裏切りにも色んな種類がある

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

よく、相談を受ける事で、「夫が嘘をつくので、どうしたらいいか?」という事です。
どういう嘘かと言うと、いくつかパターンはあります。
まず、一番多いのは、帰宅時間や、お金の使い道などに嘘があり、どうやら、浮気が終わっていると言っているけれど、
やはり続いているようだ、という内容です。
そして具体的にはどういう嘘をつかれるのか?と聞くと、せめて、夫の行動予定は嘘をつかずに教えてほしいと言われます。
だから、何が望みかと聞くと、「妻の私には嘘をつかずに正直に言ってほしい」と言われます。
この解決策を相談されるのですが、嘘をつかれるのは、嫌なのは分かりますが、肝心な話、嘘をつくことが問題なのではなく、何故嘘をつくのかという事です。
これはお読みになっている方は、もうお気づきですよね。
根本的な問題は浮気がまだ終わってないから、そういう風に嘘をついてでも、ご主人は行動を分からなくさせているのです。
では、何故そういう事になるのかと言うと、浮気が本当におわっているかどうかの確認もせずに夫が浮気が終わったという言葉だけを信じて、前に進んだからです。
つまり手抜きとは言いませんが確認を怠ったというより、確認することを怖がったという事だと思います。
だから気持ちとしたら、現実を見るのを恐れているという姿勢ですから、ある意味夫からは、そういう妻の恐れを手玉に取られているのです。
これは、妻がいくら、夫を監視しているから、と言っても、根本的には妻は色々確認することを恐れている事を、夫は見透かしているので、嘘をつくか、付かないかは、根本的な問題解決とは、別問題なのです。

また、もう一方で、夫が風俗に行くことを浮気の一種だと考えている妻がいます。
しかし、夫がそういう所への出入りをすることが判明し、夫を浮気性と考えている妻がいます。
だから、夫はそういう所への出入りも隠さないといけないし、時間的な事も嘘をつくしかしかたがないのです。
だから、嘘をつくというのは最終的な結果の話であり、根本的な問題は、本当の事を言えないという事です。
では、何故本当の事が言えないかというと、答えになっていませんが、「言えるはずがない」という事ですし、言って許してもらえるとは思っていません。
相談者の妻は、「せめて、嘘はつかないでほしい」と言われますが、そんな風に望む妻は、現実は受け止められないタイプなのです。夫の風俗は、浮気かどうかの定義はともかくとして、夫側はそれを浮気とは考えていません。
でも、本当は、その奥にもっと深い理由があり、妻には認めてはもらえないとは言え、本物の浮気をしているとは口が裂けても言えないから、万一ばれた時用に「風俗」と言って、格下げにしているだけな事がよくあります。
しかし妻は風俗でも、嘆き苦しんでいるので、到底、本物の浮気をしているとは言えないという方程式が成り立ちます。
ま、妻にすれば、本物の浮気であれ、風俗であれ、妻以外の女性と肉体関係を持つなんて、考えたくもないでしょうけれど、
本当に怖いのは、心まで持って行かれてしまう事です。
夫の行動を、GPSで監視しているつもりでも、それは何とでも裏を描かれるのです。
電波の必要な文明の機器は、電波のせいにされ、行動が掴めなくなります。
貴女が、スマホや、車にGPSを仕掛けても、それは電波頼りという事ですが、仕掛けがばれているなら、いくらでも裏を描かれます。
つまりGPSを仕掛けたところで、どっきりカメラではないですが、「ここに落とし穴が掘ってあるよ」と聞いていて
その穴にはまる人がいますか?
GPSも内緒で車に仕掛けているつもりでも、それまでに幾度となく夫婦喧嘩をして、夫の行動を分かっている的な発言をしていると、夫もかなり探られていると警戒するようになります。
そんな中、妻を裏切っていた罪滅ぼしに、夫のスマホにGPSのアプリを入れるわよ、なんて言ってしまってから導入する人がいますが、それにOKをしてくれたらから、夫の行動はごまかしようがないと思うのは大間違い。
今は GPSの裏を描くアプリも妻以上に夫が詳しいなんて話はよく聞きます。だから、妻の人は、夫の行動を全部把握しているなんて思っているなら、それはちょっと見直した方が良さそう。
もし本当に夫が浮気をしている時に、妻には本当の事を言えるはずがない。だから嘘をつかれると嘆く前に、知ってほしいのは
妻には本当の事がいえないから嘘をつくとしたら、それも一つの考え方です。
もう少し、良い言い方をすれば、貴女を傷つけたくないから嘘をつくという事もあります。
では今日はここまで

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼