「不倫」を後悔した男性、後悔していない男性の違い

村越真里子

村越真里子

テーマ:夫婦相性そもそも論

昨日、今更ですが、こんなニュースを読みました。

https://article.yahoo.co.jp/detail/b6242445774d694a4ffecf0dc71fb5e141b2554c

これと言った結論が出たわけではなく、結局の所、人それぞれという事です。
よく、どこからが浮気で、どこからが不倫か、と言ったような、言わずと知れたテーマです。

昔から、語りつくされた話題ですが、どれだけAIが、進もうが、世の中が変わろうが、男と女の事は、古今東西変わらないという事です。

そして、私が、この仕事をしていて、今日のこのテーマにたどり着いた時、「失くすもの」が大きいほど、夫は反省をし、失っても、すぐにお金で入手ものは、失う怖さという尺度が分からなくなります。

また、結局の所は、失いたくないものが、家庭の中にあれば、あるほど、浮気の程度も軽くて済みます。
従って、浮気は悪い事と一口で、言っても、最終的には、夫が大人かどうかという事になりますが、本当の答えは
この下記の事に通じると思います。

と、いう事で 今日の本当のテーマは、この事に尽きます。

何故、夫は浮気をするか?・・・・この答えが本当の結論かもしれません。
夫が浮気する理由のベスト5

1、つまみ食い
2、背徳感とスリル
3、非日常感
4、妻との没交渉(セックスレス)
5、根っからの女好き

大きく分けて、この5パターンになります。もちろん複合的な事もありますが、概ね、この5つの中に集約されます。

上から数えて、3つ目くらいまでは、夫も反省をする可能性も期待されるので、夫婦関係も軽症で済みます。
しかし、4となると、恐らく夫自身は罪の意識が軽く、5になれば、どうしようもないのです。

ここでは、もうお分かりのように、1~3のケースであれば、反省もするだろうし、夫も現状を維持したいだろうし、となると、1~3は、夫自身が自分の問題として捉える事が出来るのです。

だから、自力で、浮気を終わらせる事も可能になるのですが、4となると 現実的な解決策を取らないといけないのです。何なら、人の手を借りないと、当人どうしだけで、この問題を解決しようとなると、そこは夫婦がお互いを責め合う話になります。
だからこそ客観的な観点が必要になり、 何が根底にあるのか、当事者では見えない部分に、手を入れていかなければなりません。なので、それは専門的な立場から、夫婦を俯瞰で見るという事が必要になります。

という事で、4のケースは、夫自身には自覚はないのと、4のケースを生む土壌に、そもそも、夫の性格が「他罰」と言って、自分には責任はなく、妻や、周りの環境のせいにするという性格の特徴があります。

その意味から、解決の糸口は、夫婦がお互いを詰り合うのではなく、当方と一緒に考えていく必要があります。

そんな中、よく妻から聞かれるのは、例えもし、今の問題を解決したとして、同じこと、つまり浮気はまた別の人と繰り返すのではないでしょうか?という事を問われます。

これは1~3では、夫は自己反省力があるので、それほど心配しなくてもいいでしょう。
しかし、5のタイプの夫であれば、罪の意識は薄く、体質と言ってもいいくらいです。

体質は、本人が自己努力をしないかぎり、体質改善はほぼ、無理といってもいいのですが、ここで間違えてしまうのが、
妻の理屈で解決しようとするから、解決の扉が見えなくなってしまうのです。
妻が理屈っぽいタイプだと、何でも話し合いで解決をしたがります。

でも、体質は話し合いでは変わらないのです。
だから、その妻の理想論が、うっとおしくなって、夫は嘘を重ねる事になります。
なので話し合いが好きと言うか、何でも話し合いで解決できると信じている妻は、夫の体質にダメ出しをしているだけになりますから、夫にすればどうしようもない事を、なじられている気持ちになってしまいます。
それを分からないで、話し合いで解決を迫ると、夫婦の間に、溝を通り越して、完全に亀裂が入ってしまいます。

最悪の夫婦の組み合わせは、理性で抑えられない根っからの女性好きな夫には、話し合いで解決しようとする妻は、タダの説教をしようとしていると風にしか映らず、夫婦の相性としては、最も真逆の夫婦になります。

理性的じゃない夫というのは、ある意味、よく働きます。使いようによっては、いい稼ぎをします。
いわゆる昔の遊び人風ですが、やんちゃな男性というのは、よく遊び、良く稼ぐのです。

それなのに、その稼ぎの部分は無くしたくないけれど、女性遊びは止めて、という望みを妻が持つのは、無茶な話です。
変な例えですが、遊び人に聖人君子のような生活をして、と言うようなものです。

ちょっと、哲学的な話になりますが、その人の持つ、本分というものを分からないといけません。
女性好きで、常によそ見ばかりの浮気を繰り返す夫は、そういう世界の空気を吸う人生です。

そういう夫は、妻にすれば、汚らわしいと思ってしまうかもしれませんが、夫は太平洋のような大きな海に住む海魚です。
それなのに、貴女は淡水の湖に住む淡水魚。
海水魚と淡水魚は、どちらかに、合わして生きていくことは出来ないのです。
同じところでは済めないのです。
いくら湖は、塩気のない綺麗なお水だと言っても、海水に住む魚は、そこの水が合っているのです。

確かに、人間と魚は違うでしょう。
でも、住む世界が違うという人間同士という事で言うと、確かに「水が合わない」という事はよく言います。

でも、夫が女性好きであったり、エッチであったりすると、誰が都合悪いのでしょうか?
夫本人は、エッチである事は、誰にも迷惑を掛けている意識はありません。
でも、妻の貴女が夫の生き方を迷惑だというなら、それはもう離婚しかなくなります。

もちろん、他の女性に、うつつを抜かすというのは、妻には気持ちのいい事ではありません。
でも、考えてみてください。

妻の貴女は、夫がエッチであれば、困るのです。
何なら、夫婦の間に、そういうセクシーな関係性が望めないから、そういうエッチな事を望み、そういうエッチな世界で生きようとする夫は、妻の貴女には、困った存在でしかありません。
でもね、貴女にとって、何故、夫がエッチであれば困るのか、もう一度よく考えてみてください。

例えば貴女がセックスを、どこか嫌っていて、夫はそれを求めて他の女性を渡り歩く。
これでは夫婦としては成り立たないと思われるかもしれませんが、貴女が望む夫婦ってどんな形でしょうか?

極論ですが、何なら、貴女の方が夫の望むエッチゾーンの海に入るのは難しいですか?
何故、夫の方が、妻の貴女が住む、清らかな淡水のところに、来なければならないのでしょうか?

それは、多分、貴女が、「性嫌悪」という症状に陥っているかもしれません。
ある意味、潔癖で、ある意味、温室育ちの女性に多かったりします。
そういうケースの場合は、自分が、性嫌悪の状態である事に気づきません。
だから何なら、夫が妻を求めてくれさえしたら、大歓迎と言わんばかりですが、実は妻は、根っこのところで
そういう性の事には、幼い感覚しか持ち合わせていないので、冒険家の夫には物足りなくなります。

だからこそ、夫は、荒々しい外海に漕ぎ出そうとするのです。
それを波もない静かな湖で、夫を待つことしかできないならば、もうやはり、住む水が違うという話になります。

貴女は、どうしても話し合いで、そのご主人との意識の違いを埋めたいようですが、こういう事は、話をして分かり合えるものではありません。
むしろ、話というような会話は必要としない、むしろ、肌感覚の世界かもしれません。
でもやはり、貴女は話し合いが好き……話で解決を望んでいる・・・・・・
それは何故でしょうか?

私は相談者に、よく聞くのですが、あなた達夫婦には何が欠けていると思いますか?
また、あと何か夫婦として、この先、何を望みますか?何が足したいですか?と尋ねたら、その答えは
いつも、こう返ってきます。
「夫婦としての会話」と。

でも、夫は本来、浮気というボディーランゲージのアクションの世界にいるのですから、会話というのは、あまり望んでいません。
特に、エッチな男性は、百回の会話より、1回のエッチ。
それほど、あまり会話は必要と思ってないのです。
それは、貴女も薄々分かっているはずなのに、何故、貴女は会話を望むのか、という事なのです。

もちろん、心の距離を詰めるのは、会話という事もあるかもしれません。
でも、本当は ご主人の好きな、アッチの世界は、本当は心の奥底では、貴女は好きではないのです。
だから、貴女のホームである、話という会話がある世界に夫を連れて来たい。
つまり、私の言う肌合いの世界は、貴女にとっては、アウェイなのです。

本当は、もっと色んな事をお伝えしたい事はあるけれど、文章で表現できるのはここまでが限界です。
ここは、本当に深い問題です。

これらの事を、考えないと本当の解決はあり得ません。
では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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