瀬戸大也選手の妻の言葉が深い
ここで書く話かどうかは悩みましたが、関西人の私としたら、どうしても、素通りできなくって・・・
今夜もテレビのTHA MANZAI を見ていました。
お笑い番組が大好きな私としたら、先日のM-1以降の、上沼恵美子さんをコケ下ろしたというトロサーモン等の後輩の謀反の話も、そろそろうんざり。
父親がお笑い好きで、私も子供の頃より、毎週末は、大阪の梅田花月というヨシモトの演芸を見に行っていました。
上沼恵美子さんは、私と誕生日も一日違いで、全くの同じ時代の人ですから、時代背景を通して、色んな価値観は似ていると勝手に思っています。
確かに彼女は、あの時代には、郡を抜いて、面白かったし、チャーミングでした。
結婚で引退されて、再登場したときには、嫁姑問題をねたにして、多くの主婦の賛同を得ました。
そして最近の彼女は、定年退職されたご主人をコケ下ろすことがネタの殆どで、私はあまり好きではありませんでした。
これは私だけの感覚ですから、ここでは好きな事を書かせて頂くコーナー?ですので反論はご遠慮下さい。
彼女の出る番組は、全部彼女の名前の付く冠番組ばかりで、大御所感が否めずに、ありました。
番組の構成までは 私は素人ですので、はっきりとはいえませんが、彼女の事に逆らえない構図が見て取れました。
たまにゲストとして呼ばれる番組は、今回のような審査員としての位置づけですので、皆がピリピリしています。
つまり、イエスマンしか回りには居ないのです。
そういう位置まで登りつめたというのは、彼女の実力ですから、そこは偉いな~と思います。
そして彼女がよくネタにするのは身内の事ばかりですから、敵は作ってないという事ですから、天晴れかもしれませんが、そもそも共演の段階で、彼女を持ち上げるゲストばかりで、一緒に司会をする相棒は、彼女の持ち上げ役である事は確かです。
番組としてはそれで笑えたらいいのだと思いますが、何故か理由は解りませんが 私は最近、彼女では笑えなくなっていました。
それが、今回の事で理由がはっきりしました。
M-1でも、そうなのですが よく「嫌い」という言い方をします。私は審査員なら、あまり好き嫌いの私情を挟むのはよくないと思っていて、なるべく その日の出し物で審査をしてあげてほしい。
やはり、その日に全精力、全人生を賭けて来ている若者に、好きだ嫌いだの感覚的な点数のつけ方は気の毒に思うのです。
でも、そうして出世して行く漫才師が、上沼さんに嫌われないような立ち回りをしているとなると、その人の個性が死にます。
【相手を負かすという事】
相撲取りの貴ノ岩が、弟弟子に暴力を振るって引退しました。
プロが、腕力を使って、怒るのは、素人が暴力するより、たちが悪いと私は思っています。
先日、元女子プロレスラーの長与千草が一般人の夫婦喧嘩の仲裁をして、怪我をしました。
その夫を、ノックアウトする事なんて、朝飯前だったのに、プロだから、あえて手出しせずに怪我を負いました。
そうです、プロは、自分に力があるからこそ、相手へのダメージがわからないといけないのです。
漫才の事にしても、大御所が、好き嫌いをいうのは、もうパワハラと一緒で、力を使っているのと同じに感じるのです。
昔、ある喧嘩攻略法の本があって、勝敗を決める秘訣は、「お前の顔がきらいやねん」と、相手が言い訳を出来ない事を開口一番に言って、相手をへこます事、とありました。
ちょっと卑怯な感じですが 私は女性が男性の事を「生理的に嫌い」というのも、如何なものかと思います。
この「生理的に・・・・」と言うのは とても卑怯な言葉だと思っています。もう善悪を超えて、感覚の問題ですから、人が何を思おうが、「私はこう、思ったから」という話なので誰も、反対は出来ません。
今回の上沼さんの審査の感想も、彼女が思ったという事ですから、誰も止められませんが、何かもう少し、言い方無かったのかな?と思う言葉が沢山あります。
強い立場だからこそ、弱い立場の気持ちを慮るという事は必要です。
だから、私は彼女ばかりが、傷つけられたとは思えないのです。
【家庭の中にもよく似たことが】
こうした事は家庭の中にもあって、私のところに相談に寄せられる相談は、夫ともっと仲良くしたいのに、上手く行かないという相談が多いのです。
それをよくよく聞いてみると、夫に逆らうと夫が怖いという結論に陥ります。
そして夫が怖いのに、その夫と仲良くしたいというのです。
もちろん気持ちは解りますが、その夫と仲良くするには、まずは夫の言うとおりにしないと、夫が不機嫌だというのです。
そんな夫と仲良くするには、夫がご機嫌よく過ごせて、妻は夫のすることに、文句どころか、詮索などは許されない事を飲まないといけないという事です。
妻は自分が恐れている夫と、仲良くしたいと思うのは、無理がありませんか?
【怖い相手を怖く感じさせない方法?】
ない、ない・・・そんな方法はありません。
怖い相手と仲良くするのは、その怖い相手のシモベとなるしかなくなるのです。
つまり、それを「仲良く」と言う言葉で自分を誤魔化しているだけです。
怖い相手に気に入られるには、「従順」しかありません。
夫の浮気を疑っても、従順な妻は、詮索しては夫が仲良くしてくれないのです。
同じ屋根の下に、怖い人が同居しているなんて、本当は怖い話なのです。
この構図がわかれば、安易に仲良くしたいという自分の弱さに気付いてもらいたい。
仲良くなりたいというのは、自分が一層、夫に従う事になると言う事を知って下さい。
でも、こんな事は、本当の問題解決にはならないのです。
【またテレビの話に戻りますが】
関西のテレビ番組では、上沼さんのご機嫌取りのような人ばかりで、固められた番組があり、本人は気付かないかもしれませんが、私が見ていても、後輩芸人は萎縮しています。
もちろん、芸の上での尊敬心からの【へりくだり】なら問題ないのですが、逆らうと怖いとなると、イエスマンしか居なくなります。
私が最近の上沼さんが面白く無いな~と感じていたのは、この裸の王様感が酷かったと思うのです。
女性をオバハン呼ばわりはいけません。
更年期障害も女性蔑視です。
でも、私なら、そういうマグマが、後輩芸人の中に溜まっていて、たまたま、場をわきまえない後輩が、羽目を外したという事ですが、意外と、そこには本音があると、ひとつの反省点にすると、上沼さんも、一段と素敵な女性になるのじゃないかな?
大御所と言う名の、おごり高ぶり。本当は上沼さんも、皆と仲良くしたいはず。
そんな風に、感じます。
では今日はここまで。