不倫保険?
よく相談者に聞かれます。
夫の浮気は本気なのかと。
正直、文字だけの事で言うと「浮ついた気持ち」と書いて浮気ですから、地に足はついてない。
でも、夫のメールやLINEを覗き見したら、そこには、妻にも言わない情熱的な言葉や、妻に言った事のないエッチな会話。
そういう風に考えると、浮気相手には、そんなエッチで、下品な事も言い合える、素のままの姿を浮気相手には見せているんだ、という事で、何やら、浮気相手に対して負けている感を感じ敗北感さえ、にじませます。
でも考えてみてください。
そんなに結婚して何年も経てば、歯の浮く様な事は男性は言いません。
それを言っている段階で、気を遣っているという事です。
確かに、気を遣うという事は、ある意味大事にしているように感じられますが、日本の夫婦の在り方として、気の知れた仲の妻には、ワザワザ、歯の浮く様なセリフは言わないのですよ、夫って。
そういう意味で、どれだけ情熱的な事を浮気相手に言っていても、妻には言わないから、それが普通なのです。
でも、だったら、ここで安心して胡坐をかいでいてもいいのかと言うと そうではありません。
せっかく、こういう機会ですから、この夫が浮気相手にだけ話している会話の内容を、「どういうつもりなのか」という事を、せっかくですから学んでおきましょう。
浮気相手は夫と、いつもイヤラシイ会話をしているんだわ、と軽蔑しているだけなら、それは貴女の傲慢です。
浮気相手には言っても妻には言えない事があるという事を知るいい機会なのです。
それが夫のというか、男性の本音なのだと、知る事を端に、夫の二面性と捉えるのではなく、そういう面もあると捉えてチャンスなのです。
でも、正直言って、私の所に相談に来られる妻のタイプは、夫がそういうエッチな面を見せられない固い妻も少なくありません。
そういう風に言うと、「いいえ、私は夫ともセクシーな会話もします」と言われますが、そういう妻に限ってそのエッチな会話というのも、たいしたことないのです。
つまり浮気相手とは、そういうエッチな会話だけではなく、ボディーランゲージと言うか、そういう肉体的な行為も伴い、セックスで遊ぶ、という事なのです。
このセックスで遊ぶという事が言い換えれば、ご主人の浮気はセックス目当てと言えますが、この点において、浮気相手との方が、素のままのご主人を出せるという事です。
もちろん、妻とは夫婦ですから そういう行為もあるかもしれませんが、男性は年齢を重ねるごとに精力を失う分だけ
言葉遊びで、元気を取り戻したいという願望があります。
そういう意味で言うと、「私達、夫婦関係はあります」と、真面目に言われると、「いつも、いつもそうじゃないんだけどなあ、」と考えているのかもしれません。
つまり、妻とのそれは、日常であり、浮気相手とのそれは、非日常なのです。
だから、貴女には言わないような事を言って、相手を引き留めているいのです。
それは、その分だけ、必死だと言えますが、妻の貴女には、安心を仕切っているという事です。
こういう手綱を夫が手放そうとしない限り、夫の浮気は遊びと言えます。
しかし、逆に、家庭も捨て、家族も置いて、別居や離婚やという話をする場合は、相手に対して本気だろうと判断できます。そうなれば、一日も早く、浮気相手排除をしなければなりません。
浮気相手の所に逃げ込んで締まってからでは手遅れになるので、言葉だけで言っている内に手を打たないといけません。
だからご主人は、そういう遊び相手と、妻とを上手い事使い分けているのですが、言い換えれば貴女のご主人はそういう事を言い合える相手を必要としているという事になります。
だから、どっちが本気で、どっちが遊びかという事ではなく両方が必要なのが貴女の夫だという事になります。
これは、妻にしたら、迷惑千万。
しかし、それをやめさせたところで、そういうことを欲する夫の扱いを今後どうしたらいいか、という事が頭をかすめると、浮気がどうした、こうしたとは次元の違う問題になってきてしまうという事なのです。
良し悪しで考えると、妻がありながら、という事になりますが、例え許されない事でも、貴女の夫はそういう事を心のどこかで求めているという事が分かったのなら、それを無視していると、今回の浮気の成敗は出来ても、また同じような相手を探し始めます。
そういう言う意味で、単に、浮気を止めさせるだけではなく、それを止めさせたあとの夫婦の関係にも、予防策を打っておかないといけません。
では、これは、どうしたら良いかというと、それは万人に同じことで良いとは思いませんので、貴女の夫がどういうことを夫婦で望んでいるかを、私と一緒に考えていかないといけません。
夫のそういう嗜好の部分を、許すか、許さないかと、考えている内は、貴女は家庭内の裁判官でしかありません。
それを善悪だけで考えていると、答えが出ません。
この後は、そういう意味では裁判官になるのではなく、カウンセラーにならないといけません。
後は誤りも含め管理できるようにとなる必要があります。
まだまだ持ち堪えて行かないといけませんものね。
今日はここまで。