帰宅した門倉さん、これで良かったね、と言えるかな?

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

今日は叱られる覚悟で書きますね。
後からは、何でも言えるとは言え、私は正直、この門倉さんの行方不明の理由は、女性関係だと思っています。
ただ、私の相談者の方に、ご主人が、行方不明とまでは言えなくても、家を出て行ってしまって、心を痛めている妻がいるので、あまり週刊誌ネタみたいな軽口は叩けませんでした。

でも、ま、帰宅されたという事で、もういいだろうというか、私なりの意見を言わせて頂きます。
これはカウンセラーとして私の意見ではなく、経験者だから言えるのです。

つまり、経験者は語る・・・です。

もう40年くらい前の話だから、時効ですが、私の元夫が、忽然と家からも職場からも消えました。
意味が分からず、1日待って、まだ帰って来ないから警察にでも届けようかと思いつつ、いや、もうすぐ帰ってくるわ、と自分に言い聞かせ、帰りを待ったものです。

まだ、今のような携帯電話も無く、連絡の取りようがないので、ひたすら家の電話の前で待つという感じでした。
寝られないというのは当然ですが、布団に入っても、ウトウトというより、うつろ、うつろくらいの感じで、ちょっと、眠ったつもりでも、直ぐに目が覚め、時計をみたら10分しか経ってない・・・・

そして起きている間は、泣けて泣けて、食事ものどを通らず、一番の良いダイエットだったなあ、と今なら笑い話で言えます。

そんな時に無言の電話が鳴りました。
そして、飛びついて 私が元夫の名前を読び、泣きながら帰って来てほしいと訴えました。

そうしたら、後、3日ほどは帰れない・・・・と言って、電話が切れました。

当時は元夫の職場の方も家に駆け付けてくれて、私の身体を案じてくれましたが、私の事より、元夫の身の安全を案じていました。と言うのは、その電話の奥の声は、消え入りそうな弱い声で、私は元夫が何かに悩んで、自殺でもするのじゃないか、と思っていました。
何故なら、失踪の原因に思いつく事が何もないのです。でも勤務先の同僚の方に聞いても、特に仕事では思い当たる事はないと、いう事でしたが、不思議と心配をしてないのです。


今にして思えば、当時の同僚の方は、警察に届けようとか、言わないのがおかしいですよね、むしろ私は警察に届けようとした事を止めたくらいです。
まるで、失踪の原因が分かっていたかのように思うくらいですよね。
そんなこんなで、5日目くらいだったか、勤務先の方が自宅に来て、職場の社用車を乗ったままで、会社を無断欠勤をしていると教えてくれました。

会社の人は 私の気持ちを思いやって詳しくは言われませんでしたが、特に勤務先での処分は特に仰いませんでした。
でも、私は、元夫が、世をはかなんで、どこかの断崖絶壁から身投げでもするのじゃないかと、その日も泣きじゃくっていたので、詳しい話はされずに、私に「心配しなくてもいい」と慰めて帰られました。
その翌日、元夫は、出て行った時のスーツのままでヨレヨレになって帰宅しました。

私は当然、どこで何をしていたか、と聞きたいところですが、詳しくは聞けません。何故なら元夫の方が何かしらの悩みを抱えて出て行ったと考えていましたので、また、家出をしたり無断欠勤をしたりと言うのだけは繰り返してほしくなかったので、詳しく聞くことが、再び元夫を傷つける事になってはいけない為、腫れ物に触るように、暫くは生活をしました。
後から分かったのですが、勤務先の社用車に乗り、山陰地方の温泉旅行に行っていたというのが判明しました。
結局は 勤務先の女性との逃避行だったようです。でも相手は独身の女性だったので、誰かから追われる必要もない人だったので、単なる浮気による無断欠勤という事です。

私は、そんな大それたことをする夫とは思っていなかったので、ショックを通り越して狐に摘ままれたような感じでしたが、それから我が家は、その浮気問題に翻弄されます。

そこから約25年程、時が流れ、私は離婚をしました。
その浮気問題が尾を引いたとは言いません。
浮気は恐らく、私が気づいてなかっただけで、そういう事は他にもあったのだと思います。

私が、そういうことを思いもしなかっただけなのです。
私の元夫は喋る事は、知的で、ユーモアもあり、仕事が出来る人、という私の評価とは別で勤務先での同僚や上司からの評価とは全く違っていたのです。
だから、同僚の人たちも、警察に届けるな、と言ったのは、気が済めば、いずれ帰って来るだろうと分かっていたのでしょう。
第3者の客観的な見る目の方が ずっと冷静で的を得ています。
今にして思えば、そういうことをする人だったのですが、私は全くそんな風には見えなかった。。
だから、そこから30年後に離婚した時の私の気持ちは、「眼が覚めた」という感触でした。
長~い間、夢を見ていたような、何か不思議な感覚でした。

ま、思い出話はこれくらいにして、今日、私が言いたかった事は、「経験者は分かる」です。

私も元夫の行方不明が、初めての体験だったから、身の危険を案じたり、何か事件に巻き込まれているかのように心配しました。
でも、その人の人物像を知っている人は、そこで起きている出来事から、その人の起こすであろう問題の意味は分かるのです。
何故なら、全体を俯瞰で見る事が出来て その人物像の日頃の行動が想像つくのです。
私には見えなかった事でも、元夫の同僚は、勤務先での女性との元夫の振る舞いを見ていたのでしょう。全体像が分かる人は 家出とは見ないのです。

そんなこんなで、何も知らない人は家出と思っても、経験者にはそうは見えないという事です。
同じことを見ても、経験値のある人と、ない人とでは、見解が違うのです。

と、いう事で、長く生きて来て、色んな事件を見聞きして、世の中の表に見えている事と、裏に見えている事が違う事を知っている人は、門倉さんの事件を聞いてピンと来るのです。

だから、反って、深く追及しないでいるのです。
真顔で、心配をしている人は、心の美しい、疑いを知らない人なのです。

浮気問題を抱えて、家族の中で、ご主人が孤立している場合は、妻とも話したがりません。
まして、夜は、寝室は別にして、夫婦は別々の部屋で寝たりします。そして夫婦でいる時はふさぎ込みます。
それを、妻は夫の仕事のストレスと思い、腫れ物に触るようになります。
つまり、鬱だ・・・・と。

鬱のせいにすると、人は、過保護にしてくれます。
詳しく胸の内を聞き出したり、問題をほじくりだしたりはしません。
今回の門倉元監督の場合も、マスコミに対しても、これ以上は穿り出してくれるな、という事です。

しかし、私はちょっと、うがった見方をしてしまいました。
医者も、患者さんが来られたら、「その症状、嘘やろ」とは言いません。
必ず、患者の言葉を信じるふりをします。
でも、症状を聞いて、それの本当の意味くらいは分かっています。

患者「気持ちがしんどいです」
医者「どういう風に?」
患者「不安で寝られないのです」
医者「じゃ、睡眠導入剤を出しておきましょう」

つまり、しんどいも、不安も自己申告です。

裏を返せば、「そりゃ、こんなに世間を騒がして、平気なはずがない」という事です。

家に帰るにも勇気が要り、不安だったでしょう。
鬱の程度は大なり小なりあっても、患者として来てくれた人には
何らかの楽になってもらう薬を出さないといけないのです。

門倉さんがそうだとは言いませんが、世の中の鬱を隠れ蓑にして、
家ではふさぎ込んでいる男性もいます。
そうなると、妻はきっと、夫は仕事のストレスだから、大事に扱うようになるのです。

例えば浮気を疑い喧嘩が絶えなかった夫婦でも、うつ病を診断されたら、妻は腫れ物に触るように夫を大事にしないと仕方がないのです。

今回のケースとはちょっと、違いますが、医者の仕事は、患者がしんどいと言えば、処方箋を書いて、少しでも気を楽にしてあげる事です。
だから、もし、うつ病だという事で世間の攻撃から守ってあげる事が出来るなら、軽めの睡眠導入剤くらいはなら、いくらでも出すでしょう。

野球に詳しくない私は知らなかったのですが、この門倉さん、知る人ぞ知るで、イケイケだったみたいです。
だから、近しい人ほど、今回の家出を心配していなかったようです。

そして、奥様も、最初は警察に相談もされたようですが、直ぐに取り下げたようです。
この一連の流れから考えると、奥様も夫の行方を心配している様子をメディアを通じて発表されていましたが、
実は、こうした家出が初めてじゃないという事から、ある程度の経験値で、気が済めば帰ってくると踏んでいたのではないかと思うのです。
女性問題も、何度かあるという事ですから、本当の所、気が済んだら帰ってくるとは踏んでいたとしたら、何故、待たなかったかと言うと、今回の相手は、許しがたかったのか、長引きそうだと踏んだのか?
または、もう今度こそは許さない、という事なのか?それともまたか?という事なのか?
だから、本当の意味でお灸をすえる為に、メディアに発表したのじゃないかなと感じるのです。

ようするに、関西弁で言うと「舐めとったらあかんぞ、ええ加減にしろよ」という事で、警察沙汰にもして、メディアにも公表し、世間でおおごとになっていると、門倉さんに、知らしめたのではないかと思うのです。

作戦名を付けるとしたら、「狸のあぶり出し」です。
洞穴に逃げ込んだ狸に対して、火のついた薪を投げ入れ、煙で、炙り出すという作戦です。
つまり、「早よ出て来なかったら、世間がもう嗅ぎまわり始めて、どの道、女性といるのがバレるよ」という追い込みをかけたという風に感じます。

つまり、奥様も本当は、門倉さんの身を案じるようなメッセージを言っているけど、夫をあぶりだしたというツワモノかもしれません。
だって、あの年齢で、長い間夫婦をしていて、妻の事をブログやインスタで褒めまくっている夫で、逆に怪しい。
心にやましい事がする人が、妻への労いや、愛情たっぷりな事を世間に見せつけるのです。
男性って、本来は口が重たくて、恥ずかしがりな生き物です。照れて、人前ではそんなに妻を褒めたりしません。
もちろんC調な人はいますよ、でもそんな人は、遊び人なのです。

でも、一般的な誠実な夫は、肝心な時は、家族に感謝し、何かあった時には、頼もしく妻や子供を守ってくれる。
そんな夫が、日本男子的な本当の理想の夫像です。
でもこうして、これまでは世間が知らなかった門倉さんの本当の姿を、表に出す事によって、今後は他の女性からもこんなことになるよ、と知らしめたのかもしれません。

そういう意味で、C調な軽い夫・・・それが門倉さんで、それを掌で転がしている・・・それが奥様かもしれないと思うと、今回の事件は奥様の方が一枚ウワテだな、と思います。
何なら、医者に連れて行って、病名を貰い、「これ以上、もう何も聞くなよ」とばかりに夫を世間から守ったとしたら、大した嫁です。

私はある程度、写真とか顔を見たら その人のタイプが分かります。
そういう意味でいうと、綺麗な奥様ですが、おとなしく、今回の事で本当に泣き崩れているタイプには、お見受け出來ませんでした。

つまり、奥様も怒ったら怖いよ、という事を知らしめて、本気で怒り、キツイお灸をすえたのでしょう。
何でも本気は怖いいなあ~「知らんけど・・・・」
以上、独断と偏見で書きました。
今後、全く違う事実が出て来ても 私は今回の見解には責任持ちません。
たまには、好きなように想像させてよ、という所です・・・・

では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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