男性憧れのサイドカー

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

時々、高速道路で、サイドカーを見ます。
運転手はたいてい、シニアな男性です。
そして横には、その方の奥様と見られる方が、乗っています。
とても、微笑ましい光景です。

サイドカーって中々、若い頃は乗らないし、金額的にも手は出ないだけではなく、若い頃のバイクって、二人乗りはにけつだと思うのです

私は原付しか乗らないけれど、時々、見かける大型バイク、ハーレーダビットソンの集団が列を成して走る様は格好良いなあと思います。

そんな中、特に見かけるサイドカー付きバイクは、ある種現役を退いた、中年のおじ様が運転して、その横には奥様と見られる女性が乗っています。

ここで、私の妄想は膨らみます。

子育てを終って、夫婦だけの水入らずの温泉旅行にと退職金をつぎ込んで長年の夢をサイドカーに託したのかもしれません。

もしかしたら、奥様への償い(?)苦労の労いに、サプライズで、ジャーンと大きな布を外して見せたのかもしれません。

ここで又 私の勝手な妄想は、一人歩きします。

果たして、奥様は、喜んだか?という事です。

と、いうのは、私も高速道路を走っていたとき、サイドカーに乗る夫婦を見て、ヘルメットの下には、スカーフでしっかり、髪の毛を押さえながら、奥様の顔は風を受けて、険しかったのがとても印象的でした。

夫の心遣いは、嬉しいに決まってます。

しかし、ハーレーのサイドカーなんて、中古の住宅一軒くらいか買えてしまいますから。

女性って結構現実的ですから、サイドカーを買う費用で「家のあそこをリフォームしたいなあ」とか、考えてしまっても不思議ではありません。

横を通り過ぎただけですから 本当の心情は分かりません。

でも、これまで、ご主人と、趣味の部分や、金銭感覚なども、足並みが揃っていたかが重要です。

「お父さんが定年退職した後は アウトドアーなキャンプや、自然に触れながら旅行に行きたいね」という風に、夫婦で話し合っていたら、何も問題はありません。

しかし、車のドライブと違って、運転席とサイドカーの助手席間は、会話もままなりません。

例えば、あの山の紅葉がきれいね~という、軽い会話もしにくいと思うのです
もちろん、最近の流行で、ワイヤレスのマイク等、走りながらでも会話できるのかもしれませんが

それにしても、風の音にもかき消され、乗用車と同じように、ひとつの空間を共有するという感じにはならないと思うのです。

女性は、会話が好きです。

それをトイレ休憩でバイクを止めるまでは、会話無く、走るのは、どうでしょうか?

風を感じるドライブも1時間もすれば飽きてきます。

もしそこで 雨でも降ってきたら どうなるでしょうか?



何が言いたいかというと、サイドカーは二人の夢だったか?という事です。

もし、ご主人の夢ではあっても、妻に告げて夫婦の共通の夢になったなら問題ありません。

しかし ハーレーが夫だけの長年の夢で、ようやく退職金で、買う事を妻に相談したか、どうか、です。
またはご主人が 自分の希望だけを叶えるのは悪いな、と考えサイドカーなら一緒にドライブに妻も伴えると考えたとしたら、その段階で妻の了承を得られていたか、が問題です。

もちろん、退職金は夫への功労金ですから、自分の欲しいものを買って何が悪い?という意見はあるでしょう。

確かにそうです。
しかし、そういう事を豪語している関白亭主は、はなから、妻と旅行とかの時限ではないので、それは別としておきましょう。

一般論で言うと、すべてにおいて夫が自分で退職金の使い道を決めてから、妻への報告だったりすると、揉め事になりますよね。そういう風に物事をすべて自分の考えた事で進めないと気がすまない夫だったとしたら、老後の先が思いやられます。

またはハーレーダビットソンくらい、その家にしては大した出費じゃなかった場合は、奥様も逆らわないで、夫の好きなようにさせるでしょう。

ただサイドカーとなると、大型バイクは高額なだけではなく、サイドカーとなると、通常の1,5倍はする。
その横に、妻は自分が乗ることを、喜べる夫婦関係を保っておくのは、至難の技。

夫が自分だけの趣味にお金を費やすのではなく、妻と共に楽しみたいという・・・・・いい話だと思います。
これは決して夫の好意に素直に喜べる妻なら、心温まる話ですが長年の夫婦生活の中で、夫には、あえて逆らう必要がないという事も夫操縦法かもしれません。

女性で、サイドカーの横に乗りたいという方は、数は多くなくても、夫が与えてくれたサイドカーの横という、爽快なドライブを楽しめる方もきっといると思います。

風そよぐ季節のサイドカー
それを夫と共に喜べる妻
なんて素敵な老後でしょうか。

でも、女性にとって大事な事は、どこに旅行をして、何を食べて、何を見て・・・という事を相談しながら夫婦であれやこれやと決めるのが楽しい・・・・これが女性脳なのです。

それなのに、男性の多くは、どこに行くかを決めたら、そこに行く経路と時間を計画します。その目標を、滞りなく叶えられるように突き進みます。
これが男性脳。

男性脳の特徴は、ゴールを決めたら そこに到達することが一番の目的であって行き着くまでのあれやこれやはあまり関係ないのです。

女性の多くは、歌舞伎座ひとつ見るにしても、ランチはどこで食べて、観劇のあとは又、お茶をして、あそこの場面がどうのこうの・・・・と話がしたい・・・つまりプロセスも、その後も楽しむ生き物です。
オリンピックじゃないけれど、【参加することに意義があり】で、そこに行くまでをも楽しむのです。

サイドカー・・・・・・それは、ゴールへの運ぶだけのものではないという事だとしても道中を楽しむとう点においてはやや、適さない。
それでも、夫婦でサイドカードライブを楽しむ夫婦がいたとしたら、羨ましいな~。
今日はここまで。

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村越真里子
専門家

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Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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