後ろめたさ
今日はホワイトデー
妻がよく言う言葉に、夫は記念日なども特に拘らないから、ホワイトデーみたいなものに何か予定を入れたりはしないだろうという決めつけは危険です。
「夫はそんなアニバーサリーな事を好まない」という妻がいますが、それは家庭人としては必要ないからです。
今更夫婦がバレンタインや、ホワイトデーという行事をする必要がないということですが、不倫相手とはまた別です。
何故なら、不倫相手からチョコをバレンタインデーに貰っていたら、ホワイトデーはお返しを渡すというデートになりますし、結局会う口実になります。
だから家族から貰ったチョコとは意味が違うのです。
さて、今日のテーマですが、実は不倫をする人は、相手の事をあまり信じていません。
そして、それ以上に自分で自分の事を、不倫夫は信じていないのです。
何も、最初から、妻を裏切ろうという目的で不倫はしません。
ただ、身を成り行き任せにしていたら、不倫をしていたと言う事なのです。
つまり自分では、そんな事をするつもりがなかったのに、不倫をしてしまった自分というものを
信じられないのです。
妻が不倫に気づいた時、夫に「これからどうして行きたいの?」の質問に「俺も分からない」という夫がいますが、これは嘘でもないのです。
夫は何故、こんな事をしてしまったのか?
そしてこれから、どうして行きたいか?
なんて、明確に何かを決めてきたのではない中で、結果的に不倫をしていたという状況です。
だから、これからどうなって行くかは、もっと解らないのです。
こんな風に自分が計画を立てて、進んできた事ではない事は、これからも分からないのです。
ただ、一つ言えるのは、不倫は止める気がないと言う事だけははっきりしています。
しかし、相手のあることだから、二人で織り成す不倫ですから、どうなって行くか、なんて
解らないというのが、「俺も分からない」という言葉に現れ、本音は「行き着くところまで行ってみたい」なのです。
でも妻の考えは、「不倫は許すはずがないし、当然見つかった時点で、やめるべし」と考えているから
夫に、詰め寄り「これからどうするの?」というのは「浮気相手と別れる」という言葉を夫に言って欲しいのです。
しかし、夫の本音は妻にばれたくらいで、浮気を止められる自制心があるなら、最初から不倫もしませんし、何なら、せっかく始めた事を、今、妻にばれたくらいでやめられるはずがない、という事なのです。
そこには、悪い事は速攻止めるべしという定説を上回る、「悪い事は蜜の味」という欲望があります。
でも夫は、その欲望の事は口が裂けても妻には言えません。
そして、夫にいくら詰め寄っても、そこにはもう夫と、浮気相手の社会が出来上がっており、妻は夫との夫婦という関係性だけで喋っていますが、夫は、すでに始まってしまった不倫相手との社会の方にも
目を向けていると言う事です。
そして、何よりも不倫相手の事を、踏みにじると、これからどうなるか、解らないという恐怖心を持っているのです。
何故なら、不倫相手が、もし会社の同僚であったりすると、不倫相手を傷つけると会社に何をばらされるかわからないという恐怖心があるのと、不倫相手は最初から、夫の事を妻子持ちと知って、付き合ってくれたので、ある意味、同志なのです。
だから、妻にばれたから、別れようなんて、不倫相手に言えるはずがないのです。
それなのに、妻は、不倫を止めるのは当然、と考え、その不倫を終わらせる事を迫りますが、夫の本音は
浮気相手にも、一つの魂がある限り、無碍な事は出来ないという優しさがあります。
だから、妻にばれた途端、相手と別れる事はイコールにはならないのです。
そfれどころか、まずは、不倫相手にも、妻にばれた事を告げないといけない事と、今後妻の目を盗んで付き合いを継続する為には、自分たちはどういう風に、連絡を取り合えばいいのか?と相談をしたいのです。
だから、付き合いを止めるように妻に迫られても、夫の心の中には「相手がある事だから」という言葉が頭に渦巻いています。(決して口には出しませんが)
何故なら、それまでは妻との不仲を告げて、浮気相手を口説き落としている訳で、妻とは終わっていると言う事も告げているので、妻にばれたから不倫相手と別れるなんて、事は、通らないのです。
だから、妻に不倫を止めるように、迫られても、夫が即答できないだけではなく、不倫相手に、どんな風に説明をしようかと、考えているのです。
それが夫の言う「しばらく一人になって考えたい」という言葉ですが、本当は一人になって考えるのではなく、不倫相手の所に行って、今後の事を打ち合わせをしたいだけです。
これら、すべて不倫夫が計画的に進めた結果ではなく、流れに任せたら、そこまで来た、という漂流なのです。
だから、その夫に「これからどうしたいの?」なんて聞いても、漂流者は「流れのままに」と言う事が好きなのです。
自分で決めずにたどり着けたところが、不倫相手の所だとしたら、そこからは、再び離れようとは思いません。しばらくは自由に漂いたいのです。
だから妻が詰め寄り、不倫を終わらせる宣言を夫から取り付けたくても、夫の本音はそれではありませんから、答えに困り、逆切れして、家を飛び出るのです。
喧嘩の挙句の、家を飛び出るのではなく、夫は家の外に出て、不倫相手とまずは連絡をしたいのです。
何なら、会える距離なら、会って、今後の妻への対策を、不倫相手と相談したいのです。
だから、妻と夫だけの単位で、問題を解決しようと思っても、そこは夫は不倫相手の関係も保つ必要があるので、取り合えず、夫は大忙しです。
その上で、自分が若干の嘘を付いて来て、不倫相手を口説いた事を詫び、その上で「嘘を付いてでも気味が好きだったんだ」と、許しを乞いたいのです。
妻は、夫に嘘を付かれた事を、長い間、恨みますが、不倫相手は、そもそも、嘘の上に成り立つ関係ですから、嘘の部分を許しさえすれば、まして、それが自分との付き合う為の事なら、嘘もうれしいと言う事になります。
如何でしょうか?
嘘を微塵も許さない妻と、嘘を詫びられて、受け入れる不倫相手。
このどちらに夫は、愛を感じるでしょうか?
不倫は罪です。
許されない事です。
でも、その許されない事を、二人で、共同作業しているなら、どちらがチームワークは固いでしょうか?
もちろん悪い事をしているのは、不倫夫ですが、責め続けるだけでは、脳がない。
そして悲しい事に、不倫夫は、不倫相手さえ、信じていません。
何故なら、妻子ある自分を受け入れてくれる女心はとうてい男性には無い発想です。
こんな懐の深い愛なんて、逆に不気味でさえあるので、正直言って理解不能です。
そして、別に家族を捨てようなんて考えは一切ないのに、今離婚と言う事を考えてしまっている自分の事を、誰よりも信じられないのは、夫自身なのです。
そして、これまで、自分に冷たくしていた妻が、ここに来て、失う危機感を感じて、初めて夫が必要と涙する妻に対しては、もっと信じられないのです。
誰も信じられない。
そして自分も信じられない。
そんな風に人間不信に陥りながら、不倫を続けたいというのは、どれだけ美味しいのでしょうか?
密って・・・・・・
今日はここまで。
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