誰に相談するか?パート3
悩んでいる人を救いたくて この仕事を始めました。
しかし、最近はこの考え方が、少し変わって来ました。
実は「悩んでいる人が一番頑固」という事です。
つまり、悩んでいる人って、自分の殻の中から出られないという事は言えるので
ある意味、自分の考える枠の中から出られないという小心者かもしれません。
でも、悩んで、悩んで、そこから何らか打開策を・・・と、求めたから
カウンセラーや弁護士や、色んなところのドアを叩いたはずの人が
よくよく話を聞くと、何を提案しても、結局、自分の枠から出られないのです。
それは何故か?
結局自分の決めつけている「世界」・・・・
それがすべてなのです。
言い方を変えれば、カウンセラーであろうと、弁護士であろうと
誰の言うことより、自分が決め付けている事が、正解なのです。
しかし、よくよく聞いてみると、それは間違ったロジックから
導き出された答えなので、その間違いに気付くと、違った答えも
導き出せるので、そこでは、まず自分が殻を破る事を勇気が必要なのです。
でも、その勇気が出ない大きな原因。
その勇気が出ない一番の原因は・・・・・
それは、恐怖心です。
では、何に対しての恐怖心でしょうか?
それは、夫から言われた言葉であったり、自分自身で決め付けている定義づけです。
では夫から言われた言葉って何でしょうか?
それは「浮気をこれ以上疑うな」と言う命令です。
ですから、命令をされた限り、それに背いたら、「後はどうなるか知らないぞ」という
夫からの、厳戒処罰を想像して怖がってしまうのです。
では厳戒処罰って何でしょうか?
それは夫婦関係の悪化です。タダでさえ、今が最悪なのに、
もっと夫婦は冷たくなると宣言されてしまうのです。
こうして夫婦間の溝だけなら、まだマシですが
時には別居であり・・・離婚であり・・・・そうした夫婦の終わりを
イメージしてしまい、これ以上何も出来ないという事を、自分に
言い聞かせてしまうのです。
その上で、多くの機関を訪ね歩きます。
カウンセラーであったり、行政の法律相談であったり、中には直接弁護士の門を叩き、
色んなことを言われて訳がわからなくなります。
これはある意味、気の弱い方の行動ですが、中には気の強い方は
探偵を雇い、夫の浮気証拠を掴む行動的な方もいます。
しかし結局、その強気が逆効果になり、調査をしたことを、夫に告げて
どんな証拠を持っているかまで、知らしめてしまいます。
夫にしてもそこまでする妻には、開き直ることしか出来なくなり
「夫婦の終り」を宣言します。
そこで、当方の門を叩いていただく結果になります。
でもそこで、当方に尋ねられる事は、上記の事をしつくして
自分としては、万策尽きたと話され、その万策とは違う
別の方法がないかと、話されます。
考えてみてください。
万の策の他に何かないかと言われるのです。
何をやってもダメだったという、万の対策以上の良い方法はないか?と問われます。
答えは「無い」に等しい。
でも、この万策尽きたという考え方がおかしいのです。
間違ったことばかりの対策を「万の数」やっても、間違っていたという事を
知らないといけないのです。
それなら、再び正しいやり方を始めからやり直すしかありませんが
自分では、万策やりつくしていて、それ以上は、夫婦関係が悪化する事しかないと
決め付け、だから、何も出来ないと感じています。
これは、ある意味、夫の言葉を信じすぎ。
貴女が夫を恐怖に思っているのと同じくらい、実は夫も
妻の事を、怖がっている場合もあります
妻に対して、浮気の事に口出しするな、とか、詮索するな、と言うのは
夫の恐怖心の裏返しです。
これはいくら口で説明しても、相談者の妻は、理解できません。
何故なら、夫の言葉がすべてであり、夫の言葉を信じています。
嘘と本当の見極めが出来ずに、全てを信じています。
しかし、妻の口からは、「夫のことが信じられません。嘘ばかり付かれます」と
訴える割には、夫の言葉で洗脳されています。
と、いう事は、何箇所も相談に行っても、気持ちは満たされないまま
誰の言葉も、胸に響きません。
何故なら、相談者にとっては、これからも夫婦関係を続けて行きたいと思う
教祖様になってしまっているから、信じてやまないのです。
もちろん、妻の心は、夫に対して、全面的に信じているという自覚はありません。
何故なら、妻を裏切り、苦しめた張本人ですから、憎しみも半分あるのですが
とりあえず、それはそれとして、相談者は夫を信じようとしているのです。
でもね、夫の浮気が本当に終っているなら、信じたらいいのですよ
しかし、本当に浮気が終っているか、の確認も出来ず、夫の
「浮気相手とは別れた」と言う言葉だけを頼りにして、夫を信じると
いうのも無理があります。
何故なら、夫はそんな簡単な事で、浮気を終らせる事はしません。
だから、本当には終ってない浮気に対して、終ったと信じて
夫のいう言葉を信じて進むにはどうしたら、良いかと今後のノウハウを聞かれます。
それでも、私は問題の根本、浮気を終らせないといけないのでは?という
私の提案に、「それはそれとして」と前に進むアドバイスを求められます。
そこで妻のよく口にされる言葉に
「浮気は、終ったとして・・・」と、浮気が終ったという前提で
この先、どうしたら良いかと問われますが、実は、終ってないから
いくらアドバイスをしても、その通りの結果が出ないのです。
これでは、いくら頑張っても、本当の解決にはつながりません。
これはとりあえず、浮気が終ったと仮定して・・・・・という考えですが
浮気の事はさておいて・・・・簡単に終わるはずが無いことは妻も
解っていて、それはそれとして、浮気が終ったと信じると、夫も
妻に対して、優しく接してくれるのではないか、という妻の考えです。
でも本当はそんな事は根本的解決ではなく、お互いに浮気問題に
夫婦として蓋をするという共同作業の方法を聞きに聞きにきているという事です。
仮面夫婦
実は そういうコースを辿ると、夫婦は最終的にもっと、関係は悪化して
離婚の確率が高くなります。
仮面夫婦をするなら、するでそういう覚悟でしないといけないのですが
殆どの妻の場合は、仮面夫婦をしたら、そのうち夫婦関係の修復が出来ると
どこか信じています。
つまり夫の言葉を、表向き信じて
夫のいうルールを守って、夫の行動に口出しせず
色んな疑問は、口にしないという、全てを抑え込んだ生活。
これをするには、どうしたら良いか?と私に尋ねられます。
それでは、本当の心の安泰は来ませんよ、という私の提案より
自分が信じて決めた道を、どうしたら歩けるでしょうか?と質問をしに着ている事になります。
この、全てを蓋にするという前提が間違っているのです。
これでは幸せになれません。
浮気は終ったとして・・・・・という言い方をされる方ほど、
本当に終るとは思っていません。
こんな風に、自分の気持ちに嘘を付きながら、誤魔化し
それでいて、夫とはお互い真実の気持ちを持ちあいたいと願っています。
無茶を言ってはいけません。
いくら私でも、これを叶える事はできません。
私も解ります。
たった一日のカウンセリングで、この考えを理解し、くるっと
貴女も夫も変われるなんて 考えていません。
でもね、絶対に気付いて欲しいのは 悩みの坩堝にある人が
気持ちが弱いなんて思い込みは止めましょう。
実は 悩んでいる人ほど、自分の考えから出られないという頑固さを持っています。
自分では、解らないかもしれませんが、頑固なほど、強いのです。
ここをカウンセリングで・・・といっても受動的なカウンセリングでは
カウンセラーよりも頑固な意思を持っている貴女を動かす事は出来ません。
つまり、貴女はカウンセラー以上に強いという事を理解しなければ成らない。
私が言いたいのは、この強さを、正しく使わないと、もったいないです。
それにはもっと、前のめりなレッスンが必要です。
そんなお知らせもこれからやっていきますね。
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