不倫保険?
よく、相談者に問われる言葉に「何が浮気で 何を不倫と呼ぶか」です。
私は分かりやすく言えば、浮気は未婚のカップルでもあり得ますが、不倫は誰かが既婚者だという事です。
これを相談者は、心の問題のように捉え、浅い付き合いが浮気で、深い付き合いが不倫と分けているようです。
では浅いと深いの違いは、と逆に問えば、浅い付き合いは、夫と趣味が合い、価値観が近い、心の中の部分が大きいという事に対し、不倫は肉体関係を持っているかどうか、という事に線引きされているように思います。
しかし、妻にも色んな性格があり、風俗も浮気と考えている人もいて、それなら、風俗の人と、夫の心が通い合っているかというと、それもまた違うと思うのです。
そして、その理屈で言うと、風俗には肉体関係を持っているので、不倫になるという説になります。
もうそういう事なら、浮気も不倫も線引きする意味がなくなりますので、あえて事実を言うと、風俗に行く夫に対してさえ、妻は浮気をされていると感じるくらい、夫が妻以外の女性と親しくしないでほしいという事だと思うのです。
心のつながりが嫌なのだから、肉体関係を持っているなんてもっての外。
とにかく夫は妻以外を見ないでほしいという事です。
そこで、夫の浮気や、風俗遊びが発覚した時に、妻が夫を許すか、許せないとかの問題にすぐに移行してしまうのが間違いだと思うのです。
つまり妻が許すか、許さないかに、フォーカスしてしまうと、夫にすれば、許されるか、どうかならいいのですが、
悪い?夫なら、どうすれば、妻が許すように持って行けるかという観点になります。
要は 妻は許したがっている事を知っているので、妻が許しやすいように話を運ぶのです。
それは、もちろん謝罪もするでしょうし、お小遣いも減らすという反省を見せるでしょうけれど、そもそも、風俗に行くのも、夫はお小遣いの範囲を超えている場合が多いので、それは妻に内緒のお財布があって、遊んでいたので、そのお財布やへそくりを相変わらず、夫の自由にさせていたら、もし、妻にさえバレなければ 内緒で風俗遊びは続くでしょう。
でも、この風俗と言う言葉を「浮気や不倫」と言う言葉に置き換えてみてください。
風俗もそうですが、浮気も不倫もお金が掛かるのです。
もしあなたの夫が妻に浮気がばれたとしても、あまりお金を使っていないというような事を言ってるなら、その浮気は逆に危険です。
本来、浮気も不倫もその始まりはお金を使います。風俗と出会い系を同じグループに入れて考えると中には、風俗も出会い系も、最初はお金を使いますが、気心がしれてくると、なるべくお金の掛からない付き合いをするようになります。
この頃 妻にばれていたら、最悪です。
妻が風俗遊びの嫌なところは お金の無駄使いという事も含め、怒ってしまうと、夫はお金を使わない事が、風俗に行ってないというようなカモフラージュにしますから、お金を使ってないという風に工夫するようになります。
それはどういうことか、と言うと、妻の怒りの大部分が、お金の浪費という事になると、夫は妻に報いるのはお金を使わないようにしているというポーズを取り、お金を使っていない風に見せるだけです。
これは 私が相談者に時々感じるのですが そもそも妻は真面目に家計を管理して質素に生活をしているタイプが多いのですが、それだけに夫の浮気を見つけた時は、お金の事が中心になってしまいます。
それで、ついお金の使い道で、夫を管理しようとすると、元々、妻には細かいところは見せてないので、今以上に締め付けられた途端、夫側も、算段するようになります。
ではその算段は何かと言うと、これは算段だけに限らず、段々お金を使わない付き合いに変わっていくのです。
「釣った魚に餌はやらない」と言う言葉は、何も悪い意味だけではありません。
肩の凝らない付き合いが出来るようになるという事を意味します。
例えば、恋人同士になるためには 最初は、オシャレなデートスポットを選んだり、ドライブをして、綺麗な景色を見に行って、感動を共有して、男女は心を通わせます。
それが成功した暁には、夜のデートは、特別な時だけにして、レストランは行かなくなり、普段は居酒屋とかご飯屋さんになります。
そして、これまでは遠慮もあり、女性とエッチしたくても、ファッションホテルを使っていたのが、彼女も心を許してくれると、自分の部屋に迎え入れてくれるようになるのです。
これが独身の一人暮らしの浮気相手の場合です。
また、浮気相手が既婚者の場合は互いに家庭を持つ身という割り切った関係ですから、気心が知れてくると、車で勝ち合わせ、どこか人目に付かないところで、車の中でデートをします。そしてソソクサと帰宅するので、デートしてきたとは疑われないという事があります。
これがお金の使わないデートの正体です。
要するに、浮気の問題をお金の問題にすり替えると、こういう事が起きます。
「釣った魚に餌はやらない」という事は、通い始めはお金が掛かるのですが、お金の使わない逢瀬をするには、それだけ深い仲に進行しているという事ですから、夫が浪費をしなくなったとしたら、それは逆に危険水域に入ったという事にもなります。
何なら 最悪の場合は 最初は本当に風俗に勤める女性と恋仲になった場合、その女性は、店の外で会うようになり、
そういうプロの女性とお金を使わずに付き合うようになるのです。(若干危険な遊びですが)
このようにお金を使わずに男性が遊ぶようになるという事は それだけ、相手とは気心の知れた仲になっていて、
妻の攻めから、浮気相手がご主人を守っているようなチームワークが出来てしまい、お金を使わせないような優しさを浮気相手が発揮しだすのです。
でも、妻のやり方が間違っているのです。本当は、夫を誰にも取られたくないと思いつつ、そういう女性としても嫉妬よりも、夫の浪費と言う点で夫を縛ろうとするから、夫はお金の無駄使いさえしなければいいだろうという風になります。
要は妻は 夫の浮気問題に対して、本当の自分の気持ちを隠して、夫を管理監督という事にいち早く、進もうとするから
本質を分からないままになってしまうのです。
浮気発覚後、夫の浮気を許す、許さないという事に何故そんなに急ぐのですか?
本当に大事なのは、何故 そういう遊びをしたと思いますか?
夫の浮気が 遊びか、本気かと考える前に、何故 その浮気をしたのかと、中身に関心を寄せてほしいのです。
それを、お金の問題に切り替えたり、使途不明時間を作らないように、GPSアプリをスマホに入れて管理をするという、妻の管理下に置く事に尽力すれば、妻の目を盗んで分からない場所で、遊ぶようになります。
だからいち早く、妻が許すか許さないかという事にシフトするのは その浮気の中身を見ようとせずに、蓋をしてしまうに等しくなるという事を分かって下さい。
そして、妻の貴女が、許すか、許さないかを、中心に考えるのは、妻が夫をコントロールできると思い込んでいる証拠ですが、そういうケースの夫の場合、とっくに家庭には、心を置いていません。
「でも、自宅に帰って、妻の作った食事を食べ、お風呂に入って普通にしています。」と言われますが、それは家庭や夫婦で心通わせているのではなく、本当の遊びや楽しい事は家の外にあり、家庭は羽を休める場所です。
家庭が羽を休める場所になっているなら、それでいいじゃないかと思いますが それは、あくまでも外遊びもしていないという事が前提になりますが、浮気の疑いを持たれるような夫は、脛に傷持つ訳ですから、家庭で、落ち着けるはずがない。まして浮気がばれているなら、家庭は針のむしろですから、無難に過ごすだけです。
要は家庭は単なるネグラになってしまっています。
それを、家庭では争いごともなく、平和に過ごしていると思うなら、それは夫の二面性を見ているだけで、きっと家庭では夫はいい子ちゃんしているだけですので、それを見て争いごとがないから大丈夫というのは危険です。
今日は何を言いたかったかと言うと、まとめると、浮気発覚したからと言っても それ自身を終結させないと真の平安は訪れません。
妻が許すか、許さないかの問題にいち早く進もうとするのは、真実のもみ消しでしかないという事を知って下さい。
では、今日はここまで。