似非(えせ)夫婦修復
今日は、「いざという時のいざはいつ?」というテーマで書きます。
実は、このところ、暫くコラムをサボっていました。
言い訳ですが、コロナウィルスの影響で、在宅勤務に移行し、家でのんびり仕事しているせいか世間の喧騒をよそにしたいという現実逃避があります。
そこで、朝からモーニングコーヒーを飲みながらゆっくりテレビを見るという毎日を送っています。
朝の番組はどちらかと言うとモーニングショーというのにチャンネルを合わせがちですが、私は玉川さんのリサーチ力に一目おいてます。
今回も緊急事態宣言を巡って、規制だけでなく保障もつけないと・・・というのが、概ねの一致した意見。
それに対して、政府側はどうも、保障に対しては渋っている様子で、何とか理由をつけて支給には後ろ向き。
何故私たちは払いたくもない?税金を毎年毎年ずっと払っているのか?
何のために政府に行政を委託しているのか?・・・・・・
こういう時の為にドンとお金を出してもらうために払っているんでしょ。
国民のみんなが困った時に使って欲しいから税金を払っているんだし、逆にそれに使わないといつ使うの?
政府に・・・何か利権のために税金を使われることじゃない。じゃ、これ以上の何が起きた時に、国民に還元されるのか?
よく言われる「有事の際」といいますが、これは今じゃないですかと問いたい。
マスクを各家庭に2枚づつ送るのに、400億円。それを国民が本当に望んでいるかと言うと、もちろんマスクは必要ですが、それをばらまくことが政府のすることではなく、医療や国民にマスクが順当に行き渡るか.買えるようにすることが、対策だろうと思うのです。
で。で・・・・・ですよ。
政府に対しての不満は、専門家に任せるとして、私の仕事として、やっぱり夫婦の事について書いていきたいと思います。有事の際
私のところに相談に来られる方は、「どうしていいか分からない」という事を異口同音言われます。
そうです。どうにかしたいのです。
でも、このどうにかしたいという言葉を聞き、どうしたらいいかという事をお話しします。
しかし、数々の提案をしたいけれど、相談に来られる段階で、どなたも、あまり残された方法がありません。
たいていの方が、自分なりに努力という無茶苦茶をして、もはや夫婦の関係が最悪になって、夫婦の修復云々という
精神面とか、向き合う姿勢でなんとかできる段階を過ぎてしまっています。
そこで一縷の望みを求めて、「どうしたらいいか?」と相談されますが、どうしたらという割には、何かするには、もうその後の事が怖くなっていて、夫が怖いので、何もしたくないというのが、本音です。
つまり、「どうしたら」の「したら」を翻訳をすると「したくない」と言う言葉なのです。
言葉の上げ足をとるのではないですが、もう色々やりつくして、何もしたくないというのが本音です。
一歩踏み出して、物事が悪い方向に進んだらどうしようという恐怖心でいっぱいなのです。
特に夫の浮気を疑っている場合は、監視して、問い詰めて、何ならスマホにGPSも付けて・・・・という事をしても何も問題は変わらなかったと言って駆け込んでこられます。
万策尽きた・・・・これが実際のところです。
要は、やることがなくなったということです。そしてとうとう、探偵ばりの追跡をして、顔がばれてしまい、もう破裂してしまった後に、当方のドアを叩かれます。
だから、もう出来る事は、数少なく、後は顔を知られてない探偵が追いかけるしかないという事です。
そうなると、そんなことをしてまでは・・・と、アクションを起こすことではなく、それ以外の方法を望まれます。
では、それ以外の方法とは?
それは夫に向き合う気持ちや、姿勢。どういう会話をしたらいいかとと問われますが、要するにそれは浮動していいかわからないと言いながら、やりたいことは夫と向き合い、会話をしたいという事と思っているのです。
つまりどうしたらいいかわからないと言いつつ、やりたいことは決めているのです。
でもそれを私は叱っているのではないのです。
今の自分は そういう事なのだという事を理解されないと何も変わらないのです。
で、それを理解された後、どうするかというのが、本当の取り組みなんじゃないかな。
そこで、夫の見えない金遣いがあるなら解明しないといけないし、休日出勤だ、残業だと、仕事に一生懸命なのに休日手当も付かずいっこうに給料に反映されない。
こういう矛盾に手をいれないといけない場合もあるし、どうしても浮気相手とのことを終わらせないといけないなら
探偵を使わないと証拠が撮れない場合もある。
もっと前なら、向き合う姿勢などの、精神面の話で済んだのに、もう今や、その段階では済まないところまで来てしまっている場合、そのような提案をしたら、お金が掛かるから、そこまではしたくないと仰られます。
でも、若い夫婦ならいざ知らず、ある程度の貯えもある年齢の夫婦で、浮気にお金の面でも浪費されているとしたら、その浮気を堰止めしないといけないのに、調査にお金は使いたくないと言われます。
それはなぜかと言うと、「来年子供が進学するから」とかで、どうしてもお金の使い道がすぐ先に迫っている場合はともかくとして、「将来の為にお金は持っておきたい」というのが、理由と言われます。
または、「例えば病気とか、離婚とか、この先、何かあったときに残しておきたい」言われます
でもね、よく考えてみてください。
もしか、何かあった時というのは、今ではないですか?
その何かあったらという何かは何の事なのでしょうか。
では逆に考えてみましょう。
そのもしかの事って、今起きているのではないですか?
このまま、何もしなければ、何も変化しないと思いますか?
幸せかどうかは別として、この結婚生活が永遠に続くとお考えですか?
・・・・そうなんです。
精神的にはつらいでしょうけれど、貴女はこの生活が、続いていくと無意識に考えているのです。
だから、この生活に荒波を立てずに、夫を怒らせなかったら暮らしていけると思っているのです。
でも、多くの夫婦を見てきて、別れないと思っていた夫婦ほど、あっけなく別れます。
そして、その理由は、夫と喧嘩をしなかった夫婦ほど離婚率が高い。
つまり、最初は喧嘩で対立して、結局、いがみあうのが嫌になって、もう表面的な会話しかしてこなかった夫婦が、最後はあっけなく別れる事を、どれだけ多く見てきたか。
一見、平和に暮らしているように見えて、本当の問題を直視してこなかった夫婦が、別れるときには、急にその日が来ます。
でも、その本当の理由は最後まで分からないじまいであることが殆ど。
私は、そういう現実に蓋をした生き方が、結局は離婚を呼ぶのだと感じています。
今、本当は貴女の足元に、ぼやという小さな火事が起きているのです。
今、多少の出費をしてでも消火器を手にいれないと、将来の為にお金を残しておいても、その時は大火事になっていて手遅れになるのです。
コロナウィルス対策に、様子を見るという政府のやり方が、手遅れだ、遅い、後手後手だという批判的な気持を持っている世間の声はよく聞きます。
なんでも早めの対策をするべきと、客観的に見ると、手遅れにならないように、何故政府は手を打たないのだ?としっかり批判をされると思います。
貴女も実際、人の事や世間の事には、冷静な意見を言えても、こと、自分の事となると、問題はもっと先に、最悪になってから考えるという風になります。
もう今が最悪なのだと気が付きましょう。
有事の際という、今、起きているから有事と呼ぶのです。
いくら逃げても、ごまかしても、そろそろ今が最悪だという事から逃れられません。
じゃ、私と一緒に、真実を見極める目を養い、打ち勝とうじゃないですか。
(選挙でも出るモードになってしまいましたが)
では今日はここまで。