仮面夫婦の勧め

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

今、世間はコロナウィルスで苦しむ人や、大事な人を亡くした人。そして命がけで医療に携わって下さる方々に
私のような職業の人間が、「不倫だ、浮気だ」とコラムで書くのにノー天気に感じる方や、不快に感じる方。
先に謝っておきます。ごめんなさい。
今、貴女の夫は、行動規制や自主規制で、ご自宅に居るかもしれません。
それまでは、毎日、夫の帰宅時間が遅いことに「浮気相手と会っているんじゃないか」と胸を痛め、不安を抱えていた時の事を思うと、家に居てくれることは安心だと思います。
暫く会わないという時間と距離が不倫に自然消滅という風に作用してくれたら、儲けものです。
しかし、これは希望的観測であって、コロナと同じ、本当に終息するのはいつかは、誰にも分からないのです。
昔、郷ひろみの歌にもありました「♬会えない時間が~愛、育てるのさ~(^^♪)」
この自宅待機の時間にどのような連絡手段で、どのように、愛をつなげているのか、それが大事です。
自宅に居て、まさか、浮気相手と電話で会話するのは、むつかしいですよね。
でも、LINEやメールなら、少しの間で、連絡は取れます。
ここで、ようく考えてほしいのです。
浮気相手との、浮気の形跡や証拠を掴む事が出来ないと悩む貴女。
「元々、家の中でも、携帯はロックする主人でしたから」とか。
「浮気の疑いを感じた時 妻の私が問い詰めてから、携帯が見られなくなりました。」とか。
「夫がお風呂に入るときでも、肌身離さず持ち歩いている」
……改めて、こう読むと、原因は分かるでしょ?
携帯電話や、メール、LINEは、浮気そのものを続けさせるツールであって、どちらかと言うと、これまでは会うための連絡でした。
会える浮気相手と、スマホで長々はしゃべりません。
中には遠距離恋愛ならず、遠距離不倫や、中々会えない事情(相手女性にも家庭のあるW不倫)がある場合は、携帯電話で、愛をつなげて、盛り下がらないようにしておかないといけません。
だから、会えないからと言って、連絡も取らないという事ではないのです。
でも、ご主人の浮気解決の相談を受ける時に、まずは事実確認が必要で、浮気が継続している証拠はありますか?と聞くと、どういう訳か急に浮気が終わったような考えにシフトします。
もし証拠が必要となると、現実を見なければならないという事に躊躇する気持ちが湧いてくるのだと思います。
いわゆるおじけづくと言う感じですが、相談者の本当に望む事はこのような質問をされます。
「夫の浮気は、一応終わったとして、これからどうしたらいいですか?」という質問です。
この「終わったとして・・・・」というところがミソです。
つまり「終わったことにする」という考え方です。しかも、終わったかどうかの確認はせずに、終わったことと思いたいという希望的観測で、その次に進みたいのです。
夫の浮気が終わった、その後、夫婦の修復方法を先に知りたいという気持ちです。
この気持ちは、本当によくわかります。
でも、肝心なのは、本当に終わっていなければ、終わった後の対策は意味がないのです。
そればかりか、妻が終わったと信じることで、夫の浮気は益々水面下に潜ってしまい、無かったことになるのです。
ここで、夫と妻が寄ってたかって、浮気は過去の事にしようとする「共同作業」をすることになります。
こうなると、もし妻が、夫の浮気の後遺症で、猜疑心に苛まれても、夫は「過去の事」で「終わった事」には例え妻の不安であっても、その悩みには付き合ってくれません。
こういう構図が出来上がると、浮気の問題もお蔵入りしてしまうのです。
これが 浮気を継続させていく一番多いケースになっています。
だから、本当に浮気は終わったかどうか、その終い仕事をどれだけ、ちゃんとしたか、が、浮気を終わらせる事の肝心かなめになります。
と、いう事で、いざとなると腰が引けて、「ふわっとした問題」にすることが、一番、善くないという事をお分かりください。
今、夫は浮気相手と連絡を取っていないから、または、会わないからと言ってと言って、浮気が終わった事にはなりません。
携帯電話は会うための日時を連絡するのが、主な役割ですから電話で連絡を取り合ってないのは、当分会えないからかもしれないとも考えられます。
だから、夫が在宅をしていて、妻の見えるところでは、浮気相手と連絡を取り合ってないと言っても安心はできません。
単に連絡方法や、頻度が変わっただけかもしれないのです。
つまり、携帯電話は、会うためのツールであって、浮気が終わってない限り、何かしらの連絡手段はあるはずです。
妻の貴女が見ている電話がすべてではありません。
目で見える物がすべてでもありません。
真実は、見えない事の中に潜んでいると考えましょう。
しかし、この在宅期間、夫への猜疑心は、暫く捨てましょう。
何故なら、同じ屋根の下にいて、今は、妻もどうしようもない中で、猜疑心だけを持ち続けるのは、つらい物です。
このコロナ騒ぎが収まって、またご主人も活動し始めて、妻の貴女も、鬼退治?へと動き出せる時がきたら、その時に全力を出しましょう。
今は、不倫も夫婦げんかも一旦休止。
仮面夫婦で頑張りましょう。

では今日はここまで。

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Mybestpro Members

村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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