浜ちゃんの浮気に見る別れの潮時
会話のキャッチボールが大切と、いいますが 私はその前に、礼儀のキャッチボールが同じくらい大切と感じています。
実は この礼儀のやり取りは、夫婦の関係にも一番大切と言っても過言ではないと感じています。
でも夫婦関係がこじれてきたら、互いを敬う事はしにくいから、夫婦が互いに無礼になります。
そして、その無礼な言動は、正常な事態ではなく、夫婦がもめているから仕方がないと考えがちです。
でも、本当はそういう事ではなく、元々夫婦が、互いに無礼と言う姿勢に気がついてない場合は、夫が浮気したとか、妻が不倫をしたという以前の問題として、夫婦が揉めがちです。
もめがちと言うのは、相手を敬う気持ちが少ない為、もめても、解決の方向へ進む努力に気がつかないのです。
それは妻自身がとか、夫自身がとか、どちらかというより、お互い様という言葉がぴったり来る感じです。自分で自覚がないだけに、浮気問題云々の前に、お互いがとても人に対して礼を欠く人がいます。
これは親しい関係であればあるほど、甘えが出るので対立関係が倍増するのです。
だから問題の中身よりも、互いの無礼極まる態度に、問題解決がよけいに難しくなってしまうのです。
そういう最悪の関係になってから、ふてくされるようになるので、もう収拾がつかなくなるのです。
礼を欠くと書くと、とても固い言葉に感じますが、実は夫婦においては、「仕方がない」というような投げやりな態度と訳したら、わかり易いのでは?
妻は私のところへ相談に来られる段階では、夫との関係が最悪になっていますから、夫への恨み言のオンパレード。
でも、元々がふてくされるタイプなものですから、夫と問題が生じた場合、火に油を注ぐだけの話法になり、ヒートアップし易い傾向があり、問題の核はそっちのけで、互いの態度へのナジリ合いになるか、逆にふてくされるか、どちらかの態度になります。
ただ、夫も何らか浮気等も発症?していますので、そこで「妻の礼儀」に関しては文句をいう資格はありませんが、例えば夫のご両親との関係性や、夫の仕事関係者との付き合い等も含め、往々にして、妻の横柄な人付き合いなどに不満を持っているケースが多いのです。
そこで、浮気が始まってしまうと、浮気相手のしとやかな振る舞い等と妻を比べるものだから、夫婦は破綻の一途をたどります。
そうなってから妻が態度を改めても、間に合わない、問題は違う方向に走り出しているのです。
妻は、日頃から、優しさよりも厳しさの方が、前に出てしまう人なのかもしれません。
そういう人が一旦、夫と対立したら、話し合いという喧嘩がヒートアップしてしまいます。
そういう体質があるかどうかは、実は相談申し込みの段階から見えてきます。
これを私は「相談窓口のオーディション」ではないですが、相談者のタイプを見ています。
相談の申し込み時には、急ぐわけですが、すこし喉元をすぎたら、相談申し込みをしている事すら忘れ、とにかくマイペースです。こちらからのメールには、返事もなく、また、悩みが倍増したときに、前回の相談申し込みを無かったような感じで、新たに申し込んできます。
つまり相談の申し込みへのキャッチボールが出来ずマイペースです。
これをどう表現していいか、困りますが、礼儀のキャッチボールが出来ないのです。
そういう方に限って「夫と浮気相手とを引き離したところで、私たち夫婦は元どうりになれますか?」と問われます。
これへの答えは、本当に困ってしまいます。
何故なら、夫婦が壊れた理由が、単なる浮気だけではないからなのです。
だから、浮気問題を片付けたとして、元の粗野な夫婦に戻るだけですから、夫婦関係修復には程遠くなるのです。
これは、どういう状況かというと、妻は自分の悩みには、とてもデリケートですが、相手に対してはデリカシーがないという風になりますから、夫婦の修復以前の問題になるのです。
とかく、相談に来られる方は、自分のこういうことに気付かない。
浮気相手と別れさせるノウハウだけを知りたいようですが、その後の修復が上手くいきません。
そういう相談申し込みの段階で、あまりにもマイペースな方は、相談にも入れないのです。
余裕がない中での、無礼だと、100歩譲っても、結局、夫への無礼にも気がつきません。だから、夫にもそういう人は、カウンセラーにも礼を欠きます。
つまり、カウンセラーのことを、浮気相手との別れさせ方を教えてくれる人とと考えているなら、ネットの中で、ノウハウだけを教えてくれるサイトから情報収集すればいいのです。
でもご主人も血の通った人間ですから、間違いを起します。ただ、妻に心があるなら、浮気相手と別れさせるノウハウだけを求めているようでは、夫婦の修復にも成功しません。
夫婦の修復はカウンセリング申し込みの段階から 始まっているのだという事を、知ってほしいと言うのが 今日の私からのお知らせでした。
では今日はここまで。