パートナーとの心の交流を図る方法
前回に、浮気を繰り返す夫というタイトルの陰に、「夫に浮気を繰り返される妻」という隠れたタイトルがあると書きました。
これは結論から言いますと、夫からしたら騙しやすい妻という事です。
夫に不安から浮気の情報を問うとは、嘘を付かれてそれを信じ込む妻という事です。
それは何よりも、「言葉に真実を求める」という妻に多いタイプなのです。
言葉で問うと、答えてもらった言葉が真実になってしまいます。
だから、逆を言うと言葉を信じようとすると、夫は言葉を駆使して、妻が信じやすい言葉を選びます。
つまり、言葉で夫に真実を問う限り、その答えは、すでに妻の側に持っているのです。
何故なら、夫は妻の貴女が求めている答えを知っており、妻が喜ぶ答えを作文するのです。
だから、ある意味、妻が問えば、妻が喜ぶ答えを言うという事になります。
夫に裏切られた、嘘を付かれたと嘆く相談者は、夫が妻を傷つけない事を告げている事が多いのです。
それは、裏を返せば「妻が夫に嘘を付かせている」と言えるのです。
例えば、夫に、夫の浮気相手はどういう人?と問えば、こんな答えが返ってくることが多いのです。
この時、浮気相手とは夫は言わないでしょうし、又はそうは言っても深い仲ではないという事を言う時に下記の様な表現をします。
(浮気)相手は今、婚約中、または彼氏がいる・・・
相手はシングルマザーで3人の子供が居る
相手には夫が居て、子供もいる
相手は、僕よりも年上のおばさん
相手は、出会い系で知り合った
相手は。水商売、又は風俗
これらの事は、すべて「僕が本気になるはずがないだろ」と思わせる為の言葉です。
特に、この水商売や、風俗に対しては、その前に、予防線を張ってあり、風俗は苦手という前振りを夫がしている事も手伝って、妻も「なぁ~んだ、夫は風俗も嫌いだから、その人と浮気になる訳がない」という事になります。
男性もそこそこ常識のある紳士なら、風俗で勤める人の事は下には見ません。
何故なら、夫の処理できない性欲の相手をしてくれる人は、困った時を助けてくれた人なのですから、風俗の人にもある意味の感謝の気持ちを持っています。
だから結婚をしていて風俗に行く事は決して褒められたことではありませんが、その職業の人をけなすような事は言いにくいというのが男性です。それくらいの優しさを持っている人だから、貴女も夫を好きになったのではないですか?
昔は吉原のような遊郭に身を落とすのは親の借金のカタで・・・・という悲しい話もありました。
現代は色んな女性もいて、風俗に勤める人のタイプも多様化しています
でも、考えてみて下さい、
私達女性が、会った事もない初めての相手と、手を握るだけでも怖い物です。
変な話、お金を払えば何をしてもいいと思っているような野蛮な男性だって中にはいます。
中にはモテナイ君だっています。
女性にも相手にされない不潔な男性だっているのです。
仕事とは言え、そういう見も知らない男性と肌を重ねる仕事って私は同じ女性として、
本当に大変だろうな、と思います。それでも、その仕事を選ばないと生きていけない女性って私は同情します。そんな風に可哀そうな女性が、大半です。
誰も本当に好き好んでそんな仕事はしたく無いはずです。
現代は、もう少しポップな感じかもしれませんが、きっかけはホストに騙されて風俗で借金返しをするしかない人や、何かで躓いた人生の女性が選ぶ仕事なのです。
普通の生活をし、普通に教育を受け、雨風しのげる家で育った女性は、そういう職業を選びません。
何か事情があるのだろうな、と思うくらいでちょうどいい。
それなのに、そういう女性を、下に見る男性ってどうなのでしょうか?
貴女の夫はそんな冷たい人ですか?
これはそういう風に言うと、妻は「まさか、そんな人と」と思うだろうという事で言っているだけです。
言葉の意味を理解しないといけないのです。
夫を信じ、夫の言葉が情報の全てだと思うと、嘘を掴まされます。
夫を信じたい気持ちはよく分かります。
でも、今は、不倫がまだ続いているから相手の女性像をひどく言い、妻を遠ざけたいのです。
嘘を付くという事は、まあ家庭や家族を守りたい証拠。
つまり、家族に波風立てたくないから、嘘を付くのです。
だから、夫が多少嘘を言ったところで、不倫をしているという事は そういう事なのです。
でも、不倫が段々進化していくと、そちらの方を守りたいという気持ちになります。
そうなると、不倫相手の事を悪く言わなくなります。
そして不倫をしている事を隠さなくなります。
これは、家庭や妻よりも、浮気相手の方にシフトしていきつつあるという事です。
浮気を隠したり、嘘を付くことに疲れて来て、正直に話すようになります。
こうなるとご主人も、余裕がなくなり、気持ちはパンパンになっているので、それが破裂したら
家庭を捨てたりします。
これは、ご主人が、計画的に進めているというより、ある日突然、風船が破裂するように、急に壊れます。
だから、ご主人が嘘を付いている内は、まだ少し余裕があるという事です。
しかし、逆に、嘘も言わなくなったら、もうどうでもよくなっている状態ですから、あまり問い詰めないで下さい。
以前の、相談事例で、夫の浮気を妻の実家に話し、夫の年老いた親にも話したという妻がいました。
妻が苦しさのあまり、親に救いを求めたという気持ちはよく分かります。
でも、ここまで追い詰めてしまうと、そこから夫は逃げ出したくなるのです。
自分の親にまで話されてしまうと、夫ももうヤケクソになってしまいます。
貴女は親を官軍の様に味方に付けたつもりでも、夫の母親は、そこまでする嫁の貴女に良い感情を持ちません
そういう意味で、親や、何なら子供にまで話すという事は夫にすれば、居場所を本当の意味で失います。 夫も「もうどうでもいいや」と破滅の一途をたどります。
だからお願いですから、夫の年老いた親には夫の浮気を言わないでおいて下さい。
そうして、夫は自分の親に心配は掛けないように、気を使ってくれた妻には、感謝という愛情を残してくれます。
それを全て、腹が立つからと言って、全てぶちまけると、夫も全てを捨てようという気持ちになってしまいます。
年老いた親は、自分の息子である貴女の夫の浮気を制する力はありません。
何なら、昔の人間ですから、息子が浮気をするのは嫁のせいというくらいの事を思っています。
だから、表面的には嫁の味方をしてくれたように見せて、義理の両親は妻の貴女にも愛想を尽かします。
そういう意味で、貴女は外堀を固めたつもりでも、本当は、鉄の要塞の中で一人ぼっちになってしまいます。
どうか、これから結婚もしようという子供達にも、父親である貴女の夫の過ちを話さないでください。
貴女がいくら腹が立っても子供達には、大好きなお父さんなのですから、どうか子供が嫌いにならないように、守ってあげて下さい。
貴女が一人で抱えるには、大変な事は分かりますが、どうかぶち壊す事だけは避けましょうね。
という事で、今日はここまで。