後ろめたさ
面白いタイトルの本があります。
早速アマゾンで取り寄せましたが、明日届きますから、実はまだ読んでいません。
本のタイトルは「なぜオフィスでラブなのか?」です。
副題は「オフィスラブという公私混同」です。
ね?痛快でしょう。
私の所に相談に来られる相談者は私に問われます。
「夫は何故、仕事にも影響するのに不倫をするのでしょうか?」と。
これについて、私は色んな角度からお答えするのですが、その答えを聞いた後で相談者はもう一度、私に質問されます。
「何故夫は不倫をするのでしょうか?」と。
要は、本当に不倫をする理由を聞かれているのではないのです。
相談者は、納得が行ってないと言う事です。
どれだけ説明をされても、どれだけ分析されても、不倫のシステムを問われているのではなく相談者は「納得できない」と言う事です。
だから、「何故、何故」とループの様に繰り返されるのは、相談者の妻が納得する答えを探しているのですが、残念ながら、妻が「あ、そうか」と納得できる答え何てありえないのです。
なぜ?なぜ?の答えを知ってもね
この本の著者が書かれている本筋は、オフィスでの恋愛や不倫は「公私混同」以外のなにものでもない。
つまり公私混同という自分勝手は、人の賛同が得られるはずがない。
だから「何故何故の答え探し」はもうやめませんか?
本当にその答えが知りたい方は この本を読んでみてはいかがですか?
稚拙な 私の説明より、解りやすく書かれてあるんじゃないかな~
私も届き次第、読んでみたいと思います。
面白そうと言うと不謹慎かもしれませんが、「何故の答え」は、そこにあると思います。
手抜きしたい訳ではありませんが、少し 触りだけでも読んでみると、とても客観的に書かれてあり、その中身は充分説明できているものだと思います。
しかし、こんなことを、今、言うのは身もふたもないのですが、相談者にはどれだけ詳しくそれが分析してあっても、結局納得できないだろうし、多聞、夫の気持ちは何も分からないだろうと思います。
何故なら、妻の心の根底には、「夫は不倫など間違った事をするはずがない」という信念があります。だから、いくら、不倫の中身を説明されても、頭で理解できても心が受け付けないでしょう。
だから無理くり、理解する必要はないのです。
だって、心の底では、妻が夫の心の中では一番だと信じていたいから。
そして、夫が心変わりをしたとしても、妻の元に帰ってくると信じているのです。
でもね、ここで水を挿すつもりはありませんが、妻の元に帰ってくると信じて続けていても
どこか、不安なのではないですか?
そうです。
今の世の中、「絶対」というような100%はないのです。
夫が絶対に妻の元に帰ってくるという「神話」を信じても、実際は不安だと言う事は、貴女も100%大丈夫と言う事は、この世にはありません。
何があっても良いように、万一の為に、防波堤を積み上げて、備える方が、安心です。
只々、お祈りの様に信じつづけているよりも、具体的な防波堤を作っておいた方が気が楽じゃないじゃないですか。
私は相談者に言いますが、一度のカウンセリングで、劇的に変わるとは思いません。
しかし、心構えを変えたり、盲目的に信じている神話よりも、具体的な防波堤の積み上げ方だけでも知っておくと、随分気持ちが軽くなります。
本当の問題解決は、夫の不倫にブレーキを掛けないと、放っておけば貴女の夫はアクセルを踏んで加速するのです。
分析は、所詮、分析でしかありません。
何故、何故?と100回唱えても、貴女の心が受け付けない説明はおまじないでしかありません。
本は、本。お勉強はお勉強、知識はいくら積んでも、貴女が実行というアクションを起こせない限り、結局は今のままか、悪化するだけです。
そういう事を、解りやすくお話しましょう。