不倫後の夫婦修復
タレントの小倉 優子さんが、第3子の男児を出産されました。
おめでとうございます。
諸々の事情はあるものの、お子様を授かり、出産という事は、何にも代えがたい幸せな時間です。
私も長い人生の中で、振り返れば、色々あったけれど、子供が生まれ、子供を育てていた時間は、どんな苦しみも乗り越える事ができた掛け替えのない思い出となって、胸にあります。
しかし世の中には、誰しも、夫と幸せな時間を共有できる人ばかりではありません。
メディアで流れている情報では、残念ながら、今再婚相手の夫とは没交渉だそうです。
もしかしたら小倉 優子さんは幸せかもしれませんから、簡単に同情するのは失礼に当たるかもしれません。
でも、失礼を承知で言うと、気の毒でならないというのが素直な感想です。
私はこのニュースを最初聞いた時に、きっと夫側に女性の存在があるのだと、勘繰りました。
子供を授かったばかりの新婚さんが、何かで夫婦喧嘩をした結果、即行別居をし、夫側から離婚を申し立てるというのは
きっと、何かあると考えたのです。
たいてい、夫側が離婚を急ぐ時には 女性の存在があり、その女性から、離婚をするようにせっつかれている時がおおいのです。
なので、この案件も多分に漏れず、そんなことかなぁと考えたくらいでした。
しかし、離婚問題は遅々として進まず、この出産時期を迎えたという事です。
もし 私が小倉 優子さんなら、まずは出産して子供の顔を見たら、夫も父性が芽生える事を期待して、まずは赤ちゃんの顔を見せたいと思うでしょう。
でも、十月十日、お腹の中で赤ちゃんを育む母親と違って、父性は、段々大きくなるママのお腹をさすって、妊娠期間を共有しなければ、急に赤ちゃんの顔を見て、父性が生まれるものでもありません。
だから、赤ちゃんの顔を見せれば、何かが変わるという物でもなさそうですね。
それにしても、何を言っても、人の命より重い物があるのだろうか、と思うのです。
子供を授かり、その子の幸せを願うのが親なのですが、その子供の事より、自分の考えや、自分が傷つけられたという事が、全てを上回るという事は、やはり、親と言う自覚が育ってないと言えます。
ま、男性は子供の顔を見て初めて父親になるので、優子さんのお腹の中に子供が授かった段階で別居をするというのは
親どころか独身の気持ちのまま。
小倉 優子さんは、テレビで見るのと、本当の姿がとても違うという事は、有名な話らしいですが、結婚した再婚相手は45歳くらいまで独身で居て、あこがれの小倉 優子さんと結婚し、彼女のイメージと現実が違った面を見て、もう修復できないくらいの溝が出来てしまったと、まことしやかにささやかれています。
人の家庭の中は、他人には分かりませんが 少なくとも、一つの命を授かり、その命以上に尊重したい自分があるとしたら、それは結婚する資格はない人だと思うのです。
子供の為に、何もかも我慢せよとは思いませんが、子供への責任が「認知」だけだなんて、これはお金の話にすり替えているだけです。
もちろんこの問題の奥には、もしかしたら、授かった段階で、夫婦は破綻をしていて、妻に出産を望まない事を夫は告げていたかもしれません。
それに対し、小倉 優子さんは子供はやはり授かった限り、産んであげたいと望むのが母親だし、産んでみたら、夫も変わると期待したのかもしれず、だからこそ、もしかしたら夫の反対を押し切り産んだのかもしれません。
この強硬な姿勢が、益々夫婦の亀裂を生んでしまった可能性もあるので、子供に父性が育たなかった夫を責めるのはちょっと違うかもしれませんので、やはり外野の私が軽々に、口は出せません。
ただ、あえて外野なりに言わせて頂くと、恐らく、小倉 優子さんは、あの可愛いイメージを覆すほど、ギャップがひどかったのでしょう。
夫が家を出たのも、自分で出たのではないと言っている事から、恐らく小倉 優子さんが、喧嘩をしたときに、「出ていって」という一言でも、言ったのでしょう。
優子さんに、仕事を辞めて家庭に居てくれと、夫が言ったか、願ったか、は本人は否定していますが、そんなことも議論を繰り返して決める所が、夫の稼ぎだけなら不安だという将来を小倉 優子さんが嘆いたとしても、それを、夫自身を下げずんだ、と夫は取ったのかもしれません。
つまり、優子さんも、この夫の操縦法すら会得しない短い結婚生活の間に、自分の思いを吐き出しすぎた。
それに対して、子供の頃から、医者になるべくして英才教育をされたおぼっちゃまの夫は、人から自分を見下されたり、叱られる事はなく、自分を肯定してくれる環境しか知らなければ、自分が一番なのに、家庭の中では、自分以外を優先しないといけないという結婚生活の事を理解できなかったと感じます。
世するに、優子さんも自分の結婚観を中心に動いて、この夫も自分の気持ちを一番に考えた結果がこの離婚騒ぎだと思います。
大人になり切れない者同士の結婚
これの被害者になるのはいつも子供。
こんな風に書くと、シングルマザーや親のない子供たちが、イコール不幸と言っているように聞こえ、憤慨する人はいるかもしれません。
でも、やはり子供は両親がいて、育ててあげるのがベストと思う私は、親の片方がいなくて育つのは、不幸ではないけれど、不便ではあると思います。
実際、私も母子家庭で育ち、親の苦労を見て、辛かったし・・・・でも、その辛さを母親に見せるのは余計に母がかわいそうでできないので、変に意地っ張りな私が出来上がりました。
どうか、これをお読みになっている方々。
夫や妻の発言で傷つくことはあるでしょう。
しかし、お互いに、言葉尻に上げ足を取るのではなく、相手が その言葉を聞いて、どう思うのかまでを確かめて下さい。
貴女の吐いた言葉で夫が何を思うのか?
また貴女の吐いた言葉すら、腹いせの言葉で 本音とかけ離れていないか?
よく私の所に寄せられる声は「夫の本音が知りたい」という事ですが、その前に、貴女も自分の本音にもっと耳を傾けて下さい。
夫に対して「もう、離婚ね」と言ったと言い、私の所へは「先生、離婚はしたくないのです」と言われます。
でも、夫の耳には離婚よ、の言葉だけが残っていて、夫もその準備を進めています。
どちらが正しいか、間違っているかの正誤の問題にすると、引くに引けなくなります。
「離婚の話はお金の話」と私は常々言っています。
今、単なる別居でも、生活費はいくら欲しいのか?という「婚姻費用分担金」の話に進んでいるなら それは離婚へのレールを歩みだしていると考えて下さい。
貴女は単に生活費の話をしているつもりでも、慰謝料の話まで出ているなら、婚姻費用分担金は、離婚までの生活費を渡して、結婚生活をお金でケリをつけようとしているのです。
それなのに、別居をしているからと言って、妻側が、夫のこんな部分が解消されたら、別居を解消してあげると考えていても、夫側は、別居を解消して、再び夫婦としてやっていこうなどとは考えてないという事です。
だから、別居を夫婦の冷却期間と考え、お互いが頭を冷やして、お互いの改善点を述べ合って解決できると考えていると大間違い。
夫側は、妻の顔も見たくないと離れているなら、そこで、まだ夫に改善点を求めるなんて、もう妻との今後はありえないという感情を持つでしょう。
今、例え調停で、生活費という婚姻費用分担金の話を取り決めていると、考えるのは妻の勝手ですが、それは離婚迄の
息継ぎが出来るようにとのお金です。
決して、夫婦をやり直す前向きな生活費ではないと考えるのが妥当です。
何度も言いますが、離婚の話は、お金の話。
小倉 優子さんの夫も、子供の認知はしたという事は、養育費というお金を払うという事で、子供の事もお金で責任を取るという事です。
だから、貴女がお金の事を言えば言うほど、貴女の夫は自分へ求められていることも、お金だけかと、貴女を悪者にする材料にします。
つまり、お金の話になったら、それは離婚へと潮目が変わってしまうと考えると、迂闊にお金の話をすることは控えるべきなのです。
私もほぼ、子供を母子家庭で育てましたので、お金の大切さは、いやと言うほど分かっています。
その、私がお金の話は、あまりしない方がいいというのですから、貴女も目先のお金の話を、軽々しくせず、
お金の話をすれば、どうなるかという想像をちゃんとしてください。
では、今日はここまで。