誰に相談するか?パート3
時々、相談者と話していて、「ある部分にだけ拘っている」事に気づく事があります。
ただ、その拘りが誤りの上での拘りとなると、その人の信じている物自身が間違っているので、その間違いに気づかないまま、その部分から抜け出せなくて、もがいていると感じます。
その「ある部分」で一番多いのが、「◎◎したら、離婚になる」という決めつけです。
その◎◎は人さまざまですが、◎◎が禁じ手だとしたら、それが現実とは違う事が多々あります。
その決めつけを「当たり前」としている物ですから、自分の当たり前を常識だと考える為、人の意見は常識から外れた意見として度外視する傾向があります。
なので、私の所に来られたら、まずは「どうして、そのような決めつけをしたのか?」から紐解きますので、決めつけの数が多い人は、その絡みに絡んだ紐を解きほぐすのに時間がかかります。
そして殆どの紐がほどけた時に、時間切れになるのでは、相談料がもったいないのです。
かと言って、その方の間違った見解に則って話を進めると、問題は間違った答えしか出ないと言うか、いや、実際答えなどにはたどり着かないのです。
こういう方の開口一番は「どうして夫は私の気持ちを解ってくれないの?」という事ですが
このような方の場合は、まずは自分の決めつけが強すぎて、夫と話をする時にも「◎◎であるべき」という正論を、話し合いの議題に持ってくるものですから、夫にしたら、その入り口で心を閉ざしてしまうのです。
ここでまず考えないといけないのは、「夫は浮気という正しくない事をした」という、変えられない過去の贖罪を抱えた人なのです。
その間違った事をした人を「正しくあるべき」という話し合いの「入り」はもう、最初から夫への断罪でしかありません。
私はそもそも話し合いで浮気問題は解決しないと考えていますが、それでも発見当時は話し合いを一度や二度は、夫婦ならしても当然です。
しかし、見ていると、話し合いが上手い妻なんて殆どいません。
たいてい感情的になり、その上で、妻の間違った見解を、話し合いの頭で言ってしまうものですから、夫側も、妻の間違いに、心が離れてしまうのです。
では、その間違った拘りは、何故起きるかというと、意外と妻の経験の無い世界での想像でしかなかったり、ちょっと見たネットの情報から、その偏りは起きています。
そうなると、現実の世界を経験した浮気夫は、妻の意見が、あまりにも現実を知らない人間の意見となると心の奥底では、妻の事を小ばかにします。
そこで、当たり前そうに話す妻の言葉に耳を傾けるのではなく、「嵐が通り過ぎる」のをじっと逆らわず、待つだけになります。
そういう妻の特徴は、何も夫婦の間だけの事ではなく、誰に対しても同じで、職場でも対人関係が苦手であったり、義理の両親と仲が悪かったりと、実は人との関係性が上手く保てない人が多いのです。
そういう強さは、思い込みの激しさにも通じ、自分が作った教科書を人にも押し付けるので夫にすれば、現実離れした、綺麗ごとの押し付けにしかなりません。
そのくせ、妻はどうなのだとなれば、説得力に欠けるものでしかありませんが、自分の唱える説が正しいと我が物顔で唱える妻は、夫からすれば、まるで独裁者。
特に若い頃も職場の人間関係が上手く行かずに、対人関係を克服できなかった妻を知っている夫だとしたら、妻の説教には心を動かしません。
特に結婚を機に専業主婦になったりすると、妻が本当に対人関係で何かを乗り越えてきた成功体験が無い為、夫への説教は説得力もないのです。
だから「他人に厳しく、自分に甘い妻」としか映らないので、夫は「馬耳東風」を決め込み、耳を傾けないのです。
はたから見ると、話し合っている風景には見えても、何も心は通じ合っていない。
これの一番の原因は、妻の間違った拘りを、声高に唱える為、夫からしたら「何も分かっていない」という風に夫が心を閉ざします。
つまり、夫の浮気を許せとは言ってません。
浮気の世界を知らないのに、偉そうに意見をするな、とも言いません。
しかし、妻の知識は、所詮、ネットの聞きかじりであったり、知らない世界への間違った拘りであったりする為、夫の心の中心は「何も知らないくせに」と反抗的なのです。
だから、妻があまり、物知り顔で自説を唱える事を、少し振り返るという謙虚さが必要です。
私も相談者と会って、「え~~っ?」と、椅子から転げ落ちそうになる事があります。
ものすごく古い、言い尽くされたような化石の考えを、当たり前そうに、私に説明されると
「え?いつの時代の話?」とびっくりするのです。
昭和、平成・・・・そしてもうすぐ 令和の時代が来ます。
3元号を生きてみて、私も時代の変化を泳いできました。
このような、相談業をしていたら、古い考えにしがみ付いて居ては仕事になりません。
昔、携帯電話が出始めた頃は、携帯電話を持つことは贅沢であったり、通話料がもったいないと感じた時代がありました。
一家に一台で済んだ電話代が、今や、家族の人数分、携帯通話料が要って、一人、1万円の通話料も、当たり前に消費されています。
そして、その携帯電話が、浮気にはなくてはならない必須アイテムなっている今、携帯のメールアドレスから、浮気相手の名前を消すだけで、浮気相手を排除できたと感じているなら、
それは知識不足です。
そういう妻ほど、夫の全てを管理出来ている気持ちになっています。
自信たっぷりとはいいません。
しかし妻は、過信たっぷりです。
自分が全部「分かっている」と思い込んでいます。
そういう自信家、過信家は、その人が自分の見ている物が全てで、夫の約束が全てと思っています。
夫の約束は、妻がうるさいから渋々応じた約束であっても、妻は その約束が守られると信じています。
誰かの言葉に、「約束は破られるためにある」というのがありましたが、夫が妻に約束する時、それは、「絶対にこれから、約束を守ろう」という気持ちより、妻の台風が通り過ぎる為の約束なのです。
そして、その約束が、ちゃんと守られると信じているなら、妻も、不安に思う必要はないのですが、約束は守られるはずと信じているにも関わらず、当方に相談に来られます。
そこで 私が「必ず約束は守られる保証がない」と伝えると、妻は「約束はちゃんと交わしたので、守るべきじゃないのですか?」と 私に抗議のような言葉。
イヤイヤいや・・・・・守られるべきという「べき論」を信じているなら私に相談する必要はないのです。
実際は、守らないかもしれない・・・・いや、いや、現に約束を破られているかも?という不安だからお越しになっているのに、「約束は守られるべき」という「べき論」で、私に糾弾し、私と戦うくらいの勢いです。
もうそうなると、ごちゃごちゃで、その人の自己矛盾を取り除くのに、大部分の時間を割いて、カウンセリング時間が終わります。
要は こだわりがあまり強すぎると、本題に入れないと言う事になります。
そこで、一度、ご自身を振り返ってみて、自分の拘りに固執しないという決意をお持ちいただきたいのです。
その上での相談でしたら、問題解決の話にも入れるのですが、自分の考えに固執し過ぎるとカウンセラーの意見を受け入れる気持ちが生まれてきません。
ご自身では気づいていないかもしれないけれど、相談者は「自分の頑固さ」に気づいていても、そこから抜け出せなくて困っているからこそ、「私を変わらせて」と、カウンセラーに求めている事が、本題から離れてしまうのです。
この段階で、素直な心は封印されているので、カウンセラーに対しても「どこまで出来るか、やってごらんなさい」と、やや、挑戦的。
夫から苦しめられて、心が固くなってしまっている事は分かりますが、その心の頑なな部分をカウンセラーにぶつけてもこんな姿勢では、ここの殻を破るのに時間が掛かります。
こんな時間は無駄なのです。
カウンセラーに挑戦的になっても、何も変わりません。
誰かに八つ当たりしたくなることは分かっています。
でも、自分の頑なな部分に気づかず、夫の頑なな部分を、何とかしたいと思ってもナンセンスな話です。
私は、相談者を助けようと思っています。
色んな所に相談をして、無念な思いを経験し、カウンセラーに対しても失望しているかもしれません。
でも、せっかく、勇気を出して、当方に来ようかな?と検討されている方。
どうか、自分のマズイ部分も、蓋をせず、来てください。
隠さないでいいのです。
むしろ、隠しているのが、相談者自分のプライドだと思っているなら、夫婦の対立姿勢はそこから始まっている事も多いのです。
だから、しょうもないプライドは捨てましょう。
今日の「拘りは◎◎」の◎◎の部分に入る言葉は、「プライド」です。
村越へのプライドは無駄な事です。
では、今日はここまで。
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