夫の本音を知るには
夫婦は新婚マジックが溶けたら、喧嘩が増えたりもします。
もっと年数が経てば、倦怠期などに陥り、生活の知恵で平気を装い、乗り切ります。
こんな時、夫婦は互いに不満を溜め込んでいても、顔や言葉に出さないのが美徳と考え
意見の交換も喧嘩となり、混ざり合わない事を知るのもこの時期です。
そうした中、夫婦は出来るだけ会話をしないことが平和な暮しにつながると考え、
挨拶事しかしなくなります。
そこで、夫側に何が起きていても、気づきません。
何故なら夫婦はすでに「蜜」を手放し、家族の事に対する業務連絡のような
会話しかしなくなっています。
でも、それはそれで、家庭は運営されて行き、子供達もいたら、それなりにイベントもあり、
家族は前に進んで行きます。
でも、そうした時、ふとした拍子に夫の浮気を知って、動揺された妻、
或いは そういう浮気問題に取り組んだ結果、当方のドアをノックされます。
そこで、妻のタイプは3派に分かれるのです。
Aのタイプ 夫とは日常会話はしていて、何なら仲は良かったと感じている妻
Bのタイプ 夫とは必要最低限の会話しかなく、夫には失望している
Cのタイプ 夫とは何年もまともに会話もなく、夫からも離婚を迫られている。
この3タイプに共通して言えるのは、どのタイプも、離婚は望んでいないという事です。
でも、ABC、どのタイプも、離婚の危険性ははらんでいると思います。
そこで、今日の課題は「慇懃無礼」です。
慇懃とは 丁寧なという意味があります。
それに対し無礼とは、文字どうり、礼儀がない事ですが、「講」の字を加えた「慇懃講」は「いんぎんこう」と読み、「参会者が礼儀正しさを崩さない集会」のことです。また無礼にも「講」を足したら
「無礼講」のと言い、反対の意味になります。
この慇懃と無礼が合わさると、丁寧過ぎて逆に無礼だという解釈になりますが、
丁寧で、何故無礼かという意見もあるかと思いますが、皆様、気心の知れた友人に、気を使いながら話しますか?
要は、慇懃とは、丁寧も度が過ぎると馬鹿丁寧と言い、争いや失敗を恐れての距離を表します。
つまり日常会話が在っても、それは心からの理解し合った話はしてないからです。
ここにどちらが悪いとか、誰のせいで、そんなになったかという事は、ちょっと横に置いておき、
妻側が、心からの会話をしてないことぐらい、夫も感じているという事です。
何故なら、夫だって心から家庭で笑ったことも、ないことぐらい分かっているのです。
理由はさておき、夫だって、それを寂しいと思っているはずです。
しかし、夫は男ですから、寂しいなんて、口には出しませんし、少し距離を感じている妻に、
そんな胸の内を話すはずはありません。
一見、穏やかに見えるという会話はどんどん、心の内と離れていくのだろうな、と感じるのです。
だからこそ、日常会話があるから、自分たち夫婦が、大きな問題はないと感じていたら、やはり、それは鈍感だと言わざるを得ません。
慇懃無礼・・・・失礼がないと感じていても、心も通じ合っていない、これが現実です。
そういう意味では、夫婦って失礼な姿をぶつけ合えるくらいの方が、普通だという事です。
では、今日はここまで