勝ろう(まさろう)としていませんか?VoL.2
カウンセリングとひと言で言っても、色々なジャンルがあります。
私の所に 相談をされる方は、自身の問題がどのジャンルかの判断はついていません。
そして、相談の冒頭で「私のような問題を扱ってられますか」と尋ねられます。
私の仕事は夫婦修復を目指すことですから、どういった内容かをお聞きしないと中身を分析できません。
まずは、お話をお伺いします。
そんな中、感じる事は、相談者が考えている問題が、本当は、別の問題と感じる事はよくあります。
だからこそ、色んな意見を求めて、色んなカウンセラーの門を叩く人はいますが、私のところにも来られるという事は
他所では解決しなかったという事になります。
それで、「他所では解決しなかった」か満足はしなかったということでしょう。
そこで、他所のアドバイスがどういう内容であったかをお聞きし、出来れば私流の別の角度からも
観察することに努力します。
しかし、そういう方は恐らく自分の決めているゴールがあるようです。
「どうしていいかわかりません」と言いつつ、望む着地点が、あるのです。
だから、いろんな相談所を巡っても、その答えが見つからないので、当方へも相談を寄せてくださり、
カウンリングジプシーになって、彷徨ってる感じがします。
では望む着地点な何かというと、人ぞれぞれではありますが、その人が望んでいる答えが正解ならば
そこへもう少し、スムーズに進むであろうと思いますが、恐らくそこではないから、進まないのです。
それに気付いて欲しいと思い、一生懸命、手を変え品を変え、説明をしますが
もう、自身のゴールに焦点が当てられ、そこから離れないのです。
私も昔、自分自身の固定観念に苦しめられ、自分で自分の首を絞めるような状態だったと思います。
半ば、うつ状態に近かったかもしれません。
私が抱えていた問題。
私が解決の糸口だと考えていた出口。
それが叶わないことへのジレンマ。
その時に心理カウンセラーに教えて頂いた事が今の、仕事に大きく役立っています。
私が「○○○」と決め付けている事で、行き詰っている現実
それを、一旦、手放すというカウンセリング手法。
そうしたら、す~っと霧が晴れて、別の扉が開かれた気がしました。
そして、自分を別の部屋に置いてくる感覚で、自分を少し、客観的に見るトレーニングをしました。
そしたら、問題の「核」の部分が見えてきました。
そして「なアんだ、そんなことだったのか」と別のところに答えがあったと気付いたのです。
原因は意外と単純なことであったり、別の問題だったのです。
そんな事を日々、お客様と話していて、過去の私を思い出したりしています。
では、私が「○○○」と決め付けていたことは何だったのでしょう?
それは、「○○○」が答えなのではなく、「○○○」と決め付けている私が原因でした。
ごめんなさい、例えが具体的でなくて・・・・解りにくいでしょ。
だったら、もう少し解り易く書きますね。
例えば 私の基本方程式は下記だったとします
1+3=5だったのです。
そんな決め付けでしたら、いくら考えても、正しい答えにはたどり着きません。
例えば それを虫食いの箱にして
1+□=5だったら、検算は
5-□ であるはずで、答えは 4と言う単純な答えがわからずに、虫食いの答えが、ずーっと3だと決め付け
譲らないなら、検算さえしなくなります。
だから□の中を最初から決め付けずに、一旦、空白にすれば、正しい答えは導き出せますが、素直に5-□=1とすれば簡単なのです。
でも、相談者の多くは、□の中を、自分で決め付けた数字から、動かないという事に、本当の答えがあるように思います。
では、何故、本当は□の中を、3だと思うのでしょうか?
それが頑な性格という事になります。
そうなるには、色々な過程があり事情があったでしょう。
でも、本当の答えが4なのに3だとして譲れないその人の性格があります。
正直言って、本当の答えは、3でも4でも、どっちでも構わないのです。
しかし、自分で3と決め付けている理由が、本当の答えなんだろうな、と感じます。
物事を自分の考えている答えが正しいと信じて疑わないことが、問題を長く引きずっている原因になっています。
いくら考えても、どれだけ時間をかけても、解らない答えは、ちょっと、角度を変えて考えてみることが必要ですが
それが出来ない何か、があるのでしょうね。
だから、そういう方は、どんなカウンセリングや、相談所に行っても、答えを見い出すことが出来ません。
何故なら、どんなにお金を払って、カウンセラーに、3と言わせたくても、カウンセラーは、正しく4と答えるから
相談者にとっては、不満足になります。
そして、そういうカウンセラーも、貴女への回答の限界を感じ、丁寧にお引取り頂きます。
それはもう優しく、貴女を傷つけないように、「また、何かあればお越し下さい」と、ドアを閉めます。
相談者が、自分の求める答えを言ってくれるカウンセラーじゃなかったと失望はすると思いますが
同時にカウンセラーも、解ってくれないクライアントという失望をしているはずです。
でもね、ここで諦めないのが、私です。
私のところのカウンセリングは、浮気問題に特化した取り組みになっています。
確かに、そこから起きる夫婦の不協和音や、コミュニケーション不足には取り組めますが、
これまで書いてきた、その人の考え癖などを指導するカウンセリングとは、一線を引いています。
でもそれを得意分野とするカウンセリングルームはあります。
私は、貴女のお手伝いを出来なくても、そういう専門のカウンセリングルームは紹介出来るのですが
少なくとも、相談者が、答えは3かもしれないし、4かもしれないという再考をして欲しいのです。
今一度、3と考えた自分に気付いてくれる柔軟性を持ち、何故、3と考えたのか、そこに注目をする気持ちがあれば、
私は、そういう専門のところをご紹介できます。
なぜ、簡単な答えなのに、3と思い込みたいか?
私のところでは、ジャンルが違うかもしれませんが、相談者には心理カウンセリングいいかもしれない・・・・・
または、もう少し深刻な状況なら、メンタルクリニックかもしれません。
何なら、コミュニケーション能力を高める話方教室が適するかもしれません。
そういう交通整理をする為に、一度は 私ともお話をしてくださらないといけませんが、私が若い頃、心理カウンセラーの所で
解決が出来たので、きっと自分に適したところがあると、今の苦しみから、抜け出せると思います。
そんなこんなで、今朝のヤフーニュースで、下記の記事を読みました。
夫婦間のマウンティング
私のところにも、よくある相談ですが、この記事の内容は重症な感じはしますので
これは、心理カウンセリングの方の門を叩くジャンルだと感じました。
でも、ここまで深刻になる前や、病的になる前なら、私のところで充分防げるとは思いますが、
解決のために、自分の決め付けた答えを、一旦手放す覚悟が必要です。
人には色んな症状がありますが、攻撃的であったり、その逆で何でも怖がりという事があります。
人には、それぞれの性格の特徴はあり、大なり小なりの特徴は持っています。
神経症
不安症
潔癖症
対人恐怖症
昔はそんなくらいしかなかったのですが、最近の医学は、研究も進み、パニック症や、発達障害、ADHD,PDSDといったような後遺症にまで、治療が出来るようです。
診断が正しければ、後は治療をするだけ。
それなのに、素人の自分が問題の答えを決め付けている事に、解決を遅らせているという事があることに、気付いて下さい。
適する機関が見つかれば、後は改善だけですから。
ところで、私に下された診断名は何だったでしょうか?
その答えは・・・・・「拘り」でした。
神経症の中の一部かもしれませんが、拘り過ぎるというのも一つの病気でした。
ま、拘りと言っても、元夫の浮気をいつまでも忘れられずに、自分の思考が負のスパイラルに陥っていたので、
拘りの原因は、「元夫の浮気が、本当は続いているのかも?」という事でした。
それを解決出来るように、カウンセラーが「拘り」の正体を突き止めてくれました。
それが片付くと、原因は単純なことだと気付いたのですがね。
ここが解ったら、加速度的なスピードで、気持ちが楽になりました。
やはり、専門家は凄いな、と思った瞬間ですし、軽くで済んだので、今こうして居られます。
是非、どこに行っても、何を聞いても解決しなかった貴女は、一度、相手側ではなく、自分の側にも原因はないか、
振り返ってみてください。
きっと出口はありますから。
では今日はここまで。