後ろめたさ
今日は、先日「浮気相手と別れた後の夫」というテーマの中で書いたものを、少し手を入れて書き直しました。ずーっとこのコラムを読んで下さっている方は、一度読んた感じがするかもしれませんのでお詫びします。
でも、浮気相手のタイプによって、貴女の夫の浮気の形がそれぞれ違ってきます。
また、別れさせ作業をした場合も、相手のタイプが遊びに興じるタイプか、本気タイプか、粘着質か、結婚願望のある人かとか、色んな影響があります。特にシングルマザーなどであれば、相手の必死度も結婚に賭ける気持ちもあるとしたら、簡単に別れさせると言っても、中々手ごわいという事もあります。
と、いう事で相手のタイプによって、夫の浮気の終焉が簡単に訪れるかどうかは、様々だという事です。
と、いう事でタイプ別攻略方は、十人十色でここでご案内は出来ませんが、少し浮気相手に思いを馳せてみました・・・・・・・
なんて風に書くと、気分を害する方がいるかもしれません
何故、ルール違反をする浮気相手の事なんて考えないといけないのか、と思うかもしれませんが、
やはり、浮気問題を終わらせるには、敵のことくらいは知っておく必要がありますね。
でも、今日はそういう事ではなく、少し、浮気相手の立場になって考えてみようというご提案です。
さて、貴女のご主人と浮気をしている、浮気相手がどういう思いをしているかは、考えた事はあるでしょうか?
貴女にすれば、不倫の様な許されない事をしている人の気持ちなんて考えるに値しないとお思いかもしれませんが、「一寸の虫にも五分の魂」というように、例えよくない事をしていても、相手にも心はあるのです。
何なら、貴女の夫が伴侶の貴女に嘘を付いた様に浮気相手にだって嘘を付いている部分があれば、相手もある意味、貴女のご主人に騙されている被害者かもしれません。
言われたくないと思いますが貴女と同じ人間なのです。
そういう意味で、人間らしいという点から言うと、貴女と同様、もし、彼女が貴女の夫に嘘を付かれたり騙されたりしていたら、その上で、貴女の夫から別れを切り出されても、まずは騙していた事を謝ってよという気持ちが加わり、別れるどころじゃなくなりません。
だから、浮気相手が、貴女の夫に腹を立て、貴女の家庭に嫌がらせをしてくる可能性だってあるのです。
まして貴女の夫の同僚だったりする場合は、貴女の夫にとっても職場に何かを言われる可能性もあると出世にも関わります。
そんな風に考えると、妻にバレたからと言って、浮気相手からの反撃が怖くて無碍に浮気相手を捨て去る事は出来ません。
つまり、貴女は浮気問題は、夫と妻の二人の問題だと考えていると思いますが、実は貴女の夫にとれば、この問題は、自分と浮気相手と仕事、という構図があるかもしれません。
浮気相手だって、貴女の夫と付き合う中で、何かを犠牲にしてきたかもしれません。
だから、浮気はバレたら、家族の事を思って、終了させるだろうというのは貴女側の考えであって、
浮気相手には、浮気相手なりの考えもあり、貴女の夫には夫なりの立ち位置もあるのです。
その考えが分からない以上、夫の言葉だけを心の拠り所にするのは危険だという事を知って下さい。
その上で、まずは浮気相手の事が分析を出来るようになりましょう。
貴女にすれば、浮気相手は許せない事をしている人だから、相手は心根が悪い人間のように思いがちですが、例え悪い事だと分かっていても浮気相手だって傷つくのです。
何なら、貴女の夫は自分が愛される為に、浮気相手には、如何に妻との生活が寂しかったかと言っている可能性だってあるのです。
その彼に、浮気相手は同情すらして、そこから愛が始まっている事もあるのです。
貴女の夫は、貴女とセックスをしていても、妻には、何年も指一本触れてないと言っている可能性も大なので、それを聞いて、貴女の夫が可哀そうに見えたかもしれません。
それだけ情のある女性かもしれません。
そんな優しさに触れ、貴女の夫も彼女といると居心地がよかったのかもしれません。
だから、浮気がバレた時に、連絡ツールだけを取り上げる「アドレス帳削除」をさせたとしても、それで、終わるほど、人間の業(ごう)はシンプルじゃありません
妻側からすると理解しにくいとことかもしれませんが、そこには、損得も顧みず、貴女の夫を支えてくれた女性であれば、それは業というより、「情」のある人かもしれません。
逆に浮気相手は遊び人で、深い事を考えずに貴女の夫と楽しく浮気を楽しんでいるタイプだとしたら、遊んでいた日々を取り上げられるという事に逆恨みをする人かもしれません。
そんな女性でも、付き合いが長くなると、貴女の夫に情が湧いてくるのです。
お門違いかもしれませんが、妻に対する嫉妬も、浮気相手に対する憎しみも、付き合いが長ければ長いほど、そこには歴史が生まれます。そして思い出も、彼を支えて来たという自負も・・・・・
浮気相手にも、浮気の歴史に刻まれた、絆も、情もあるのです。
それを、もしあなたの夫が、妻の前で浮気相手に電話を掛けて、電話一本で別れるという冷たい男だったら妻の貴女も、最初から好きにならなかったと思います。
もちろんそんなドラマのない、短絡的な浮気の場合もあります。
その浮気がどんなタイプの浮気かは分かりません。
でも、浮気の時間が長くなれば、長くなるほど、複雑な物が蓄積されています。
浮気相手と別れさせると一言で言っても、電話一本で、アドレス帳の削除くらいで、浮気相手を排除出来ると思うのは違うと理解してください。
苦しんでいる妻に言う言葉じゃないかもしれませんが、浮気相手だって人間です。
「にんげんだもの・・・・byみつお」じゃないけど、これだけは分かって欲しい。苦しんでいるのは貴女一人じゃないという事です。
もし、浮気相手に慰謝料請求する場合、貴女の夫との付き合いが数か月の場合と、何年も、と言う場合とは浮気の代償は違います。
物事の深刻度は、時の長さじゃないと思われるかもしれませんが、やはり付き合いの長さは無縁ではありません。
時間の長さは、愛着を生みます。
歴史を乗り越えて来た人達には絆が生まれます。
いくら始まりは遊びと言っても、形は変化します。
刀の例えは、よく人間の関係性に例えられます。
抜き差しならない関係と言うのは、刺したり引いたりした結果です。
一回きりの事ではなく、押したり引いたりの繰り返したという事です。
もしかしたら、浮気相手と貴女のご主人だって、付き合いの中で、別れたり、また会ったりと、いう引き際の悪い別れが、あったかもしれません。
男女の仲というのは、押したり引いたりの繰り返しでもあります。
そんな中、やはり妻としては夫の浮気問題が片付いてくれないと、気持ちは晴れません。
と、いう事で、浮気相手と別れさせたいと考えた場合、相手のタイプが分からないのでは前に進めません。それに対して必要な事は今日のテーマ「浮気相手のタイプ別考察」という事なのです。
浮気は、始まりは簡単でも、続くとそれなりの歴史が出来るという事です。
それは一発で終わらせるというほど、簡単じゃないという事です。
こういう歴史と、付き合いの匙加減を推し量る感覚を持ってこそ、夫のそれが、終わったかどうかの
感覚を養えるようになるのです。
この感覚が身に付くと、今後もし、また夫の浮気が始まった、または再燃したとかに気付けるようになります。
傷ついている妻の気持ちは 私は重々分かっています。
でも、浮気相手だって、中には貴女の夫を信じて尽くしてくれた人もいるかもしれないのです。
それを悪い事をした人だから、ずぶとくて、あばずれ(古っ!)だと思うのは、ちょっと違うかな?
本当に悪いのは貴女の夫かもしれません。
いえ、この問題の解決を難しくしているのは誰が悪いとかの事ではなく、浮気は悪い事とかの、善悪の問題でもないのかもしれません。
私は結婚していた時も、今のような感じで、人間ウォッチングを得意としていました。
色んな言葉の意味や浮気をされた意味や、何故私の事を元夫は大切にしてくれないのか?
毎日、寝ても覚めても考えていました
その結果、浮気問題が解決した後に夫婦がどうなるか、というと事より本当の課題は 私の場合「この人を私が人生を捧げるに値する人なのか」という不安でした。
問題をしらみつぶしにしたおかげで白黒はっきりさせ、問題を解決し過ぎたお陰で、現実しか残っていませんでした。
その結果、尊敬も信頼も、愛情もスッカラカンになってしまって、「本当にこの人で良かったのか?」とさえ考えてしまいました。
私の性格の悪い所・・・白黒をはっきりつけたがる所です。
考えれば、グレーくらいで止めておいた時代が、ちょうどよかったのかもしれません。
何でもはっきりさせればいいと言う訳ではない。
貴女にとって、丁度良い所はどこでしょうか?
それを貴女と共に見つける事が 私の使命と感じた今日のコラムです。
では今日はここまで