浜ちゃんの浮気に見る別れの潮時
私は、実は私的な家族の事を相談するのに、公的な機関を利用する事には以前から疑問を抱いています。
例えば離婚の事を考えて、地域や行政の行う法律相談会などは、法律家が担当して下さっているとは言え、
本当の敏腕な弁護士や司法書士が、相談窓口を担当する事はまず無いのです。
では法律の事をダイレクトに相談したいからと言って、無料の法テラスに申し込んでも、まずは予約が必要で、コロナ前だったら、1か月待ちという事もありました。
でもそれ以上に法テラスの相談を担当するのに、腕利きの弁護士というよりかは、弁護士登録をして年数が浅い人や、集客がままならない人が多いように思えます。中には奉仕精神でそういう窓口を担当されるありがたい先生はいらっしゃいますが、弁護士として多忙であれば、中々法テラスの当番を引き受ける事は不可能なのです。
余談ですが私は13年前に消費者センターの相談員の勉強をし、その資格を持っています。
しかし、実際の私の事業である夫婦問題カウンセラーとしての仕事が多忙で、消費者センターの相談員としてなどの窓口を担当したのはたった2日間だけです。そういう意味で、資格はもっていても実務経験はないし、今後も引き受ける事はないでしょう。そういう意味で、仕事を求めているなら役所で働いたり、窓口を担当したでしょうけれど、あいにく私は自身の事業があって、要請があっても引き受けられなかったのです。
しかし、それ以上に消費者問題の相談窓口の経験が浅く、正直言って自信がないのが本当の理由だと自覚しております。
そういう事で、私は自分の専門外の事は、やはり専門家に相談するのがベストと考えています。
実は、これまでに相談者の夫婦問題以外の法律問題を相談される事があり相談者と共に法テラスに付き添う事がありました。(心細いという若い相談者の付き添いですが)
そこで驚いたのは担当された先生の机の上には六法全書は置いてあっても世間的な知識は私の方が上でした。
うぬぼれではないのですが、年齢も人生経験も私の方が豊富だったという事に過ぎませんが私が一番弁護士先生に求めるのは、経験だと思っています。
弁護士さんになるには司法試験に受かっていている事が必須条件ですから、どの先生も基本のスタートは同じはずなのに、売れっ子弁護士と、そうでない弁護士の境目は、やはり経験則と思っています。
弁護士として腕がいいかどうかはの判断は、例えば大きな裁判で勝訴したとか、難解な裁判を多く経験した先生は、それなりの自信や、色んな解決策を持っています。
それに比べ、もし、司法試験に一発合格したとしても、恐らく20代の半ばです。ですので、30代前半の弁護士先生は、まだまだ経験の浅い若造なのです(失礼!)
一般的に弁護士経験豊富な先生はすでに、顧客を持っていますし、集客方法も確立しています。
そういう意味で多忙になさっているので、法テラスなどの当番は引き受けたくても、その時間がないというのが実情です。
と、いう事で、全く弁護士の探し方が分からないとかいう場合は法テラスをきっかけに担当弁護士の紹介窓口にはなると思います。
つまり、日本一の敏腕弁護士と呼ばれている弘中先生や、弁護士に戻った橋本徹先生は、法テラスにはいないという事です。
そういうことを踏まえて、特別困難な相談でなければ、法テラスもいいかもしれませんが 私が問題に思っているのは、当然、土日はやってないという事です。
少し話は変わりますが、子供の問題を相談する児童相談所も公的機関なので相談時間は平日の9時から17時です。
でも事件はたいてい夜中に起きたり、休日の家族が家にいる時間帯に起きます。
以前、ある相談者が内縁の夫が相談者の連れ子に暴力を振るうという事を相談に行ったら金曜日の夕刻だったので、「また休日明けに来てください」と言われて帰宅し結局暴力事件は休日の間に起きました。
私が思うのは、色んな相談事は、日曜祝日だからと言ってストップしないという事です。。
だから、私等はLINEや電話で、連絡は取れるようにしています。
テレビドラマの踊る大捜査線じゃないけれど、「事件は現場で起きている」のです。
日曜祭日に、問い合わせも出来ないのは弁護士も同じで、何か問いたいとこがあっても、週明けまで待たないといけないという時間のロスが生じます。
私への相談事はなるべく日を空けず応えるようにしていますので、ここが法律家との違いだと思っています。
少し話が反れますが、少し前に甥っ子の2人いる事を知った上で、家を放火したという叔父がいましたね。
この叔父さんの事を、役所も相談を受けていたそうです。その事が功を奏したら、今回のような悲しい事件は起きなかったと思いますが、私はこのような幼い子供を、大人の勝手な思いで殺めるという事件には吐き気を覚えます。
どういう事情があったにせよ、自分の勝手な考えで、幼い命を奪うというような事はあっては、ならないと思っています。
自分勝手という軽い言葉では納得できない叔父の感覚は許せません。
前置きが長くなりましたが、この自分勝手と言う話を夫婦の問題になぞらえて話して行こうと思います。
自分では伴侶の為を思って、という事であっても、その伴侶がそれを受け入れてないなら、それはいくら相手を思っての事と言っても、そこは少し考え直してみては、と思います。
実は 私もこの年になって分かる事がありますが、子育てをしていた時に、食事のメニューの好き嫌いを子供が言う事はあります。
例えばピーマンが嫌いと言う子供にとって、身体にイイからと言ってピーマンの肉詰めを出したところで子供にとっては、所詮ピーマンなのです。
嫌がるピーマンを、栄養の為と言っても、嫌な物は嫌としか思わないのです。
それなら、ピーマンを無理くり、食べさせる事より、ピーマンの持つ栄養素と同じものを見つけてきて
その代用品として、出せばいいと思うのです。
食のメニューはいくらでも変更が効きます。それにぴったりの物がなくても、概ね近い物にすればいいのです。家族大勢の献立は大変だろうし、その子だけのメニューは大変ですが、頑なにピーマンを拒む子供の精神状態を無視してまで、ピーマンを食べさせなくてもいいと私は思っています。
それよりか、そのピーマンしかないと思う母親の頑固さの方も、子供の頑固と同じような物です。
最近はクックパッドで、色んなレシピがありますから、是非工夫をしてみて下さい。何と言っても喜んで食べてくれることが、身体の栄養以上に、精神的栄養になりますから。
大人の場合は、好き嫌いを矯正するのは中々困難です。特に夫の場合は好き嫌いは確率しているので、若干その人の人生を物語る部分もあり、簡単に妻が、身体にイイと言っても、夫は渋々受け入れるだけで、喜んではいないのです。
と、いう事は食事メニューだけで完結させる事は難しく、他の事で総合的に、上手くやるしかないのです。
本当は健康の為というのであれば、ある栄養素を取る必要があれば、分からないように、混ぜ込むとか忍び込ませるという工夫が必要ですが、大人の場合はたいてい、これは食べない方がいいとか、塩分や脂分を引くというような引き算が多いのです。
その上で出汁を利かせたり、薬味で香り付けをしたりという工夫をしましょうというのが今の流行りです。でも、私の所に相談に来る妻は、夫の不倫に悩む方が多いので、本当の意味で夫の健康の為に工夫や努力をしようという気力がありません。
そこが本当の問題であって、恐らく夫に対しての愛情が失せているという事で、料理云々の話ではないという部分ですね。
と、いう事で、やはり何よりも優先すべきは夫の浮気を一日も早く解決するべきと言う所に話は戻るのです。
夫の浮気をしっかり確信が得られたらその浮気相手を見定め、浮気の終結へのアクションを起こす。
又はアクションは起こさずとも、その事をどういう風に捉えていくかを、決めなくてはいけません。
この方針が決まらない限りいつまで経っても、悩みだけが続いていきます。
その悩みのるつぼに陥らない事が、夫婦が長持ちする一歩目になりますので、夫を憎んだり、夫と言い争ったりだけの不毛なやり取りから脱却する事が必要だと私は思います。
頭を切り替えて、悩みを持ち続けず、解決をしよう、という勇気をもって下さいね。
話は少し反れましたが、今日のタイトルは 家族相談で公的機関を利用する秘訣 です。
そのタイトルの答えは、家庭問題の事で公的機関を相談するか否かの判断は、法律相談などは、特にその窓口の特性を知る事が第一歩ですが、弁護士相談は法的な相談をするという意味を知りましょう。
問題の内容によっては、児童相談所がいい場合もあります。
弁護士先生の役割は、法の下で、合法的なジャッジをする事です。ジャッジと言う限り勝つ必要があります。
相談者は一般的な法的知識を得たいというなら、行政相談や、法テラスで充分だと思います。
しかし、相談側に立って、相談者と夫側との交渉事を相談者が有利にならないといけないのです。
その為には、相談者は夫と一緒に住んでいる限り、日々色んな問題が起き、弁護士に依頼している問題に関わる問題が起きた場合、相談機関の指定する時間帯以外で、相談できないというのは不便ですから、大事な相談をしたい場合は、きちんと、弁護士との契約をし、少しの時間枠を超えて相談を出来る関係を結んでおくのが大事かと思います。
少し分かりにくいかもしれませんが、企業が顧問弁護士を置く理由として、代表者の社長が顧問弁護士の先生と連絡をするのが 必ずしも 平日の9時から17時に限っているとは思えません。
つまり、顧問という関係で、何かあったら、速やかに電話くらいは出来る関係性を築いています。
そういう事で、何か困った事が起きた場合、一般の場合も同じで、弁護士さんと個別の契約をきちんと結んでおけば、夜や休日でも多少の融通は聞き、対応をしてくれます
それなのに、相談事があっても 相談したという事だけでの縁であれば、週明けを待たないと問い合わせも出来ませんし、メールで問うていても返答はやはり平日の9時から17時になります。もっと言えば何度も無料相談は受けてもらえない事もあるので、夫や浮気相手との交渉をしたい場合は、参考意見を聞くという事ではなく、弁護士先生と顧問契約を結んでおくことが大事と思います。
無料相談は、所詮無料相談に過ぎません。
行政や公的機関のする無料相談は、ある意味、軽微な相談と言うか、知識を得たいという方には向くと思います。しかし反面現時点の問題が固定した内容ではなく、日々質問が起きてくるような問題ならば、それは個別に対応してもらうために、弁護士さんと契約をしておくことが解決に繋がります。
やはり貴女の為を思って、常にとまでは行かなくても貴女の不安に、寄り添ってもらう関係つくりをするには契約を結んで、対応してもらうようにしておけば、多少の時間外でも対応してくれると思うのです。
最近はオンライン相談なども多く、日常の相談事が無料で出来るサイトは多々あります。でもそれは軽微な相談までという事で、複数回に渡る相談は、有料相談に切り替えるように勧めてくるのが通常です。
また回答者側からすれば無料とはいえ何度も相談をしてくる人は、本気じゃないと思う傾向があります。
嫌な言い方をすれば回答者は相談の中身よりもと言えば語弊がありますが、「無料だからイイ」と思っている相談者か、否かという相談者の姿勢を見ています。
そういう意味で、色んな事で秤にかけられているという事がありますから、行政の窓口にしろ、法テラスにしろ、自分が相談したい事が、9時から17時で起きる問題で、変化のない固定した内容なのかを見極める必要があります。
それが判れば、自身の相談すべき場所が、公的機関なのか、または弁護士先生の個別事務所なのかを選ぶ事が大事ですね。
では今日はここまで。