夫の過ちは反省しない事。妻の過ちは決して許さない事

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

「過ちて改めざる是を過ちと謂う」・・・・あやまちてあらためざるこれをあやまちという。
今日はこの言葉にフォーカスします。
読んで字のごとしですが、これは、安倍元総理の桜問題で、最後の最後まで非を認めなかった事への記事に書かれていました。恐らく、どこかの段階で過ちがあった事は自覚していただろうけれど、認めると他への影響が大きくて、知らなかったと押し切るしかなかったのでしょうね。
その根拠を示せないだけで日本中の国民はみんな分かっているという共通の認識はありました。
最近コラムで 政治的な事をよく取り上げるのは、コロナの事があるからです。
こんなに政治家の対応力で、政治力以上にその人の人間力が浮き彫りになる事は、これまではありませんでした。
男性は・・・という括りで言うのは大雑把すぎるかもしれませんが、政治家の大多数が男性なので、どうしても、男性色が根強く出てしまうので、これを例題にする事をお許し下さい。
私は以前からしつこいくらいにGO TOキャンペーンが間違いだったと書いているのは、現状を語る前に、これまでがどうだったかという事が今を形成すると考えているからです。
だから、菅総理がいくら「夜の飲酒を伴う営業は夜八時まで」と言ったとしても、「いやいやいや、その感染拡大を招いたのは何でしたか?」と言いたい。
今は、冬という気候のせいで、感染拡大を起こしたかもしれないという事ですが、今年は国民の多くがマスクや消毒に気を付けているので、インフルエンザの流行がほぼないのです。
それの意味はもう皆が菌に対して、気を付けている証拠じゃないですか。
それなのに、菅総理は相変わらず、何とかのひとつ覚えのように「手洗い、消毒」を唱えます。
でもその前に「検査を最初、抑えてました」「コロナが抑えきれない内に、GO TOで日本中に広がりました」
と素直に言えば・・・・・何なら 素直に過ちを認めてくれたら、みんな、もっと大人しくステイホームに協力的になっただろうに、国民の協力姿勢を求めるだけで過去の無策を何も言わない。
人間は、間違いが分かってこそ、それを改めるのです。
改めるには、努力が必要なのですが、その根源となる事は、間違いを自覚する事が、1丁目1番地。
原因があるから、結果がある。
原因を知れば、改める方法も分かる。
そこで、この問題を夫婦の問題に置き換えてみますが、今の政治家にしても、分科会の尾身会長は、最初完全に政治家寄りの言動が多かった。
しかし、最近、政治家も尾身会長のせいにする発表が多く、急に保身の為に、尾身会長は政府批判とも取れる発言が多くなってきました。
要は、仲たがいを始めた感じで、どちらも梯子外しと言うか今後の立場の確保か、日和見的な意見が目立ちます。
つまり、何が言いたいかというと、政治家や 専門家の間違った見解で、コロナ対策の遅れと愚策のせいで、今の事態を生んでいるという事を、みんなが認めたら、今後の努力目標が立てられるのです。
でも、皆さん、気づきませんか?
男性って、謝らないって・・・・
そうです、男性って、殆どが自分の非を認めません。
そういう生き物です。
だから浮気問題を妻の貴女が、見つけたところで、謝る事なんかはしません。
貴女にすれば謝ってくれてこそ、夫婦の修復にも入れると思っていませんか?
でも、謝らなければ、努力目標も立てられないだけではなく、夫は貴女に対して、何で謝らないといけないのか、と逆に貴女を責めて来ます。
それの本当の意味は非を認めると、今後がやりにくくなるという事です
では、夫の不倫問題の「今後」とは何でしょう?
それは非を認めると不倫を続けられないという事に繋がり、言い換えれば不倫を止める気がないという事になります。
要するに、妻が夫に不倫問題を掴んだと鬼の首を取ったように言っても、それを認めるどころか、そういう詮索をする妻を責めます。つまり、反撃です。
こうして反撃される立ち位置の夫婦で、夫が妻に詫びて反省して、次の努力目標を誓う筈がない。
それなのに、夫に事実を突きつけたり、白状を迫ったりするのは何故でしょうか?
それは妻の誤解が大きいという事です。
その誤解とは・・・・・
「夫は浮気がばれたら、謝ってくれて、反省してくれて、浮気を止めてくれるはず」と思い込んでいるのです。
これを誤解と言うのです。
夫は非があっても、認めません。
認めないという事は反省もしません。
反省もしないという事は浮気相手と別れるという努力もしません。
でも、中には、浮気を認め、浮気相手と別れたと、早々に白状する夫が居ます。
この場合は、このコラムの冒頭に書いた、「男性は謝らない」という言葉を思い出して下さい。
では、何故、こういとも簡単に浮気を認め、浮気は終わったと過去の話にするのでしょうか?
これこそが、今日の言いたかった事です。
「過ちて改めざる是を過ちと謂う」・・・・です。
ここで気づきませんか」;
過ちと言う字は 過去の「過」と書くのです。
過ぎた事にしたいのが男性の特徴。
もう終わった事だから、がたがた言うな、と言うのが、男性に多い考え方です。


「あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ」
と、またこんなことわざもあります。
人は誰でも過ちを犯しやすく、その過ちを許すのは神であるということ。「過ちは人の常、許すは神の業」とも言いますが、それほど、人を許すというのは、神業に近いのです。
そういう許す覚悟もない中で、妻が夫に詰問しても、本当は何も許してないのです。
相談者の方が、苦しむ問題の一つに「過去の夫の浮気を思い出して、いつまでも拘ってしまう」というの事があります。
例え、本当に夫の浮気が終わっていても、いつまでも妻は当時のトラウマに苦しみのです。
よく子供が悪さをしたときに「怒らないから正直に、やっとことを白状しなさい」とオイタをした子供にママは言いませんか?
でも、本当は白状されても、ちっとも許してくれず、やっぱり叱られるなんてことは日常茶飯事です。

いいですか、妻が夫に「正直に言ってくれたら許す」なんて言っても、実は許してなんてくれずに、いつまでも心の中で、夫の浮気を責め続けているのです。
これが理解できると、もう少し良い関係を気づけるのですが、男性は簡単には謝らない。
女性は男性を簡単には許せない。

男と女はそういう生き物なのです。
では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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