは跳ね返され、話し合いを断念したという方が多いのです。
その結果、夫のパソコンやスマホから浮気の証拠を掴もうとしたり、財布や鞄を探ったりするのですが、これも夫にバレて、益々夫婦の間に溝ができる事になります。
ではどこが保険と似ているかと言う事ですが 保険は、今現在特に問題がない人が掛ける事ができますが
もし、何か事故を起こしてからはすぐに保険は掛けられません。
つまり浮気の証拠も、夫を追求して逃げられて?いる段階で、証拠を集めようとしても困難度が増すだけです。
証拠隠滅をするだけでは済まず、恐らく今後、妻の追及すらに反撃してくるので、夫婦仲は冷え込むいっぽうです。
そうなってから証拠を集めようというのが難題だという事と同様で、生命保険なども、病気になってからは入るのが困難で、その病気の治療には保険が掛かれないということに、とても似ているのです。
浮気の証拠と言えば、探偵や興信所と言う事をイメージするかもしれませんが、それだけではありません。
例えば、疑いを持ったという時点でも、妄想だけで夫を問い詰めても、よくないのです。
本当に確信を得たいのなら、色々夫を問い詰めた後では、確信を掴めません。
確信を得るという事は、ご主人と妻との間で、問題になっていない時点でこそ、事実が掴みやすいのです。
生命保険や、自動車保険は交通事故を起こしてからでは、その案件にでは入れないのです。
この点からすると、浮気の証拠をつかむというのは、大騒ぎしてからは、掴めないという事を知って欲しいと思います。
では今日はここまで。