夫の友人関係

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

皆様、今、世の中は大変なことになっていて、家庭の中はコロナ対策で手がいっぱいなのではないかと思います。
現に私もこの騒ぎの中で、楽しい遊びも、欲しい物も我慢をして、まずは何をもってしても、命を守ることを
第一に考えないと・・などと、考えていました。

実際、志村けんさんがお亡くなりになったことも、私のような一般人も、気持ちは沈むので、
志村さんの周りの方は、本当につらいだろうな、と、思うと、こんな時に男性の浮気の事なんて、
書いている場合じゃないわ、としばらくコラムを書く気持ちになれませんでした。

しかし・・・たかが浮気、されど浮気。
家庭の中に暗雲を齎すのは、浮気問題も当事者にとれば大変な苦しみ。
やはり、私は気を取り直して、今日はちょっと、筆を執ることにしました。
この年になっても、いまさらハッと気づくことがあります。
逆になぜ、今まで気づかなかったのか、自分でも、いい年をしているのになぜ、
こんなことぐらい分からなかったのか?と不思議でならなかったことがよくあります。
今日はそんなことを書いていきます。

実は 私は20歳ちょっと過ぎで結婚した私は、何も知らない世間知らずでした。
結婚をした友人は一人、おませな人がいたか、いないかくらいで、結婚式をしたのは高校の時の友人の中では
私が初めてという感じでした。

結婚式と言っても、ホテルや、結婚式場のような豪華な式ではなく、今でいうレストランパーティーのようなもので、
会費制にして、私達は白い服を着て、臨みました。

一緒に住んでいた私達は、新婚旅行もなく、冬になったら、スキー旅行に行くのを楽しみにするくらいの、こじんまりした結婚生活をスタートさせました。

披露パーティーに限って言うと、私は関西、地元ということもあり、中学高校と、学生時代の友人や、バンド仲間もギターを持って来てくれて、BGMはフォークソングという、手作りの披露宴をしました。

元夫は、ある地方から親に勘当されていく場所がなく、関西に来た人でしたので、関西には知り合いがおらず、就職をしてからの、会社の同僚を結婚式に呼びましたが、元夫の友人はフリーターの男の子、2人来ただけでしたが、私の友人は、バンド仲間の男の子の数が多くて、当時は新郎の友達より、妻のボーイフレンドが多いのはどういうこっちゃと、よく笑ったものです。

お金のない私達は、披露宴らしきものが出来て、それで、十分でした。
その後、元夫の父親の勘当は解けたのか、元夫の地元のお寺で式をせよと、呼ばれ、元夫の親戚の居る地方に挨拶を兼ねて式を挙げに行きました。

でも、その時も、元夫は地元にも関わらず、学生時代の友人は一人も来ませんでした。
当時は、幸せいっぱいでしたので、元夫の友達が式に来なくても、みんな忙しいからだと思っていて、何も不思議じゃなかったのです。
それから、月日が流れ、私は、幸せのおすそ分けというキャッチフレーズで、結婚相談の仲人もし、中には結ばれた人の式に参列する機会も多くありました。

もちろん、それまでに、友人の結婚式にも多く出てみて、分かったのですが、新郎の男友達が、結婚式の場を盛り上げ、新婦の女友達が、場を華やかにしたりで、沢山の結婚式に出席して気づいたのです。
若い時だったとは言え、なぜ 私達結婚式には元夫の男友達は誰も来なかったのか?
何も友達が多いことが、一番とは思いません。

でも、今、この夫婦の相談事をしていて、私達とよく似たケースがあるのです。
ご主人が、同性の友達が殆どおらず、そのくせ女性との浮気などは、結構繰り返す人。
相談者の夫像を聞いていると、男女同数くらいの友人がいるという方は少なくて、社会人になってからの同僚はいても、仕事だけの付き合いであったり、大学の友人などは皆無だという話をよく聞きます。
そのくせ、結婚式はとても豪勢な場所でお金をかけてするのに、男性友達が殆どいなくて、親戚ばかりという話はよく聞きます。

その夫像を聞くと、そういう人に限って、プライドが高く理屈っぽく、妻には立派な口を叩くのに、同性の友人がいないのです。

これは、何なのかな?と相談者の事を通じて、私は自分の結婚式を思い出して、はっとしたのです。
それまでは、自分の結婚式は思い出しても、元夫の友人が殆ど来ていなかったというのは、何とも思っていなかったのですが、今にして思うと、学生時代から友人がいないのではなく、何かしら、消し去る昔があったのじゃないかな、ということです。

例えば、言っている過去と、実際、は違うとか。

学歴が違うとか、学部が違うとか、つい嘘をついていたくらいなら、ポリポリと頭を掻いて妻に言えばいいだけですが、何か学生時代に友人と信頼関係を築けなかった人とか・・・・・
つまり、友人の数というより、友人の付き合いの長さは、信頼出来うる人物ということですから、どの時代でも、積み重ねだと思うのです。

ただ、不幸にして、親の都合や転勤で、引っ越し、転校を余儀なくされた人は気の毒ですが、それでも大学なら、学部が一緒とか、趣味のサークルが一緒とか、大人の年齢なのですから、人生論を語る親友の一人くらい出来ないはずがないと思うのです。

それなのに、学生時代の友人が一人もいないというのは、何等か過去の足跡を消してきたか、人と信頼構築ができないタイプなのか、という可能性があります。

もちろん、芸術家や、ちょっと個性的な人、または人と群れない人、いろんな人がいてもいいと思いますが、ガールフレンドはたくさんいたのに、男性の友人がいなかった人は、「積み重ね」という信頼関係を築いてこなかったんじゃないかなアと思うことがあります。

モテナイ男性からすると、不思議でしょうけれど、女性にモテるのは簡単なのです。

年頃ですから、理屈抜きで、体当たりして、体ごとのボディーランゲージをすれば、女性だって嫌な気持はしないです。
情熱的に口説かれて、抱かれたら、女性はそれを愛と思ってしまいます。過去を見れば今が分かる。
いくら仕事が忙しいと言って、家では鬱に見えるくらい残業が多くて、妻の無理解を嘆く夫がいても、それだけ働いて、残業手当が付いてないならおかしいでしょ。

または、管理職だから残業手当はないといわれても、それだけ働く人なら、目に見えて出世もしますよ。
そんな鬱に見えるくらいの元気のない社員を出世させませんから、家庭の中だけで鬱に見せているのかもしれません。
そういう訳で、今日は、自分の夫はどういう学生生活を送ってきた人か?ちょっと、考えてみませんか?
人生は積み重ねです。特に人間関係においては、積み重なると、沢山とは言いませんが、よほどの変わり者じゃない限り、親友の一人や二人くらいは、出来ているはずです。

女性の浮気相手は、常に居て、同性の男友達が居ずに、妻を悪者にばかりする夫は、本当の変わりもんですげね。
では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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