夫の本音を知るには
先日、同じタイトルで書いたコラムですが、私の稚拙な文章のお陰で、ちょっと誤解を与えてしまったかもしれないと、反省をしています。
なので、今日は 少し補足をさせて下さい。
「一寸の虫にも五分の魂」と書いた事が、まるで、浮気相手の女性の肩を持つような印象を与えたかもしれませんが、決してそうではないのです。
色々な事を書きましたが、浮気相手を擁護するというような意味ではなく、相手を下げずむ事で妻の値打ちを下げてしまう事を知って欲しいという事です。
浮気相手を憎む気持ちも分かりますし、まともな事が通じない女性もいるので、同じ土俵に立つのは貴女の値打ちを下げてしまうので、貴女は高い位置でいて下さい。
但し、あまり浮気相手をコケおろすと、貴女の夫が浮気相手の肩を持つことになるので、あまり敵にしない方が妻の為と言う意味で書いたつもりでしたが、ちょっと誤解を与えてしまったらごめんなさい。
浮気相手だって人間なのだから、という意味ではありますが、私も浮気相手を憎みたくなる気持ちは分ります。
それよりも、「一寸の虫にも五分の魂」という風に、書いたら、それが響きすぎた人がいて、その人は
ひと山は越えたのですが、未だ、不安を抱えてらっしゃいます。
しかし、その浮気相手の女性と来たら、恐らく何も考えてないでしょう。
この相談者の妻は、浮気相手を排除する対策を取ったにも関わらず、表面的には一件落着したように見え浮気相手は、分からないように、相談者の夫に連絡を取っているようです。
でも、浮気事件は一度明るみに出したせいで、簡単に会う事は出来なくなり、今は隠れてLINE連絡をするだけですが、妻はそれに苦しんでられるのです。
そこに、私が書いた「一寸の虫にも五分の魂」を目にして、相談者を苦しめる浮気相手を擁護したように感じ、嘆かれている事が分かります。
比喩なので、嫌味のつもりで書いたのですが、これが私の言う本当の意味で「一寸の虫にも五分の魂」なのですが、ちょっとわかりにくかったと反省してます。
もう一度、訳すると、「一寸の虫にも五分の魂」はどんなものでも命はあるから大切に・・・というのが本当の意味ですが、私はそこを飛ばしてしまい、浮気相手にも考えがあるので、浮気相手の考えを読み取ろうという意味で書きました
つまり、悪い事をしている人間でも自分なりに正当化するし、何なら浮気自身も、都合の良いように書き換えてしまうのです。
だから、浮気相手は「ワルで頭の悪い非常識な人間」といくら妻が思っても、浮気相手にはその自分なりの不倫をする理由があるという事を言いたかったのです。
浮気相手は悪い事をしているという自覚に乏しい事は確かだし、何なら、そんな善悪を気にして生きてないのですが、それでも自分なりに浮気をする理由があるのだと思います。
だから妻にとって浮気相手は、「善くない事をしている悪人」的に思いたくなるのは分かりますが
浮気相手は浮気相手なりの、浮気をする大義名分を持ちながらやっているのだと思います。
ここに気付いて欲しいのです。
「未だに、浮気をしている」「未だにうちの夫にちょっかい出してきている」という「善くない事をしている人」という見方は分かりますが、浮気相手だって、ほ乳類で、自分なりには、一生懸命に生きているつもりなのでしょう、という事です。
ただ、ここで言えるのは、私の稚拙なコラムでさえ、真剣に読んで下さり、ビンビン堪えてらっしゃるのは、気持ちの真っすぐな被害者?である妻の方なのです。
それに反し、浮気相手の女性は、何も大した事は感じていません。
つまり、私のこのような文も自分に堪えている妻がいるかと思えば、あれほど、浮気が発覚した時にはすったもんだして、ようやく浮気問題が一件落着したにも関わらず、また妻の目を盗んで、コンタクトを取り合っているという、「善悪」に鈍感な人もいるのです。
これが人それぞれと言う意味であり、これが、浮気相手の思考力なのです。
それは人それぞれと言うくらいですから、人間なのです。
色んな人間がいます。
私の書いた文書で、誰も責めてないのに、自分を責めるような奥ゆかしい人もいれば、浮気相手の女性のように性懲りもなく、という人間もいるのです。
これすなわち、皆、人間なのです。
そういう意味で、「一寸の虫にも五分の魂」という生き物に例えて、生きている限り、色んなのがいるよ、と言う意味で、書きましたが、この文章を恐らく、その浮気相手の女性が読んでも自分の事とは感じないでしょう。
私の文章が心ある人には堪え、心ない人は、読んでも何も感じないでしょう。
それらもひっくるめて、悪い事をしている浮気相手も生き物だから、自分なりの都合のいい物の感じ方をしているよ、という事です。
皮肉なものですね、責めるつもりはないのに、身につまされる人と、はっきり言っても堪えない人と。
そういう意味で、堪える必要のない人に堪え、言っても聞かせても分からない人は、分からないという事なのです。そういう意味で、生き物は、その人の価値観で生きているので、赤の他人の人には、妻の苦しみなどは通じる訳がないという事を言いたかったのです。
その昔、私はある宗教に勧誘されました。
入信しなかった私にその信者さんは、立腹し人生良い事が起きないよ、と言い残して帰りました。
でも、その人は、その後交通事故を起こし、骨折をしました。
何の変哲もない生活を送る私を見て、その人は「入信しなかったからその程度の人生だ」と言い放ちました。
片やその人は自分の交通事故を、信心しているから、この程度で済んだと自慢気でした。
物事を見る角度が間違っているというより、皆んな、自分は正しいと思って生きているという事です。
これが被害者側と、加害者側の違いです。
加害者側は、皆んな、自分を正当化して生きているという事です。
特に浮気なんて平気でするような人は、自己便宜が上手です。
そして、被害者の妻と同じような感受性は持っていないから不倫も平気なのです。
それでも、自分では、一生懸命に生きているつもりです。
だって、皆んな人間だからです。それが人それぞれという事です。
だから、「どんなつもりで私の夫にちょっかい出すの?」と思っても、神経が違うのと、生き方がちがうので、浮気相手の事なんか理解できっこないのです。
私のコラムは、浮気をする女性もきっと読んでいると思います。
実際、不倫をしている人妻からの相談もあります。
私は「する側」の人の相談は基本、お受けしないのですが、あまりにひつこく相談も申し込んで来るので
賛成する事は言えませんよ、という前置きで相談を受けました。
その人の話を聞くと、自分の不倫相手が最近冷たくて距離を感じるという事でした。
私にすれば「オイオイ、自分の夫の気持ちを考えた事がある?」という感じでしたが、その人は完全に頭がお花畑で、不倫の彼氏の事を心配しているのです。こんな勝手な事ってある?と思いつつ、話を聞くと 私の中のマニュアルに、どんどん当てはまっていく部分があり、彼の方が相談者に飽きが来たか、怖くなったかは不明ですが明らかに、距離を置いていました。
但し、何をされるか分からないという恐怖心を持っていたからか、その彼は、LINEだけでは相談者に甘い言葉を書いているのです。つまり距離は取りたいものの、自分の家庭へのチクりでもされたら怖いと感じ、その彼は相談者と明らかに別れたがっている事がアリアリでした。
また、彼の言葉の中に、私なりの「不倫辞典」にあるワードが当てはまり、その彼は既に他に別の女性が居て相談者から心変わりをしているのが見て取れました。
相談者も薄々それを感じていたらしく、それを話した途端、怒りだして、結局、ズルズル引き延ばされて「絶対に払いますから」という電話相談の延長料金も踏み倒されました。
そういう酷い事をする相談者ですが、自分の危険因子を分かっていないのです。
だから彼が恐る恐る距離を離し、相談者を逆撫でしないように、無難に逃げようとしている事を認めたくないのです。
私は相談に入る前から、「そんな不倫なんてやめなさい」というスタンスでしたので、彼の心変わりをいっちゃったら、図星だったから、腹を立てたという事です。
ね、こんな風に考えると、不倫をする人って自分勝手で信用できない人間なのです。
ま、あまり正直に言っちゃった私も私ですが、その相談者の自分の夫に対する言葉があまりにも酷かったものだから、私はその旦那さんさんが可哀そうになっちゃったという事もあります。
だから、不倫相手の彼も距離を置こうとしている良い機会だから、この際、相談者は自分の家庭を見直し、夫や子供の事を考えてみては、と言っちゃったから、逆鱗に触れたという事です。
そんな人は 私のコラムを読んでも、自分勝手な解釈しかしません。
でも、反対に、浮気をされている側の妻の方が、ずっと真面目に自分の家庭に向き合っているので、私のコラムを読んで下さり、書いている内容に、自分の欠点も重ね合わせ、反省までしちゃうというマトモな人間性。
その妻にビンビン刺さってしまい、逆す「する側」の人には、届いてないという矛盾が起きます。
私としては「違うのよ~」と、され側に言いたいです。する側って、され側程、何も考えてないし、何なら、自分勝手な海で泳いでいる人なのです。だからそのする側の人が私のコラムを読んだって何も感じないはずです。
ね?違うでしょ、不倫をする側の人間とされる側の人間って。
だから、別人格という事で処理しましょう。
前回のコラムで傷ついた「され側」の方の奥様方、ごめんなさい、文章が稚拙で誤解を与えてしまいました、お許し下さい。
では今日はここまで。