素朴な疑問・・・なんで夫は浮気をするのかな?

村越真里子

村越真里子

テーマ:夫婦関係修復について

素朴な疑問・・・なんで夫は浮気をするのかな?

1、毎日が平凡で退屈だから?
2、妻と険悪ではないが、仲良くもない
3、妻の事が女性として見られない
4、妻とは長らくスキンシップもない
5、妻が怖い
6、妻から馬鹿にされている
7、男として自信が無い
8、寝室が別
9、寝る時間や生活のリズムが違う
10、妻がセックス嫌い

夫目線から、これらの答えを引き出しました。
これらの事は、ある意味、全部正解であり、ある意味全部はずれています。
何故なら 1から10の事は、相手が変われば、改善出来る事ばかりで、まったくもって夫が機能不全なのではないから浮気が可能なのだという事です。
では、どうしたら良いかと言うと、1から10に書かれてあることの反対の事を行えばいいという答えになりますが、そう簡単に出来たら苦労は要りません。
例えば、夫婦和合の秘訣のようなマニュアル本があります。ネット等で販売もされています。
1~10の内容は、結果の話です。
その結果にならないように・・・とマニュアル等には書かれてありますが、その結果にならないように、と書いてあっても
「なっちゃったもん」という事です。
例えば毎日が平凡で退屈だから?と分析したところで、妻の貴女も言いたい事はあるでしょう。
「私は子育てに追われ、夫のあなたは退屈ってか?」とカチンとくるでしょう。
妻と険悪ではないが、仲良くもない・・・・と言われても、「だったら何なの?」とこれまた反論したくなるでしょう。
妻の事が女性として見られない・・・・なんていうなら「私だって同じよ、3代目Jそうるブラザースの○○の方が素敵よ」と。
妻とは長らくスキンシップもない・・・・「別にスキンシップしなくても家族としてやっていけてるし」
妻が怖い・・・・・・・「何かやましいことでもあるんじゃないの?」
妻から馬鹿にされている・・・・「それが嫌なら尊敬されるような夫になってよ」
男として自信が無い・・・・・・「仕方が無いよ、それが現実だもの」
寝室が別・・・・・・「子供が小さいし、あなたのいびきがうるさいし」
寝る時間や生活のリズムが違う・・・・「こどもが小さいから、子供に合わせた生活だもの」
妻がセックス嫌い・・・・・「確かにあまり好きではないけど、必要性も特に感じないし」

恐らくこんな言葉が妻のあなたの答えではないでしょうか?
そうなると、貴女達夫婦は、本当に改善出来ない問題を抱えていて、絶望的なのでしょうか?

私は世の中の夫婦の問題、すべてに、あれやこれやと指導できる時間も技量もありません。
だけど、1から10の一つ一つに、アドバイスをする必要はないと思っています。
正直言って、問題はそこではないのです。
恐らく、子供さんが小さいからと寝室を別にしても、ある程度したら子供の手が離れたら、また同じ寝室に戻せばいいのです。
では夫のいびきがうるさいからって、完全に家庭内別居をしなくても、たまには二人で出かけたり温泉に行ったりしたらいいのですが
それすらもしなくなっているという事が本当の問題であって、寝室が別なことが問題ではないのです。
つまり、1から10の問題は、ちょっと工夫をしたら、何か解決の扉は開くのに、その扉を開けようともしないという事が本当の問題なのです。
夫を尊敬できないことが問題なのではなく、夫が尊敬できない何かがあったのです。
それに対して、そのもの自体を野放しにし、手付かずで諦めてきたから、夫に対して、貴女も誠実に向き合えなくなったという事です。
例えば嫁姑の問題があって、いつも義理の母親の肩を持ち、妻の気持ちをないがしろにしてきたら、悔しくって、寝室なんて一緒にしたくないわ、という意地悪のひとつもしたくなります。
そういう事の積み重ねで、夫婦が心身ともに離れていってしまうのです。
だから、夫とスキンシップしなくなったから、夫婦が離れていって浮気が起きたのではなく、スキンシップもしたくなくなるような出来事が過去にあったという事です。
今、夫婦に表れているのは、「事象」に過ぎません。
もう少し遡れば、きっと 今の事象に繋がる何かがあったはずです。
そういう根本的な事を、全部横に置いて、今の事象を何とかしたいといったところで、それは無理という物だし、貴女の本当の不満は解消しないでしょう。
1~10の夫の意見に関し、妻の貴女の反論理由は私の想像です。
当たっているとはいえなくても、そんなに外れてもいないでしょう?
何故、私がこうした事を言えるかって?
それは、反論の理由は、当たっていようが、はずれていようが、余り関係ないのです。
こうした妻が夫に対しての反論は、中身は何だってよく、ほぼ当てずっぽうです。
でも、ひとつ言える事は、妻の貴女も言い訳が多い。
その理由は何だっていいというのは乱暴に聞こえるかもしれませんが、要するに、貴女は夫の言葉に「ああ言えば、こう言う」で
絶対に素直に、夫の気持ちを一番に考えて来なかったのでは無いでしょうか?
つまり、夫の言い分は、わかっていても、貴女の言い分の方も上回り、あなたには大事な事なのです。
全て、貴女の自我を捨て、夫に添いなさいとは言いません。
でも、きっと、夫婦がここまで険悪になる前に、ご主人もリングからタオルを投げてくれていたと思うのです。
そういうチャンスを逃して来たというか、夫の言い分には耳を傾けず、「私はこう思う」という「我」で押し切ってきた結果では無いでしょうか?
確かに、男性って、鈍感で、野暮で、時として残酷で・・・・
離婚をしたいなら、その短所の部分をあげつらって、離婚をすれば良い。
でも、良いところもいっぱいあるじゃないですか。
そんなご主人と結婚して、そして、共白髪まで出来れば添い遂げたいと思うのでしょ?
だったら、ご主人の気持ちの内部を無視するわけにはいきません。
寝室が別だから、一緒に寝ればいい・・・・とういう物理的な話ではなく、何故、努力をしてでも、「添う工夫」をしないのかな?
たぶん、その根底にあるのは、「貴女の意地」です。
自分の方から譲歩する気になれない、意地です。
これを私は「意地悪」と呼んでます。
イケズな心
夫にスキンシップもさせてあげないのは、何かの仕返し?お仕置き?
男性には、女性とのセックスが無くなれば心も離れていくという事があります(若いうちは・・・)
妻とセックスをしなければ、妻以外の人を求めて、外に気持ちが向いてしまいます。
だからと言って、夫と何が何でもセックスをしなさいとは言いません。
でも、あまり長い間、夫が、そういう意味で妻と肌も触れないという生活が続くと、要らぬ魔が差すという事になります。
貴女が意地を張っていて、満たされてこなかった事・・・これを改めて、解決した方が良いです。
夫婦の間に、解決が出来ない問題が根底にあると、妻は意地悪をしたくなりますし、夫は余所見をし出します。

貴女達夫婦に、元々どんな問題があったかは分かりませんが、そういう事が夫婦の気持ちの距離を生んでいるとしたら、原点に戻って一度、話し合ってください。
普段は話し合ってはいけませんと唱えている私が、話し合ってください、と言っているのです。
深刻な浮気問題に発展して無い段階では、話し合いは必要です。

今日のテーマは、どうして夫は浮気をするのかな?です。
その答えは、ひと言では言えません。
根本的には、他人の芝生は青いではないですが、妻だけでは満足できないというタイプの夫が浮気をします。
そして何故、妻だけならダメなのでしょうか?
その答えは、家庭がぬくぬくしていて、夫婦が中が良かったら浮気はしないよね・・・という事ですが、一生、浮気もしない男性がいる事も確かです。
そういう夫婦は、自分たちに問題が起きた時、火種のうちに
互いに消す努力をされます。
だから、1~10で書いた理由は、理由として、すぐに解決しようといつも気をつけていたら、問題は深刻にはなりません。
浮気までに発展するのは、手立てをせずに放置したことが原因です。だから1~10が理由というわけではない。
どこの家庭にも、何も問題がないという夫婦はいません。
それぞれに、問題を抱えながらでも、長引かせない、翌日に持ち越さない、という地味な努力をされているところが、夫婦を長持ちさせているようです。

貴女が 死ぬまで夫に添いたいと思うなら、寝室を一緒にしてみることをトライしてみてください。
添う・・・・そうです。添い寝から始めましょう。
そして夫に意地悪はちょっと休戦。
優しくすることから始めましょう。
嗚呼いえば、ジョウユウ・・・・では、何も解決しませんからね。
では、今日はここまで。
*LINE@始めました

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼