浮気終結と夫婦修復は別作業
不倫後の夫を信じているというのは、愛じゃない
不倫後いつまでも許せないのは、もっと愛じゃない
今回、俳優の東出さんと、新人女優の唐田さんの不倫が昨日、メディアを駆け抜けました。
東出さんの妻の杏さんが、全部不倫の動きを掴んでいたとの事で、最終的には 女性と別れさせて妻への謝罪をしたという事でしたが、やはりその後も、継続していたことで 等々杏さんの我慢の限界が来て、東出さんが家を出て別居に至ったという事です。
そして、昨日は各事務所がコメントを発表し、一応終息に向かう様子を見せています。
しかし、これをみて、一般の家庭も真似をしては危険です。
一般人も、芸能人の妻も、裏切られるショックは、同じです。
でも、何が違うかというと、その不倫によって、それぞれの家庭問題に留まらないという事です。
多くの人が迷惑を被り、おまけにスポンサー等の契約上、CMやテレビ出演が打ち切られると
膨大な損害が出るのです。
だから、芸能人がこういう不倫をした場合、周りが協力して、火消しに回りますし、マスコミも
こぞって、叩きますので、不倫の代償はとても大きいものになります。
その意味で 不倫をした本人に反省を促す事は当然ですし、家族以外も協力体制を取ります。
そして、不倫をした本人も俳優人生を失いかねない事を実感し、本気で反省するしかなくなります。
これが芸能人の不倫です。
でも、これと一般人の不倫は 一緒に考えてはなりません。
ご主人は人気商売でもないし、CMも出てないし、不倫をしたとしても、誰かに損害賠償で訴えられる事も、ほぼありません。
つまり、被害の度合いが違うし、ご主人の背負っている物も、たいしてありません。
会社にばれたところで、ちょっとだけ噂になるくらいで、不倫の代償なんて、妻の怒り以外は何もありません。
そういう意味で、夫の不倫を知って謝罪をさせたとしても、夫は失うものがあまり無い限り、反省はしません。
だから、夫に白状させて、謝罪をさせて・・・という事をゴールとするのは、間違いだと思うのです。
不倫は噓の塊です。
不倫相手にも、妻にも、金銭的にも、噓で固めないと不倫は実行できません。
だから、白状させたところで、その嘘つきの同じ口から発せられる言葉は、そう簡単に信じてはいけないのです。
でも妻が、詰め寄ると、夫は一見、反省したように謝罪をし、今後二度としないと約束しますが
それを、直ぐに信じるのはまだ早い。
そしてばれたからと言って、直ぐに反省はしません。
つまり 反省はしないという観点に立つと、まだまだ信じる時期ではないという事です。
「じゃ、いつになったら信じたら良いですか?」と若干いらだちながら妻は反論してきますが
そういう時期や時間の話ではないのです。
どういう段階を経たら、ということなのに、何もしないで話し合いだけをするから嘘を付かれるという事です。
やらなければならない事。
それは夫に反省を促すことではなく、女性と別れさせる事。
これがいの一番です。
それをしないで 夫にだけ反省を求めても、片手落ちです。
夫の向こう側には、まだ浮気相手が鎮座しているのです。
だから、まずは その不倫の終い仕事をしないといけないし、終結を確認しないといけないのです。
それをせずに夫に反省だけを求めても意味がありません。
そして反省をしない夫に不倫の終い仕事をすべて託しているというのが、愚かなことです。
そして失うものが、それほど大きくない、影響の無い人は反省はしません。
反省は口ではナンとでも言えます。
あなたが、口の先だけの言葉を求めるから、口先だけで噓を付くのです。
つまり、貴女が話し合いというのを好むから、夫は「話」という実現性のない架空の約束をするのです。
夫に、どうしたら、不倫を止めると約束させられますか?と問われますが、口先の約束なんて、あまり私は信じちゃいません。
夫の言葉を信じているのは、夫は根は誠実だと思い込んでいる妻の貴女だけ。
今回の東出さんの俳優仲間の評価は意外と冷静でした。
テレビ出演とか映画出演の数と同じくらい、女優さんを口説いていた女優キラーだという事が、口々に語られています。
周りの人は、客観的に見ますから、意外と正直な評価が得られます。
ご主人の評価を、贔屓目で見ているあなたは夫を甘やかしてしまいます。
その甘々の妻が夫を信じていると言っても、甘やかしているに過ぎないし、夫も貴女なら騙せるとかんじていたから、不倫が出来たのです。
その甘々の夫に不倫相手との別れ作業を任せて、「夫が女性と別れたと言ってます」と言っても、どこに確かな話はあるでしょうか?
そういう意味で 失うものが少ない一般人は、簡単に浮気相手とは切れません。
それを夫の言葉だけを信じて、やり直したいと考えるのは 甘い、甘い。
妻がやるべき事は何の実験、実証もなく、いち早く信じる事ではなく、その前に過大があるのです。
杏さんは東出さんの動き(不倫の動向)をすべて分かっていたと言います。
さすがア、大したもんです。
杏さんは夫を信じるのではなく、約束を誓った言葉さえ、一旦、客観的に観察したのです。
その結果、やはり続いていたことを掴んだのです。
この段階信じるよりも疑う事の方が、大事なのです。
そんな風にいうと妻の相談者は「じゃ、いつになったら信じられるのですか?」と焦りますが
何も、本当にしないといけないアクションをせず、心の中の信じる信じないという事だけで
するべき事をしたと思っているのは、単なるお花畑です。
本当に解決したいなら、やるべき事を、やるべき段階で、正しい順番と、正しいやり方でしないと別れさせ作業は成功しません。
最初から自己流で 自分で全部やりつくして、上手く行かなくなって、後、やれる事はないですか?と相談されても、もうやれる手立てが残ってないのです。
どうか、自己流で始める前に、ちょっとは人の意見を聞いてみるという柔軟性を持ってください。
人の意見を聞くのもタイミングという事がありますから、手遅れになるまで自己流を貫くのはちょっと頑固すぎます。
あなたの持論は 頑固の賜物かもしれないと、ちょっとだけ、反省して下さい。
では今日はここまで。