夫婦間のマウンティング

テーマ:家庭内パワハラ

カウンセリングとひと言で言っても、色々なジャンルがあります。
私の所に 相談をされる方は、自身の問題がどのジャンルかの判断はついていません。

そして、相談の冒頭で「私のような問題を扱ってられますか」と尋ねられます。

私の仕事は夫婦修復を目指すことですから、どういった内容かをお聞きしないと中身を分析できません。
まずは、お話をお伺いします。

そんな中、感じる事は、相談者が考えている問題が、本当は、別の問題と感じる事はよくあります。

だからこそ、色んな意見を求めて、色んなカウンセラーの門を叩く人はいますが、私のところにも来られるという事は
他所では解決しなかったという事になります。

それで、「他所では解決しなかった」か満足はしなかったということでしょう。

そこで、他所のアドバイスがどういう内容であったかをお聞きし、出来れば私流の別の角度からも
観察することに努力します。

しかし、そういう方は恐らく自分の決めているゴールがあるようです。
「どうしていいかわかりません」と言いつつ、望む着地点が、あるのです。

だから、いろんな相談所を巡っても、その答えが見つからないので、当方へも相談を寄せてくださり、
カウンリングジプシーになって、彷徨ってる感じがします。

では望む着地点な何かというと、人ぞれぞれではありますが、その人が望んでいる答えが正解ならば
そこへもう少し、スムーズに進むであろうと思いますが、恐らくそこではないから、進まないのです。

それに気付いて欲しいと思い、一生懸命、手を変え品を変え、説明をしますが
もう、自身のゴールに焦点が当てられ、そこから離れないのです。

私も昔、自分自身の固定観念に苦しめられ、自分で自分の首を絞めるような状態だったと思います。
半ば、うつ状態に近かったかもしれません。

私が抱えていた問題。
私が解決の糸口だと考えていた出口。
それが叶わないことへのジレンマ。

その時に心理カウンセラーに教えて頂いた事が今の、仕事に大きく役立っています。

私が「○○○」と決め付けている事で、行き詰っている現実
それを、一旦、手放すというカウンセリング手法。

そうしたら、す~っと霧が晴れて、別の扉が開かれた気がしました。
そして、自分を別の部屋に置いてくる感覚で、自分を少し、客観的に見るトレーニングをしました。

そしたら、問題の「核」の部分が見えてきました。

そして「なアんだ、そんなことだったのか」と別のところに答えがあったと気付いたのです。
原因は意外と単純なことであったり、別の問題だったのです。

そんな事を日々、お客様と話していて、過去の私を思い出したりしています。

では、私が「○○○」と決め付けていたことは何だったのでしょう?
それは、「○○○」が答えなのではなく、「○○○」と決め付けている私が原因でした。

ごめんなさい、例えが具体的でなくて・・・・解りにくいでしょ。
だったら、もう少し解り易く書きますね。

例えば 私の基本方程式は下記だったとします
1+3=5だったのです。

そんな決め付けでしたら、いくら考えても、正しい答えにはたどり着きません。

例えば それを虫食いの箱にして
1+□=5だったら、検算は 
5-□ であるはずで、答えは 4と言う単純な答えがわからずに、虫食いの答えが、ずーっと3だと決め付け
譲らないなら、検算さえしなくなります。

だから□の中を最初から決め付けずに、一旦、空白にすれば、正しい答えは導き出せますが、素直に5-□=1とすれば簡単なのです。

でも、相談者の多くは、□の中を、自分で決め付けた数字から、動かないという事に、本当の答えがあるように思います。

では、何故、本当は□の中を、3だと思うのでしょうか?

それが頑な性格という事になります。
そうなるには、色々な過程があり事情があったでしょう。

でも、本当の答えが4なのに3だとして譲れないその人の性格があります。

正直言って、本当の答えは、3でも4でも、どっちでも構わないのです。
しかし、自分で3と決め付けている理由が、本当の答えなんだろうな、と感じます。

物事を自分の考えている答えが正しいと信じて疑わないことが、問題を長く引きずっている原因になっています。
いくら考えても、どれだけ時間をかけても、解らない答えは、ちょっと、角度を変えて考えてみることが必要ですが
それが出来ない何か、があるのでしょうね。

だから、そういう方は、どんなカウンセリングや、相談所に行っても、答えを見い出すことが出来ません。

何故なら、どんなにお金を払って、カウンセラーに、3と言わせたくても、カウンセラーは、正しく4と答えるから
相談者にとっては、不満足になります。

そして、そういうカウンセラーも、貴女への回答の限界を感じ、丁寧にお引取り頂きます。
それはもう優しく、貴女を傷つけないように、「また、何かあればお越し下さい」と、ドアを閉めます。

相談者が、自分の求める答えを言ってくれるカウンセラーじゃなかったと失望はすると思いますが
同時にカウンセラーも、解ってくれないクライアントという失望をしているはずです。

でもね、ここで諦めないのが、私です。
私のところのカウンセリングは、浮気問題に特化した取り組みになっています。
確かに、そこから起きる夫婦の不協和音や、コミュニケーション不足には取り組めますが、
これまで書いてきた、その人の考え癖などを指導するカウンセリングとは、一線を引いています。

でもそれを得意分野とするカウンセリングルームはあります。
私は、貴女のお手伝いを出来なくても、そういう専門のカウンセリングルームは紹介出来るのですが
少なくとも、相談者が、答えは3かもしれないし、4かもしれないという再考をして欲しいのです。
今一度、3と考えた自分に気付いてくれる柔軟性を持ち、何故、3と考えたのか、そこに注目をする気持ちがあれば、
私は、そういう専門のところをご紹介できます。

なぜ、簡単な答えなのに、3と思い込みたいか?

私のところでは、ジャンルが違うかもしれませんが、相談者には心理カウンセリングいいかもしれない・・・・・
または、もう少し深刻な状況なら、メンタルクリニックかもしれません。
何なら、コミュニケーション能力を高める話方教室が適するかもしれません。

そういう交通整理をする為に、一度は 私ともお話をしてくださらないといけませんが、私が若い頃、心理カウンセラーの所で
解決が出来たので、きっと自分に適したところがあると、今の苦しみから、抜け出せると思います。

そんなこんなで、今朝のヤフーニュースで、下記の記事を読みました。

夫婦間のマウンティング

私のところにも、よくある相談ですが、この記事の内容は重症な感じはしますので
これは、心理カウンセリングの方の門を叩くジャンルだと感じました。
でも、ここまで深刻になる前や、病的になる前なら、私のところで充分防げるとは思いますが、
解決のために、自分の決め付けた答えを、一旦手放す覚悟が必要です。
人には色んな症状がありますが、攻撃的であったり、その逆で何でも怖がりという事があります。
人には、それぞれの性格の特徴はあり、大なり小なりの特徴は持っています。

神経症
不安症
潔癖症
対人恐怖症

昔はそんなくらいしかなかったのですが、最近の医学は、研究も進み、パニック症や、発達障害、ADHD,PDSDといったような後遺症にまで、治療が出来るようです。
診断が正しければ、後は治療をするだけ。

それなのに、素人の自分が問題の答えを決め付けている事に、解決を遅らせているという事があることに、気付いて下さい。
適する機関が見つかれば、後は改善だけですから。

ところで、私に下された診断名は何だったでしょうか?

その答えは・・・・・「拘り」でした。

神経症の中の一部かもしれませんが、拘り過ぎるというのも一つの病気でした。

ま、拘りと言っても、元夫の浮気をいつまでも忘れられずに、自分の思考が負のスパイラルに陥っていたので、
拘りの原因は、「元夫の浮気が、本当は続いているのかも?」という事でした。
それを解決出来るように、カウンセラーが「拘り」の正体を突き止めてくれました。
それが片付くと、原因は単純なことだと気付いたのですがね。
ここが解ったら、加速度的なスピードで、気持ちが楽になりました。

やはり、専門家は凄いな、と思った瞬間ですし、軽くで済んだので、今こうして居られます。

是非、どこに行っても、何を聞いても解決しなかった貴女は、一度、相手側ではなく、自分の側にも原因はないか、
振り返ってみてください。
きっと出口はありますから。

では今日はここまで。

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Mybestpro Members

村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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