夫の本音を知るには
今日は少し、乱暴な言い方をします。
貴女は出来もしないハウツーを聞いても貴女は実行できますか?という事です。
私の所に相談を寄せて下さる方は、夫と浮気問題を巡って夫婦関係が悪化しているか、又は破綻の危機に面しているかの妻が殆ど。
相談をする目的は少しでも夫婦の関係性を良くしたいと思われています。
その為の方法を探して、色んなカウンセラーのサイトにアクセスし、実際に相談をしたり
中には高額サポートを受けたりしているので、もう耳年増になっています。
それでも良いのです、解決さえすれば・・・・
でも実際、そんなサポートでは改善しなかったから、またジプシーになっているのではないですか?
そんな中、浮気問題を解決するノウハウを教えて欲しいと言われます。
しかもまだ問題の中身を聞いてない段階で「解決はしますか?」と問われます。
私がもっと営業トークが出きるタイプならば「はい!できますからどうぞ、相談をして下さい」と申し込みへのお勧めをするのですが、残念ながら私は正直なので「どうぞどうぞ」ということが出来ないのです。
私も法律家の弁護士先生とタッグマッチを組みますが、その先生は依頼を受けても決して安請け合いはしませんし、解決しますよ、みたいな口先だけの安心は与えてくれません
。
それどころか必ず言われる事は「出来るだけやってみましょう」という言葉です。
そしてあえて付け加えるなら「やってみないと分かりません」という事です。
これは不親切と言うか、一見冷たく思う言葉ですが、これが一番正直なところです。
やってみないと分からないけれど、やれることは全力でやる・・・これこそが誠実な言葉です。
多くの裁判や人間を見て来た弁護士先生だからこその言葉なのです。
世の中の事件や裁判を経験してきて、望んだ結果に必ずしもなるとは限らないという事を先生はご存じだからです。
皆さん、テレビのニュースなので、高等裁判所の前にアナウンサーが立ち、その後ろから駆け込んできたきた人が「勝訴」や「敗訴」「控訴」などの紙を掲げて、驚きや喜びの発表をされているのをご覧になった方はいると思います。
そして私達、一般人でも、世間の事件を見てその判決は不当だと感じる事件もよくあります。
聞く耳をふさぎたくなるような残忍な事件でも、意外と刑が軽かったり、誰が見ても極刑と思われる事件の判決が、そうではなかったりと、色んなどんでん返しがあります。
つまり世の中で我々がこれが常識的と思っても、最後まで結果は分からないし、最後まで見てみないと、結果は分からない。最後まで気が抜けないのが人生です。そのくらい物事は予想どうりには行きません。
だから、最初から、「これこれ、こんな風にしたら、上手く行きます」なんて事は言えません。
ましてや、私のするカウンセリングという仕事は、相談者は妻ですが、その背中の向こうには、その人の夫がいるのです。
その夫がどういう反応をしたり、或いは抵抗を示したりするかは分からない中で、「こんな風にしたらいいですよ」と言う風に一言で言える事はありません。
でも、相談者の中には、「1回のカウンセリングで解決しますか?」と相談前に問われる方がいます。
その場合は、先に書いたような「やってみないと分からない」という事ですが、いくら私でも不安を抱え初めてお電話をして下さった方にそんな冷たい事は言えないのです。
とは言え、その方が本気で取り組もうと考えられているか、どうかぐらいの事はチェックしています。
とにかく、お金の事ばかりをいう方は当方には向かないかも?遠慮願っています。
何故なら、まだお話もしてないとは言え、夫の不貞問題は、時として浮気相手に何らかの交渉をしないといけない場合もあり、弁護士の先生に繋ぐこともあります。
その場合は私からの紹介とは言え、若干の費用が法律面への依頼はお金がかかります。
中には事実関係を掴むために調査の必要性も説くので私のようなカウンセラーは相談料という事では済まないケースもあります。
この先、どうしても相談者が出費をしないといけないケースも少なくありません。
でもそれは出来るだけ負担が少なくなるように、そして私がこれまで培ってきた離婚回避に協力的な弁護士先生でないと意味がありません。
そういう先生を紹介できる方かどうか、実は私なりに推し量っています。
メールや申し込みフォームから直接相談を申し込んで下さる方は、それほど真剣な方だと捉えますが、
申し込む前に問い合わせと言う方がお電話を掛けて来られる方は、中にはその電話の中で、相談の内容を話されようとします。
それは電話の中でも簡単に答えて貰えないかというある意味、無料相談の様に捉えてらっしゃる方がいます。
以前は無料相談をしていた時期もありましたが、残念ながら無料相談は真剣な方は少なかったのです。
自分の人生ですから、どこでもいいからちょっとでも安く費用の掛からない方がいいと思われる気持ちは分りますが、こういう方はその先に有料の法律家に繋ぐことも出来ないのです。
私は問い合わせは全然OKです。
勿論、電話を掛けて来られる方の中には、コラムだけでは人柄は分からないから、信頼できるカウンセラーかどうか声を聞いて判断しようという方がいらっしゃることも事実です。
相談者もカウンセラーをオーディションされているのだと思いますが、それはカウンセラーも同じで
相互にそういう感触をお電話の中から推し量っているという事です。
私の1回の相談料は15000円から20000円です。
決して安いとは思っていません。でも貴女の大事な人生だからこそ真剣に相談に乗らせて頂く価格です。
相談者もご自身の美容のために、エステに行っても最低5000円程は掛かるでしょう。
中には教養を積むために習い事もしたら、7千円か8千円位は必要かもしれません。
それなのに、大事な人生の話なので相談料の負担は覚悟の表れと私は捉えています。
その料金を負担して下さる方には感謝の気持ちと、尊敬の気持ちで相談に乗らせて頂きます。
以前もある問い合わせの方に相談料金が高いと言われてしまいました。
私は、価値ある相談をお届けできるようにどういう考えを持っているかを、信頼をしてもらえるようにコラムで書いて頑張っていますが、高いと言われちゃうと、まだまだ私は勉強が足りないな、と反省をしました。
でも、そういう価格にしか目が行かない方は、私のような民間のカウンセラーはどうしても有料になってしまいますから、安価なところに引き寄せられてしまいます。
民間の所は営利目的とは言いませんが売り上げがないと事業を運営して行けません。そうなるとどこかで収益が出るようになっているという「奥」がありますから、逆に安価な相談料を歌っている所は、すぐさま高額商材に切り替えて来られます。
その為に入り口では門扉を広くするように「大丈夫です、解決しますよ」とセールスをされてしまいます。
そうなると気が付いたら結果的に、長い期間の高額なサポートプランを購入させられるという結果になります。
私は出来るだけ、1回の相談で、完全解決とまでは言いませんが、出口の方向性までを伝えます。
勿論話を伺った後で、思った以上の困難な場合は、宿題をいう課題を具体的にお伝えして、その宿題の結果をもう一度お聞きして解決の出口をナビゲーションします。
弁護士先生の言葉「やってみないと分からない」と同様、そのくらい私も聞いてみないと分からない、という事なのです。
だから民間のカウンセリングを受けるときは若干の費用の負担をしようという覚悟のある方でないと、安価なカウンセリングばかりを探すと、いざ相談を始めると高額商品を勧められるという落とし穴が待っています。
その意味で、相談料の負担をされたくない場合は、行政の企画する相談窓口などがいいかと思います。
そちらで完全に解決するとは私は分かりませんが、相談料が無料である為、期待に添えない事であっても
「損」はしないでしょう。
だから、もし相談料にも事欠く方は行政の相談に行って欲しいと思います。
現に私も結婚当時は生活は貧しく苦しかったです。私の美容の為になんてお金を使う余裕もなく、子供の為には出費はしましたがいくら悩んでも人生相談のような形のない物にお金を費やすことは出来ませんでした。
商売に長けているカウンセラーは、どんな相談者でもウェルカムです。入り口は安価でも、きっとその次には別のコースがあります。
もちろん私の所でも希望をされる方には、長い特別なサポートはありますが、これはマストではありません。
それより、私のモットーはできるだけ早く入り口を見せてあげたいので、1回でもそれを実感してもらえるカウンセリングを心がけています。気持ちのよくない仕事は、私も人間ですから気持ちがダウンします。私のようにこじんまりと一人でやっているカウンセラーは多くの相談は受け付けらない分、数少なくてもいいので相談者との共感性を大切にしています。
それだけに、素直に私を信じて下さる相談者と気持ちのいい仕事をしたいのです。
私に相談を寄せて下さった方は、相談の入り口で、ゴタゴタしない方ばかりで感謝しています。
逆に言えば、相談がスムーズに行えた方は、それだけ素直なので、問題解決も早いと感じています。
しかし、相談者の中には、とても結果を急いでらっしゃり、急いでいるが故に結果を早く求めるという方ほど、短気な性格があり「夫との夫婦関係改善ノウハウ」だけを求めがちです。
そういう方には夫と向き合う為のノウハウをお伝えしても、すぐに短気を起して、ノウハウを守れなくなるようです。
これでは、ノウハウだけを求めても何の役にも立ちません。
短気だからこそ、結果を求めたがり、尚かつ結果を保証してもらいたがる傾向があります。
「大丈夫ですよ」と私も言ってあげたい。
でも、大丈夫かどうかなんて、本人でも分からないし、ノウハウだけを求めても、それを敢行出来る自分かどうかは自分しか分からないのです。
これを読んで冷たく不親切だと感じられるなら謝ります。
しかしお商売上手なところの餌食になりやすい方は、言葉優しく安価で誘導されがちです。
相談内容も分からない段階で、出口の保証も求めるという事は無茶ぶりだと気付いて下さい。
安物買いの銭失いにならないでください。
人生ってそんなに甘くない。
まして、貴女の背中の向こう側に貴女の夫が居て、その夫がどういう考えを持っているかは分からないのです。
サイコロで言うとどんな目が出るか、未確認です。
世の中、分からないことだらけです。
何なら、自分の事もよく分からないのに、夫や、その浮気相手やと色んな人の織り成す関係性や浮気の度合いを聞いてみないと答えの保証なんてないのです。
日本は法治国家です。人と人とのジャッジは裁判と決着の仕方が認められていますがこれが最後の審判とされつつ、又ひっくり返されたりと、いろんな展開を見せます。
人生、何があるか分かりません。
まして他人に何かを保証してもらいたいという考えは甘えです。
今日のテーマは「出来ないハウツーを聞いても無駄」というのは ハウツーだけを聞いてもそれを実行できる自分かどうか、自分という人間を知る事から始まるという事です。
自動車学校の運転教則本を読んで、誰もが同じように安全運転できるとは限らないように、教則本は
貴女の性格に向けて書いてないのです。
だから 本は所詮「本」でしかなく、ハウツーは、基本の事しか言えません。
貴女に向けた貴女の為のハウツーにする為には、少し落ち着いた状況が必要かと思います。
そういう意味でハウツー本だけを求めても無駄だと思います。
本に書かれてないない事が自分の問題だという覚悟のある方なら、私は守ります!!
では今日はここまで。