夫の本音を知るには
これまでも何度か書いてきた事ですが、男性は最初から家庭を壊そうと思って浮気はしません。
これは100%断言してもいいくらいです。
出来れば遊びのままで、バレずに行くことを望んでいます。
よく浮気が妻にバレて「これからどうするつもり?」と聞かれて、夫の答えはたいてい「自分でもこれからの事は何も考えられない」と答えを濁す人が会います。実際、夫に問いただすとあいまいな答えしか返ってきません。
これはある意味真実です。
ここが妻と夫の考えと違う所です。つまり浮気をしていて、それが妻にバレたら妻は当然、浮気は止めると言ってくれると思っています。
でも当の本人の夫は、浮気がバレてしまったから、私、知ってるわよ、と妻から聞かされた時は頭の中は真っ白になっています。
そこで、あいまいな答えを言ってしまうのですが、妻からしたら、浮気はしていいはずもなく、妻にバレたら謝罪をし、即刻浮気を止めるという事の一択しかないと思っています。
でも、浮気がよくない事なんて、世の中の男性の殆どは知っています。しかし、良くない事でもブレーキの掛からない時はあるし、悪く言えば良くない事と知りつつ浮気をするから、そのドキドキハラハラが刺激になるのです。
こんな風に言うと、村越はまるで浮気する夫を許しているように感じられ、腹が立つかもしれませんが、そうではありません。
浮気をする夫の心理状態は、この20年に渡る相談業の中で見聞きして来た事をお伝えしているだけなのです。
そういう事で、今日、お伝えしたい事は、ご主人のタイプを見れば、私はだいたいその浮気が本気か遊びかくらいは分かるようになってきました。
中には、本気だけれども、諸般の事情で、絶対に離婚はしないと決意して浮気をしている男性もいますが、たいていの場合は妻にはバレないように
やろうと思ってますし、万一バレた時の頭の中は、どうやったら、これからもバレずに浮気を続けられるか、という事を考えています。
また浮気相手のタイプによっては、相手も既婚者であれば、その浮気相手の家庭を壊す事をしたら、その火の粉が自分の方に飛んでくるのもわかるから、自分の妻の行動を、制限しようとします。
こうなると、妻に取っては、浮気相手と妻の私とどっちが大事なの?と聞きたくなるでしょうけれど、そんなことは比べられる物でもありません。
でも、あえて言うならば、浮気相手の方が大事という事に対し、自分の方はいうと、妻が大事というよりも家庭が大事と思っています。
だから、私は多くの相談者には、離婚の心配がないと伝えています。
何故ならほとんどの夫は、家庭を捨ててまでの浮気をしようとは思っていません。
そしてある意味自分の妻の事は夫である自分が一番よく知っているから、妻をなだめる手立ては持っているのです。
どんなふうに言えば自分の妻が夫の事を信じるかくらいは知っているので、自分の妻には浮気の相手との事をどうするの?と聞かれても
別れるというくらいで、言葉多くは語りません。
しかし、浮気相手には、つなぎとめておく必要があるのと、これまで自分は妻とは離婚寸前だというような嘘を付いている為、それが浮気相手にバレると浮気相手が愛想をつかすと、この浮気は終わってしまうのです。
まして、雑な事をしていると、妻が浮気相手の家庭にでも押し掛けでもしたら、大変な事になるので、たいていの男性は、万一の事を考えて浮気相手には、妻にバレた事を比較的正直に言います。
そうして、これまでどうりに無防備に会うのは危険だと言い、二人の連絡方法や、会う周期をグッと減らします。
そうしてほとぼりの冷めるのを待つ訳なのです。
つまり、浮気相手には、とても丁寧に今後の対策を話し、出来るだけお互いの家庭にバレずに続けようとするのです。
これらの事から、浮気がバレた、イコール浮気相手と別れるというのは、妻の勝手な思い込みで、夫の頭の中は妻にバレた、さてこれからはどうやってバレないように、浮気相手と逢えるかな、という事を一生懸命に考えます。
それが妻に浮気がバレた時に夫の言葉「これから、どうなるか分からない」という事です。
この時にとっさに浮気相手とは、とっくの昔の事だと言ってみたり、または「浮気相手と別れる」とすぐに言ったりするのであればそれはある意味、鵜浮気の常習犯でしょうということになります。
と、いう事で、この程度の浮気であれば離婚にまでは発展しませんが、それをいいことに、妻が夫の行動を、ずっと責め続けたり、過度な詮索ばかりを
すると、夫側も嫌気がさし、離婚へと進む事もあり得ます。
では自分の夫が本気で離婚を考えているか、否かのボーダーラインは、どこらへんかの判断をするのに一つ参考になる事をお教えします。
それは妻に対して未来を見せないという事であれば もしかしたら夫側も離婚を具体的に考えているという事が言えます。
夫と妻とが離れていく理由の一つに、同じ方向性を向けないという事を時々お聞きしますが、それは具体的に言うと、やはり生活にまつわる事です。
例えば、孫がいて、その孫の七五三や、サッカーの試合だと、老夫婦で楽しみにしているなら、恐らく離婚にはなりません。
しかし、反面、夫と妻とが共通で楽しみにしている事がなくて、将来の楽しみが夫婦には存在しないとなると、それは離婚の危険性も出てきます。
その事が顕著に分かる事は、やはり家とか経済的な事になります。
例えば定年退職をしたら、都会を離れ田舎暮らしをしようとか、今の内から、畑を借りで、夫婦が野菜を育てているととか、夫婦が共通の趣味でもあればまだ呼吸も合うでしょうけれど、夫婦の将来の目標というか足並みが揃ってない場合は、ちょっと厳しくなります。
その事の顕著な例としては仕事の事です。
一家の大黒柱である夫が、この先年金だけではやっていけないとなると、定年を過ぎても何らかの仕事に就かないといけません。
その時、妻を安心させるために嘘でも「年金と合わせたら、何とか生活して行けるから心配しなくていい」と妻を安心させます。
でも、日頃から夫婦仲がしっくりいってないとなると、この先収入が減ったら妻に何と言われるか分からないとなって、そんなことならいっそ、妻に責められなくても済む方の選択をするようになります。
そんな時の夫の言葉はと言うと、「この先収入も減りどうなるか分からない」と言葉を濁します。
こういう時は、妻を安心させてあげようという気持ちはなく、妻に答えを聞いているというような物なのです。
少し、飛躍した例えですが、夫は、妻から嫌われようとしたがります。
そんな時、将来に向けてしっかり貯金をしているから、とも言わず、妻を不安に陥れるような発言をします。
つまりこんな時は、夫の心の中では、将来性のない夫の僕にしがみつかないで、どうぞ、そちらから離れて行ってください、とばかりに妻には将来に期待を寄せて貰っては困るという事が見て取れます。
何なら、こんなお金も貯金もない夫に、いつまでもしがみついてないで、妻から夫に対して、見切りをつけて下さいな、という事を言われています。
要するに夫から離婚を言い出したら、それなりのお金は払わないといけなくなるいうことですよ。
だからベストなのは妻から離婚を言い出して欲しいという事になります。
そこで、妻の弁護士とご主人の弁護士と結託して、妻から離婚を言い出さないと事が始まりません。
と。言う事で、妻の要望もさることながら、夫が離婚をしようとなると、妻が金銭的な期待も持てないとばかりに妻から要望してくれるのが一番効果的なのです。
もう少し、かみ砕いていうと、夫の将来に期待を持たせないような発言をするという事です。
今後、暮らしはどうなるか、分からない。
仕事も安定するかどうかわからないというような事を言い出すと、それは夫の今後に妻が期待を抱かせないようにするための工作だと思ってもいいのです。つまり、夫も一人分は何とかなりけれど、二人で暮らすには充分な収入はないという場合は、妻から期待されないようにする為です。
そうして妻から、音を上げるというか、夫の将来に期待を抱かせないようにして、妻の方から離婚を言わせようとする場合は、そういう事を言います。
だから、離婚と直接宣言されなくても、こうして遠回しに離婚を選ぶように、運ばれるという事がありますので、こうした場合は、夫の口車に騙されないようにしないといけません。
その為の一番いい方法が、手鍋下げても・・・・です。
最近の若いカップルは、夫に養ってもらおうなんて思っていません
夫婦で共働きをして、一緒に経済的に豊かになろうとしています。
もっと昔で言うと、好きになった男性と一緒になりたい時は、女性から「手鍋下げても」と押し掛けたものです。
こんな風に、夫も色んな社会の影響を受け、仕事もままならないと弱気になっている時は、べったり依存するだけの妻であれば、夫も不安なのです。
だから、嘘でも、「私も一緒に働けば何とかなるわよ」と夫を励ましてあげて欲しいのです。
今の社会は、終身雇用も無くなり、安泰なんて世の中ではないのです。
そんな時に、一番小さな協力の単位は夫婦なのですから、妻も時には「私も一緒に働くわ」と二人三脚を言ってあげて欲しいのです。
それが言えないようでは、夫からしたら、二重に肩に重しが乗るようになるので、それならいっそ楽になりたいという弱音を吐きます。
だから、「俺には何もない」という事を言い、自分への期待を持たれないようにします。
つまり、フラれる前にフル、ではないですが、自分が別れを言う時にワザワザ悪者にならなくても、相手が自分から離れるように仕向けるのです。
これが、若干卑怯ではありますが、誰も傷つかない離婚の宣言になります。
妻が離婚を選んだという事で、夫の荷が下せるという意味です。
こんな事を夫から言われるのは、あまりにも夫婦としては水臭いと思うのです。
どうか、本当に妻の貴女が離婚をしたく無いなら、夫が経済的な事を言って離婚と言ってもどうか、妻の貴女も働くと言ってみて下さい。
相する事が離婚への防波堤になりますから。
今日はここまで。