タイプ別、夫の操縦法

村越真里子

村越真里子

テーマ:夫婦関係修復について

世間には、色んな人がいるよね~と、口では簡単に言います。
では、自分の夫が、色んな人の、どのタイプに当たるか、というのを真剣に考えた事がありますか?

それは タイプを先に見定める・・・なんてことは 一般の主婦には出来ません。
何故なら、タイプ別分類と言っても、どんなタイプがあるかという、分類ボックスがある訳ではないからです。

でも、ざっくりとしたタイプは、妻にも分かりますので、簡単なタイプ別判断の仕方を学んでいきましょう。

例えは、生活費一つとっても、夫婦が共働きの場合、それぞれのお金や貯金をそれぞれが管理していて、生活費として互いに、いくらかを負担し合うという共同生活型。
この共同生活、つまりディンクスカップルの一種ですが、夫側が住宅ローンや、家族の保険、子供の教育費、光熱費を負担し、妻が、食費や雑費というのを負担している場合。
この場合は、夫が一家の大黒柱というタイプです。
所謂、昔気質というか、家族を養おうという責任感のある人です。

それに対し、妻との収入の差が多少あっても、ほぼ同額を夫婦で負担し合う形をとっているのは、まさに、夫婦の責任分担は、五分五分と考えるタイプです

また、最近は少なくなりましたが、妻が専業主婦タイプ これが全面的に夫が生活費を稼いでくるので、ある意味では、昭和の男子かもしれまんが、夫の職業にもよります。
例えば、建設業などで、夫の朝が早く、洗濯物も多い大工さん等は、妻のサポートが重要です。
それに比べ、サラリーマンの様な事務職であれば、それでいて、妻が専業主婦の場合、夫のお小遣い制で、生活費も妻が管理という事になれば、
完全に夫は、完全に妻のお尻に敷かれるというような、一見、かかあ天下の様な立ち位置になります。

このどれが正しいとか、時代に合ってる、合ってないというつもりはありません。
夫婦の互いのタイプや、職業によって、色々あって構わないし、これこそ、色々あるという事の表れです。

A 夫婦の生活費折半タイプ
B 夫が生活費の大きい物を負担する
C 妻が専業主婦で、夫が生活費の管理をする
D 妻が専業主婦で、生活費の管理を妻がする

つまり、この生活費の事だけで言っても、4つくらいの分類が出来ます。

ここの子供がいるか、いないか、又は子供の年齢がいくつか人数は何人か、などの条件が加わり、家事分担や育児という制度も加わります。

当然子供の人数が多くて、幼い場合は夫の協力なく、家庭を運営して行くことは出来ません。
それが、もし、妻が専業主婦である場合、妻の負担が大きくなるけれど、妻にはその考えがなく、専業主婦であろうが、働いていようが
家事や育児は夫と共同で・・・と考えると、夫の職業にもよりますが、中々協力を得られない場合は、妻の不満は増大になります。

また逆に、夫が火事は全くできない人もいます。
そういう人に、家事分担の役割を望むと、当然夫婦喧嘩が絶えなくなります。

このように、家事一つとっても、家庭が円満に運ぶための物が、逆に夫婦の考えが合わないと、家事という共同作業が、災いの元凶になる事だってあるのです。

では、自分の夫がどういうタイプかと見定めるには その夫のお母様のタイプも関与してきます。
ま、妻が全部家事をするのは珍しくなかった昔、それを見て育った息子の場合は、「母は大変だなあ」と思って育つ人もいれば「妻が家事をするのが当たり前」と思って育つ人もいます。
ここでも、色んなタイプに細分化されていくので、「私の夫はAとかB」と言うように単純に決められないのです。

もう少し言うと、夫や家族とスーパーに買い物に行くと、途端に夫の口調がキツクなる経験をしたことはありませんか?
それは、妻が、大きな荷物持ちや、車に乗せて行ってもらうために、夫と一緒に来ていますが、夫がスーパーでの買い物を好んでいるかどうかを考えた事はありますか?

「そんなの好き嫌いではなく必要だから、一緒に来ているのよ」と思うかもしれませんが、そこなのです

夫がもし、本当はスーパーでの買い物を好まない人だったら、同行するのが当たり前と考える妻とは、喧嘩をしがちになります。
時々、スーパーの中で、夫の口調が厳しくて、喧嘩の一歩手前をいう夫婦を見かけます。

これは、夫が買い物が嫌いなのです。それが許されるかどうかは別として、スーパーに付いてくるより、家でビールを飲んでいたい人なのです。

しかし、そういう夫に反し、妻の方が、今夜の献立てでも、何でも夫に聞いて作りたいタイプの場合は、買い物に同行させて、「今夜何が食べたい?」と聞きながら、買い物をしたいのだけど、渋々ついて来た夫は、スーパーでイラつき始めます。

それに比べ、夫が買い物好きと言う人もいます。
またもっと違うタイプは、夫がケチで、妻の買い物を監視する意味で、買い物に付いてくるという事もあります。

ね?買い物一つとっても、これだけ、色んなタイプが浮かんできます。
ですから、例えば、「夫の浮気について教えて下さい」と聞かれても、その前に、その夫を形成するタイプという見定めが必要で、浮気という外に出た状態だけを見て判断する事は出来ません。

そういう意味で、まず自分の夫が日頃から、家庭にどの程度関わってきていたか、それくらいは理解した上で、その人格の上に、浮気問題が発生しています。
浮気する前は、家族にも優しく、子煩悩だったという人が急に人が変わったように家族には見向きもしなくなる人もいます。
反面、浮気をしている最中でも、妻には相変わらず、優しく、子供達への態度も変わらなかった人もいます。

それを家事を手伝わなくなったからと言って、家事分担の事だけで喧嘩をしたりしていると、本当に考えないといけない問題が、ほったらかしになります。

浮気問題を解決して、元どうりの夫婦になりたいという妻が多くいますが、元どうりの夫婦は、仲が良かったですか?
浮気が無い時代は、家事を手伝ってくれていましたか?

要するに、元どうりとは、以前は上手く行っていたという事が必要ですが、以前から家事分担を巡ってよく、揉めていたという夫婦ならば、浮気問題が解決しても、その前の段階に戻るだけです。
何なら、浮気に走る原因の一つは、夫婦が冷めていたから、という事であれば、浮気問題を片付けた所で、夫婦が冷めていた状態の所に戻るのです。
でも、だからと言って、これまでを振り返り、家事分担の事で揉める事が多かったから、今から家事分担を夫の任を外してあげた所で、
浮気を止めるかと言うのは別問題です。

と、いう事で、夫婦の「これまで」が浮気問題解決の鍵になる事は確かです。
こうして、浮気相手に慰謝料を請求して、それで終わりかと言うとそうではありませんので、浮気問題を終わらせる為には、
そして、夫婦がこの先、円満に暮らせるように、浮気問題を考えていかないといけません。

貴女の夫が、生活費に対してどういう考えがあるのか
家事分担に関してどういう向き合いをしているのか
妻が、マウントを取りたがるタイプか
夫が亭主関白だけど、生活費は入れないとか・・・
色んな事を総合的に判断して、やっと、タイプが決められます。
そして、そのタイプに応じた解決策を組み立てる必要があります。

本来なら、ここで、Aタイプには こんな対策を・・・・
Bタイプには、こういう風にしてください、と言う風に、答えを出せたらいいのですが、
一言でタイプを決めるにも、本当に簡単ではありません。

しかし、だからと言って、ざっくりと、いう事では解決しないのが、この問題です。
そういうことで、これらの解決策は、オンラインではなく膝を突き合わせて考える必要がありますから、
今は、少し、様子を見るという事です。
コロナ禍だから、浮気をしなくなったのではない。
コロナだから、おとなしくしているだけで、怖いのは、コロナが解除された後です
この準備の為に、今から、見定めて行かねばなりません。
今の夫は、浮気を止めたのではなく、「簡単に以前のように、デート出来ない」という事です。
だから、今、何も起きていない段階で、妻の方は、準備を進める必要がありますね。
そういう相談には、乗らせていただきます。
遠慮せず、ご相談下さい
では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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