対立しやすい夫婦関係
何故、夫の嘘に騙されるのか?
何故、夫の嘘に騙されるのか?
答えはズバリ!「信じたいから」
私はこれまでの人生経験で色んな嘘に騙されて来ました。
若い時は、詐欺まがいの商品を購入したり・・・・
ネットワークビジネスの誘いに乗り、さも収入が増えるかの熱意のある友人の話で、高額な商品を買い、権利収入や、不労所得のうたい文句に、踊らされました。
若くてお金の余裕もない時に、困っている友人に私の月の給料を全額貸して、返ってこなかった事もあります。
同じく、ご主人に逃げられた親友に、私の飲食のお店を任せ、売り上げを全部横領され、店をつぶした経験もあり、煮え湯を飲まされる思いをしたこともあります。
信頼している元夫からも、裏切られた事は何度もあります。
相手は騙すつもりはなくても、結果的に騙されて、相手は何の責任も取らない、なんてことは、いっぱい経験をしました。
だから 今は何も怖い物がないと言えば言い過ぎかもしれませんが、少なくとも、おいしい話には乗らなくなりました。
でも、この騙された時の自分の気持ちを振り返ると、確かに欲得もありました。
しかし、もっと根底にある気持ちは、誤解を恐れずに言うと、「横着をしたい」という事です。
つまり、ここでもっとよく考えると分かる事でも、「信じる」という事で、分析や深く考える事を放棄したという事です。
ま、でも騙す側の人間が、私の請いにしている人や、ちょっとした義理ある関係であれば、疑う事が失礼にあたると考え、信じる事が、その人への私の誠意ある態度だとアピールする事でもあったと思うのです。
これは、騙す側に対して、完全服従とまでは言わないまでも、「私はあなたを信頼しています」という返答のつもりだったと、今にしては思うのです。
今となっては、これらの経験が学びとなって、お陰様で、そう簡単には騙されなくなりました。
そして人が付く嘘のパターンは、辞書が書けるくらい私のフォルダーには、入っています。
この今の仕事の根底にあるのは、「人の裏切りを見破りたい」という気持ちがあり、悩める妻たちにも、
夫の嘘を見破る力を身に着けて欲しいと願いがあります。
しかし、
しかし、
しかし・・・・・・
こんな私でも、未だにだまされる事があります。
それは、相談者というお客様からです。
私は、自分の仕事の中で、よく、支払いをして頂けない事があるのです。
それが、私の仕事が、成功報酬型で、満足をして頂けなかったというなら、私の非力だとあきらめもします。
でも、私のサービスが終了した後、感謝の謝辞を述べられて、互いにいい関係で終われたと感じていても、その後、急に豹変し、あーだ、こーだと、お支払いをして頂けないのです。
でも、何故、私ともあろう者が騙されるのか、考えてみました。
それは、豹変です。
これは さすがの私でも最初からは見抜けません。
私は、自分の所に来られる方は、「悩める子羊」で、困って、私を頼り、求めてくれていると考えるので、私の所に来られた時点で、ファミリーと思う癖があります。
だから、ファミリーの事は、疑うというフィルターを外し、全面的信頼関係で繋がりたいと思うのです。
そして、私のコラムを読んで 来られる方は、夫に騙されて、弱っている方で、私というカウンセラーを騙そうなんてするはずがないという「性善説」で、私は成り立っています。
それでも、いざ支払いの段階になると、イチャモンを付け、支払わないという事をされるので、その人の人格が
やっと、そこで浮き彫りになってきます。
そうなると、その人が訴えていたご主人の事が急に、気の毒に思えてくるのです。
男性って、妻以上に社会的な立場があり、普通に責任感のある男性は、子供もいると、色んな不満を溜め込んで我慢をしています。
男性という生き物は、女性のように、色んな相談所に、相談に行くことはしません。
男性は 人に相談をするのは恥ずかしい事と考える傾向があります。
でも、女性は人に相談するのは、意外と簡単にします。
世間には、色んな相談窓口がありますが、それらの各所に相談に行くことは厭わないのです。
でも、その内容は恐らく、自分都合の良い解釈で相談をするので、窓口の担当者は、その人の味方をするというスタンスの為、みんなが自分に味方をしてくれるのですが、ここでは、結局解決が出来ないと知った時には、とうとう、本当には味方をしてくれるは、いないと気付くのです。
多分、その人の訴えはどこか矛盾もあり、全面的な味方はしてくれなくって、最終的にはお金を取って相談をするという、法律家を頼る事になります。
当方への支払いの方が ずっと安いのに、弁護士料を払って相談をするという事をされるので、恐らく振り上げた拳は下げる事が出来なくなる人なのです。
そういう事を見ていると、恐らくこの人の夫婦関係もこんな感じだったのだと思うのです。
ですから、ご主人とは円満だと思っていたのに、裏切られたと思うようになり、私のような物に相談に来るときは自分はまるっぽ被害者の衣を着て来られます。
ご主人の不貞という裏切りは誰しもつらい物。
でも、もしかしたら、ご主人だって、この妻のどこか、対戦姿勢であったり、スイッチが入ったら手が付けられない豹変ぶりに苦しんでいたのかもしれないのです。
この自分の特性に気が付かないでいると、お金を払って弁護をしてくれる人しか味方に付けられなくなるのです。
これは、ある意味孤独な、裸の王様です。
こうした人は 自分が夫に裏切られた事ばかりを唱え、被害者の立場でお話になる為、初めは耳を傾けるのですが
そういう自分目線の考え方が強い方は段々、人が離れていくのです。
そして、その最たる事が夫の心が離れるという事です。
世の中で、私達、妻の一番の応援者は、夫なのです。
収入が、どちらが多いか、なんて関係ない。
やはり人生のパートナーは 伴侶なのですから、夫の心が離れるのは、問題です。
妻は 自分の事はあまりよく分かっていません。
だから、夫が妻に失望したりしている事は、妻は気づかない内に、段々と夫の心は離れて行きます。
男性は 人には相談しない生き物だと言いましたが、これは妻に対しても一緒です。
女性と言う物は 何でも話をして、解決したいと考えるのですが、先にも書いたように人にはなるべく相談をしたくないのです。
男性は無言実行です。
妻は、話し合いのつもりでも、対抗姿勢のある妻の言葉は、夫を責める刃になっています。
だから、夫は何も言わずに、妻に自分の不満は言えないのです。
話せばわかると、妻はよく言うのですが、いくら話しても分からない人はいます。
それは毎日一緒に生活している夫こそが一番身に染みて感じている事なのです。
男性という生き物は ある意味 優しくて、ある意味、残酷です。
何も妻には自分の胸の内を告げずに、心を離していくのです。
他人だとは言え、私への支払いを踏み倒すような事を平気でする人は、日常の生活に、そういう片鱗が見える物です。
それを一番身近で、見ているのは夫なのです。
ここに気づかず、持論を繰り返す自分勝手な妻には、夫は黙って離れていくのです。
でも、社会的な顔を重視する男性は、家庭は家庭として、置いておき、他の女性へ心を移すのです。
浮気はいけない事です。
でも、こういう妻を持つ夫にも私は同情します。
そしてご主人も苦しかったのだろうと、思って気の毒になってしまうのです。
確かに、色んな事情があるとは思いますが、こういう妻の相談は、とても被害者意識が強く、私も最初は何とか力になりたくって、相談を始めるのですが、こうして、踏み倒されるという事があって初めて一方的で、自分本位なタイプだと気付くのです。
私達は 日々、人には誠実でありたいと心がけて生きています。
私も、私の胸に飛び込んできてくださった相談者は、何も疑わず、まるっぽ信じます。
だから、私の相談者への思いは 性善説で、まさか、その先、お金を支払わないなんて事をする人などとは思わないのです。
私と相談者が関わるのは、人生の長さに比べると、一瞬の出来事です。
でも、相談者が気づかないだけで、長年一緒に暮らしているご主人は妻のすべてを、全身で感じています。
もしかしたら、結婚前とは全く別人の妻の人間性に困っていたのかもしれません。
そんな風に考えると 長年、その妻に耐えて暮らしてくれている夫はたいしたものという考え方も出来ます。
その一番大事な夫を、味方に付けられない妻は、ある意味、本当の不幸なのかもしれません。
夫の浮気という裏切りで、ここをもう一度、見直してほしいのです。
そして妻の貴女も自分にどこか、おごり、高ぶりがなかったか?振返って欲しいのです。
私から言わせると、夫の不倫に悩む弱い妻と、捉えていても、本当に弱い人は、人の弱さにも気づきます。
夫の優しさや、裏切りを始めたきっかけや、心の弱さにも、目が行くようになりますが、そこに気が付かずに自分本位な人生を歩む人は 本当の幸せは手に入りません。
そして本当に夫婦が修復しようと思う時は 夫婦が共に修復を願わないと成功しません。
その時こそ、互いの間違いや、欠点を認め合ってこそ、修復が成功します。
そこが分からない限り、本当の修復はあり得ませんし、他人に後ろ足で砂を掛けて平気な妻が、夫から愛されるはずがない。
私は、どんな目に遭っても、やっぱり 騙す側にはなりたくない。
騙すより、騙される側の方が、まだマシと考えるのは、甘いかなァとは、充分、分かっていますが、人を傷つけて平気な人間にだけはなりたくない。
若い頃の私が今のような結論を身に着けていたら、恐らくもっと、人生を上手く切り抜けたはずですが、残念ながら色々見えてきたのは、やっと、この年齢です。
私は子供達には 「人に迷惑だけは掛けるな」
この事を教え、心の豊かな人間になってほしいと貧しい中で子育てをしました。
子供に恥ずかしくない人生を母親が示せないと、いずれ、子供たちが母親にストライキを起こします。
昔のテレビからの引用で以前も書いたけれど、「偉くなくても、正しく生きる」です。
相手と上手くやりたい時は 自分の本質を知る事から始めます。
正直言って、夫婦の修復に特別なノウハウなんてないのです。
この事を、悩める妻たちにお教えしたい。
その為には 妻は善良な人間であってほしい。
それが 私が関われる唯一の条件にしています。
では、今日はここまで。