考え違い

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

皆さんに言いたい。
私はこれまでの相談業の中で、相談内容から見る相談者の考え違いとか思い違いがとても問題解決を邪魔していると感じる事があります。

答えの側から見ると、Aという答えが結論なのに、相談者はBと思い込んでいて、そのBに答えを近づけて行きたいと思っているか、またはBの中での答えを求めに来ていると言う事です。

このAを例えば、夫の浮気は終わってない・・・というのが答えだとします。
それに対し、Bは、夫の浮気は終わった事という結論だとします。

しつこいようですが、下記の言葉を呪文のように、暗記してください。
Aは浮気継続中
Bは浮気は終了した。

このAとBを繰り返し、覚えて下さい。

さ、そこで、○子さん、40歳が当方に相談に来られたと仮定します。

ここでの相談者○子さんの言う事には、夫は以前浮気をしていて、今現在は夫から終わったと聞かされているとしましょう。
つまり。Bです。
それなのに、夫が妻の自分に冷たい。
或いは、終わっているはずなのに、なぜか妻と離婚をしたいと言っているので、どうしたらいいか?という相談だとしたら、Bという風に結論付けているから、ややこしくなるのです。

例えば、Bだったとしても、何故か、腑に落ちない時は、もう一度、別の角度で考え直してみる事をお勧めします。
勇気がいる事かもしれませんが、一度、結論をAに置き換えてみるのです。
そうしたら、何も矛盾した事が無くなります。

妻はBと言う結論を持って行きたいと思います。
そして夫も妻がBと思ってくれるのは、とても都合がいい。
その夫婦そろってBと言う結論にたどり着こうとするから、理屈に合わない事が起きてくるのです。
要するに、夫婦二人そろって、不倫が終わった事にする共同作業をしていると考えたら、それをする事によって誰が得するか?と言う事です。

でも、どんな風にしたら、今までBだと思っていた事を、急にAと考える事が出来ますか?という質問も受けます。

それは簡単です。
本当にAかBかは その時点では本当の所は分かりませんし、最後まで分かりません。
結論は最後には分かるのですから、その分るために、決めつける事をちょっと、止めてみて、逆説を立ててみると言う事です。

これなら、逆説と最初から、解っているので、怖がる事はありません。
答えは一つですから、どんなに考えても、逆説を押し付けようとすると、結論には到達しません。

しかし、そのある意味逆説に置き換えてみたら、矛盾する点が無くなったとなると、答え合わせの結果、Aだと言う事になります。

本当の答えには「無理」はありません。
貴女が、夫から聞かされている「終わったとする浮気」は、本当に終わっていたら、今の現象は起きないのかもしれません。

それなのに、無理にBだと信じるあまり、Aと疑う事も手放してしまったあなた。
Aの方の答えは耐えられないので、無理くり、Bに結論を近づけようとしたあなた。

Bだと思いたい貴女の希望に、Bだと思い込ませたい夫との目的がぴったり合わさったので、それはBという以外の結論を寄せ付けなくさせてしまったのです。
それはある意味、貴女と夫の夫婦共同作業。
皮肉にも夫婦の目的がぴったり合った瞬間かもしれません。
でも、ここで、ぴったり「息が合った」と喜んでいる場合じゃありませんよね。
何故なら、それは現実に蓋をする共同作業なのかもしれないからです。

こうして、逆説を仮定してみるという考え方は難しいようで本当は簡単です。
逆説を仮定すると、本当は答えが合わないはずなのに、まるで、トランプゲームの神経衰弱のように、2つの答えがピタピタっと、合って来るのです。

だから、貴女がどう考えようと、カードを一枚めくり、もう一つのカードをめくると、そのカードは、合わさってくるのです。
貴女は無理に自分へ、思い込ませようとする必要はありません。

こうして文字で書くと、ピンと来ないかもしれませんが、そういう答え合わせをして、答えの方から結論を、見せてくれるのです。

こんな事を一度、当方にお越しになれば、一緒に答え合わせをしていけます。
でも・・・・・・
神経衰弱のゲームに例えると、貴女は1枚目のカードを引いただけで、2枚目のカードは引く前に、一枚目のカードと一緒だと思い込んで、本当の貴女は、2枚目のカードをめくりたくないのですから。
無理ないですよね、貴女は2枚目をめくるのが本当は怖いのです。
だから、せめて、お願いです。
Bだと私に強情張るくらいなら、相談料を頂くのが申し訳ない。
せめて、Aの可能性もあるから、相談を申し込んだのだ、と。
それくらいの柔軟性は持ってきてほしいと思います。

では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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