夫の事を知っていますか?
今日、ネットで書かれてあった記事に目が留まりました。
婚約中のカップルの話題ですが、彼女の実家の事情が書かれてあり、その事に対しての、彼氏の考え方について、彼女としてはこのまま、結婚してもいいのかと疑問を問いかけているという投稿でした。
ちょっと、お手数ですが下記に載せますので、参考までにお読みください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4adb27f5c864389167b6b3400784e8f6f8fe0d05
この問題を読んで、誰が・・・どっちが正しいかと、問いたいのではないのです。
若くて、結婚間近なカップルには重大な問題であるとは思います。
しかし 私が思うのは、そういう事ではなく、これからの投稿を読んで、今、自分の問題に照らし合わせて、どう考えるか?これが分からないと、今、夫の浮気問題の本質は理解できません。
と、いう事で、上記の記事を題材に、説明を進めて行こうと思います。
では何が、問題かと言うと、彼女のご実家の親御さんの仕事が、コロナの影響を受け、不安定だという事です。
今彼女も、家に収入の何割かを入れていて、家族と共に生活しています。
ただ、今後彼女が結婚をすれば、その生活費も入れる事が出来なくなるので、実家としては、それでは、困るという事なのです。彼も、ざっくりと言うと、この先の生活の事を考えると彼女の実家も困窮するから、同じ生活費を費やすなら、
皆で一緒に住んだ方が、家賃分だけでも、暮らしが楽になる・・・・
しかし、彼の方が、この事に賛成をしてくれないので、このまま、彼と結婚しても良いのだろうか?
という事で、新婚生活をスタートする事にためらいがある、という事が相談の主訴です。
そして、自分の親のこうした希望を叶えてくれない彼は冷たい人間なのだろうか、というのが悩みの様です。
これをお読みなっている方は もうお分かりだと思うのですが、彼女の実家の親御さんの要望が、変ですよね。
そしてその親御さんまで、彼の事を「なんていう奴だ」となって、彼の人間性を疑うという事まで言うのです。
いやいやいや…・親ならば娘の結婚に水をさすなヨ、と言いたいです。
でも投稿者の彼女にとっては、親のいう事が「常識」なっているのです。
その親に育てられた彼女もまた、ある意味常識の線が違ってしまった犠牲者です。
ここでちょっと、話が飛びますが、私の友人、Uさんの事を思い出しました。
このUさんのご実家は、ある宗教の熱心な信者でした。
その親に育てられ、その宗教の考え方が不通だと考え、成長しました。
そして社会人になって、結婚をして、その後、私と職場で知り合いました。
Uさんは、私からすると、時々変な考え方をするなあ~と感じる面があり、それが何故かは
長い間、分かりませんでしたが ある時期、地方選挙がありました。
その時に、ある政党を私に熱心に勧めてきたので、私は彼女がある宗教の熱心な信者だと分かりました。
そして、時々、何か特別な、私からすると、変わった考え方をするなという事の意味が分かったのは、その宗教の中での教えを私に話している事だったのです。
要は 無宗教の私にはとても特徴のある考え方でした。
でも、彼女はその宗教を熱心に信心する一家の下で育ち、それが彼女の普通になっている事に何も、疑問を抱かなかったのです。
ま、無信心者の私の考えが正しいか、は別として、彼女は自分と、親のいう事の世界しか知らない人だったのです。
今日の、コラムのテーマを読んで、ふとUさんの事を思い出したのは、この投稿者の彼女は、困っている人間同士は助け合わなくてはいけない、という事ですから、それは、間違ってはいないと思います。
しかし、それらは、色んな背景や条件で構成され、困っているからと言っても、そもそも助け合わないといけないか、という事に気付かないのです。
親が困っていたら、子供は助け合う・・・・・これが家族だ、という事は間違ってはいないかもしれませんが
これから、彼女は結婚して、家族を作って、自分も子供を産み、家庭を営んでいくのです。
今の時代は、若い人に限らず、暮らしは大変です。自分勝手かもしれませんが、自分たちの生活で精一杯です。
もし、これから、暮らしに困っても、親が困窮していたら、親にすがる事も出来ません。
そしてその逆も言える事で、親からしても言える事は、親が自分たちの暮らしだけでもアップアップしているので
もし、娘が何等か、生活に困窮しても、娘の生活までも助けてあげる力はないのです。
そういう風に考えると、家族が助け合うというのは、お互いに余力があればいいけれど、余裕のない者同士は助け合う事なんてできないのです。
特に、これから結婚しようという若い人たちが生活に余裕があるはずがない。
と、いう事は お互いに助け合える者同士ではないという事です。
だから、これから結婚する娘の生活と、実家の親の生活を一緒にまとめたら、色々合理的だろうという考えですが、
これはもう彼女の親が間違っています。
彼女の新たな結婚生活を、応援してやれないなら、せめて、邪魔だけでもしたらいけないと思うのです。
つまり助け合えない者同士は、邪魔くらいはせずに、送り出してあげるのが、せめてもの親の愛情だという事です。
でもこの投稿者の彼女は、家族は助け合うものと言う教育を受けて育ち、本質を学んでないのです。
普通、これから結婚する娘と同居したい、なんて、娘の人生の邪魔をしてはいけません。
いくら親が生活苦しくっても、親は、歯を食いしばっても、娘をあてにしてはいけないのです。
もちろん、時と場合によっては、必要な事もあります。
誰かが病気になったり、本当に何かの一大事が起きた時にも、助け合ってはいけないとは言ってません。
しかし、皆が、何とか健康で働けるうちは、お互いを宛にしないで、貧しくても我慢しようよ、という事です。
「助かる」とか「合理的」とかの理由で、今のご時世、2世帯同居なんて、無理があります。
それが分からないのは、彼女が、「家族は助け合うべき」という教育を受けて育ちましたが、助けと甘える事は違うと知らないのです。
と、ここまでは、表向きの話です。
これまでは彼女の立場で書いていました。
でも、これから結婚してお婿さんになる彼氏の気持ちは、何も彼女は書いていませんが、ここからは私が彼に成り代わって本音で書いていきます。
代弁のつもりですが、あくまでも想像の範囲を出ないとお考え下さい。
彼にしたら、これまではお互い、実家暮しだったかどうかはともかく、中々デートもコロナ禍で、難しかったと思います。
だって、デートなんで、三蜜そのものです。
これまでのデートは不便だったと思いますよ。
それを、結婚をすれば、誰に気を使う必要もなく、夫婦で心おきなく、ゆっくりできるのです。
そういう新婚生活は誰にも邪魔されずに水入らずで、しっぽりと、イチャイチャしたいのです。
想像で言わせてもらうと、男性は 大なり小なり アダルトビデオみたいな新婚生活を望んでいるのです。
健康な男性の欲望って、そんなものです。
だから、プロポーズする時は、「笑顔の絶えない家庭を作ろう」なんて、恰好の良い事を言いますがその頭の中の半分に、
玄関ドアを開けたら、即、セックスにもつれ合う…なんてことを、頭に描いているのです。
しかし、そういう場面に、彼女の親が一緒に暮らしているとどうなりますか?
お風呂も新婚さんだったら一緒に入りたくても、義理の両親がいると、そんなことも恥ずかしくて出来ません。
でも、彼氏はこんなことを望んでるなんて彼女には口が裂けても言えないのです。
彼女の正論「家族は助け合うべき」という美談の下では、正論には勝てないのです。
だから、ここでもう一度、考えなおさないといけないのは、彼女が結婚に対しての目的が親孝行になってしまっているけれど、本当の親孝行は、まず自分たちが「幸せ」になる事です。
親の子育ての終了は、子供を結婚に送り出してあげる事です。
こうして、お互いが依存をし合わない事が本当の実家からの卒業です。
私はこの投稿の彼女は、彼が義理の親との同居を嫌がる理由の本音くらいは読み解けないと、夫婦になっても破綻すると思います。
彼氏が 私の想像したように、下品な事を考えているかどうかは分かりません。
でも、概ね、男性って、そんなものです。(男性諸君、ごめんなさい)
よく、本当の夫の事を知りませんでした、と、結婚してから嘆く妻がいます。
私もその中の一人ですが、実は男性は、結婚前からでも、そこはかとなく、自分のエッチな面も表現しています。
でも、それを、分からない女性が多いのです。
男性は、優柔不断です。
結婚の話がまとまりかけると、それを壊すことが出来ません。
そういう意味で、親にも紹介し、同棲期間も長くなると、もう結婚しか道は残されてないような気がして、
彼女の事を「ちょっと、違うかな」と思いながら結婚をするしか、仕方なくなります。
また、彼女の事をこれまでとは思っても、結婚したら、大きな問題じゃなくなるだろうと思っている男性。
それは、今よりも大きな価値観の違いとなって現れます。
電車のレールと同じで、並行であるなら、どこまで行っても平行でしょう。
しかし、0,001の狂いがあって、レールが外を向いていたとします。
そうしたら、これから10年後には そのレールの幅はもう少し、離れ方が大きくなっているでしょう。
夫婦の気持ちもそうですが、今、少し疑問に思っている事は、この先に大きな問題となりブーメランとなって返ってきます。
だから、結婚時は、何でも話せていて会話も多いと感じている方でも、ぉの内、会話の無い夫婦になりますので、
なので、今の内に何でも恥ずかしがらずに結婚様へ向かいましょう。
では今日はここまで。