後ろめたさ
夫婦仲をもう一度、燃え上がらせるには?
どうしたらいいのでしょう?
博多大吉さんの発言が面白い。夫婦仲をもう一度燃え上がらせるには?
それには、まず、夫の事を好きでないといけません。
その上で、少なくとも可愛く接する事が出来ないといけませんが、夫婦修復を願う人は、そもそも、夫に甘えることができません。
甘える事の出来ない性格。
各いう私がそうでした。
困ったものです。
そういう人間は 人に当たる前に諦めてしまいます。
本当なら、素直にSOSを出せばいいのに、人を頼ったり
甘えたりする事が出来ない人間は、「どうせ夫に言ったところで協力してくれるはずがない」と、当る前から、勝手に自己完結してしまいます。
そうして、協力を拒否されたわけでもないのに、これまた勝手に、非協力的な夫に失望感を募らせます。
これすなわち、一人相撲って言うのですね。
甘える事の出来ない性格と一言で言っても、色んなタイプがあります。
昔は、姉さん女房と言って、家庭が丸くまとまる為の褒め言葉でしたが妻がこのタイプの場合は、とてもやっかいで、家庭が壊れていく
可能性が高い事も、私は相談業の中で、感じてきました。
とても乱暴なくくりかもしれませんが、夫婦は、甘えあった方がいい。
夫婦はお互いを求め合うから、結婚をしたのであって、
結婚という形を取るために結婚をしたのではない。
それが、どうしても、互いに甘えられない性格だと、家庭という家族を維持する為に、心を失ってしまう。
家族という役割分担をこなす為の、家庭という形・・・・・
どうしても「形を維持」する事に拘るため、とても、尖がっていて、私のアドバイスも、嫌味に感じてしまうのかもしれません。
そういう強気の人のパワーに夫も圧倒され、家庭では「さわらぬ神にたたりなし」を決め込むのですが、その挙句、他の女性に安らぎを求め、夫の浮気という形も発生しやすくなります。
これが夫婦が壊れていく理由ですが、昔と違い、しっかり者の妻という利点が逆効果になってしまう例についてお話します。
例えば、妻自身がとてもリーダーシップである場合や、元々性格的にボーイッシュで、女性らしいことを言うのが恥ずかしいと思っているタイプ。
または仕事の同僚などの職場結婚や、同級生結婚。同じ年齢ならば、どうしても女性の方がしっかりしてしまうのは、仕方がないにしても
過去、一緒に仕事をしていた場合は、夫の仕事ぶりを知っているから、そういう背景を知りつつ、結婚後も会話をすれば、先輩面になってしまいます。
つまり、男性と女性は同列に並べたら、女性の方がしっかりしてしまうのは仕方がないのです。
そこで結婚生活も始まれば、どうしても女性の方が、先に判断して動く事が多いので、夫は後手に回ってしまいます。
しっかり者の妻は そういう後手後手でしか、動かない夫に対して、どうしても、「協力的じゃない」と思ってしまい、
そんな風に言われてしまうと、夫もふてくされてしまいます。
そんな様子を見て、益々夫の家事や育児の協力は「渋々」に見えてしまうのです。
本当は ご主人も、家事や育児を協力したくても、この協力という言葉すら、主体的じゃないと、責める言葉もありますが、まずは間違っているのじゃないかという目で見ていると、その関係性は、ギスギスしたものになります。
夫にお願いことをするよより自分でさっさっとやってしまった方が早い、という人や、夫に何かを求めてもスローで有る為
果たして家族の事などは考えてくれているのか?と夫を目で攻めてしまいます。
若い夫婦は、共働きで、家事や育児も協力体制を必要とする家庭が多い。
その上で、夫に不平不満を募らせると、夫はおのずと二番手でひっこんでいる存在になり、家庭でのリーダーシップは妻になってしまうのです。
そういう姉さん女房的な家庭状態が進んで行くと、夫はあまり必要とされていないと感じるようになり、妻は妻で割り切った感じで
家庭生活を運営していくことになります。
そうです。
家庭生活の運営。
つまり、お互いが、夫婦と言うより、子供のパパ、ママという親としての役割を果たす為の、運営というのが家庭になってしまいます。
そこで、夫婦も、男と女という性差の有る役割はどこかに飛んでしまい、家庭の運営協力者という形になります。
妻は それでも子供の為に髪を振り乱して、家庭を運営していけます。
何と言っても、子供からは必要とされています。
しかし、反面、まずいのは夫です。
妻からは、ダメ出しをされ、どちらからと言ったら子供の前でも面目まるつぶれ。
それでは立つ瀬がないと、夫はどんどん外へ外へと、目が向いてしまい、浮気に至るという一途をたどります。
その結果、初めて夫を失う怖さを味わい、夫を求めるようになります。
しかし今まで強気で、ジャッジばかりしてきた妻が、夫の気持ちを取り戻そうと、夫が必要と急に言っても、夫は「俺はATMか」と言うような捻くれた事を感じてしまいます。
無理もないのです。何故なら、これまで、夫を必要とする面を妻は見せて来なかったからです。
そして、夫を頼り、夫を求める言葉を言って来た事がないので、そういうワードを持ち合わせてないのが妻です。
その為に、夫を求める言葉が極端になってしまい、夫からは到底信じて貰えず、拒否すらされてしまうと言う事です。
つまり、夫を求める言葉は、究極の時の言葉ではなく、つね日ごろから、夫の事を好きだとメッセージを送っていたら、
妻の愛も通じるだろうけれど、日ごろ夫への愛を伝えた事がない人の使う言葉は極端です。
だから、いくら好きだ、必要だと言っても「何か魂胆があるのか?」と夫から疑われてしまうのです。
夫の心が離れてしまったと分かった途端に、急に求めだすのは、無い物ねだりに等しくて、夫は驚くだけ。
極端なのです。
ずーっと気持ちを素直に伝えてきていたならともかく、いきなりしおらしくしても、夫にすれば、豹変としか思わないでしょう。
もう少し、真ん中はないのか?というくらい、極端です。
その上で、解らないといけないのは、妻が夫に裏切られて寂しいと思う前に、夫だって今まで寂しかったはずと言う事に気づいてほしいのです。
その夫の胸の内を解ってあげて、夫の寂しさを労う言葉が先。
それなのに、妻が失いそうになって
始めて気づいたとばかりに夫への愛を訴えても、それは夫への思慕ではなく、妻自身、自分の為。
そういう事では、夫は「自分勝手だな~」と思います。
妻も夫と向き合えなくてさみしかった事は分かりますが、夫という男性はそれに性欲が加わるので、女性の妻よりも
もっと厄介なのです。
何となく、夫に冷たくしてきて、夫も妻の愛情は、なくなっていると感じて過ごしていたのです。
その挙句の浮気だとしたら、夫だって寂しさに耐えて来たと言う事です。
オスとしての本能も抑え、耐えて来た夫は、妻が心情をちょっと、訴えたぐらいでは、中々共感を持ちません。
それなら、何故、もっと早く言ってあげないのかな?夫にすれば早く言ってよ、の世界です。
貴方も、苦しんで来たとは思いますが、やはり。夫を失いかもしれないと思い、初めて、夫の大切さを分かったとしても、何も伝えて来なかったとすれば、ご主人には、いきなりに感じるはずです。
そして普段から ジャッジする言葉が多い妻は、女性としても、愛ある会話は得意ではありません。
そう、夫への愛を伝える言葉を持ち合わせていないのです。
だから、気持ちの変化があるなら、もう少し早めに伝えるべきだし、継続して伝えるから、失いたくないというラブコールも夫に届きますが、いきなり、メロドラマみたいな言葉を言っても、夫も信じるはずがないという事が言えます。
でも、日本人って、中々、本当の胸の内を伝えるのが下手な人種ですね。
外国(西洋やアメリカなど)の映画の様にはいかないけれど、もう少し夫の心情に訴えようとすると
妻自身が伝えたい言葉は、究極の言葉になってしまいます。
どうぞ、もう少し、自然な言葉を選ぶようにしてみてほしいな。
では、今日はここまで。