夫にこれ以上嫌われたくない?
9月に入っても相変わらず、暑さは収まらず・・・・
そんな言い訳をしても、長い間、コラムを書いていない口実にはならないか⤵
いつまで逃げても、夏休みの宿題のように、やらないといけない事は、やらないといけない。
先日、5人目の孫が誕生し、幸せに「じ~ん」と浸っていたい。
ご主人がいて、子育てを終わった同年代の友人は、毎日、孫だ孫だと、ゆっくりしているのに
私だけは、働かないと食っていけない。
孫が出来て、幸せにかまけていられない・・・・それが、独り者の宿命か。
私の所に相談に来る妻は、「離婚も視野に入れている」と言われるけれど、本当の一人物と言うのを
何も分からずに、言っている。
文句を言っても、聞いてくれる夫がいるから、夫に愚痴を言えるのです。
貴女が「離婚をしたい」という事が脅かしになると思っているから、早い時期にすぐに離婚って言えるのです。
それは貴女が離婚と言えば、引き留めてくれる人がいると思うから離婚と言ってしまうのです。
もしかして 本当に、夫側も離婚を考えているなら 貴女が離婚と言えば、好都合の夫だっているのだから、あまり軽々しく離婚なんていってはいけません。
例え、それが貴女が離婚した方が気持ちは楽になるかな?と思っても、本当の離婚なんて、一杯しんどい事が待っているのですから。
でも、こんな事を言うと、私が離婚した事を後悔しているのではないかと早とちりする方もいるでしょうけれど、そうではありません。
私は、やはり結婚していた時の事を考えると、間違いなく、今の方が幸せです。
本当に結婚生活は辛かった。
だから、その時期と比べたら、今の暮らしは雲泥の差。
それほど、苦しい生活をしていたから、今のささやかな幸せを喜べる私です。
でも、相談者の方々のお話をお聞きしていると、現状がまあまあ恵まれている方ばかり。
だから、離婚を考えていると言うのは、今の生活が何となく保障されると思っているから
離婚も視野において・・・なんて事を言われるのですが、今の生活は、無くなるという事が離婚です。
何にも無くなるというくらいの覚悟をして、それでも、今よりマシと思うなら、離婚も有りきです。
脅かす訳ではありませんが、離婚後の生活は、仕事も収入も健康も、全部自己責任なのです。
孫と一日、遊んでいたいと思っても、僅かな年金しか貰えないと、死ぬまで働かないといけないのです。
暑いからと言って、「避暑に軽井沢の別荘で過ごしましたの・・・」なんて事は出来ないのです。
相談にお越しになる方は 私が一人で仕事をして、一人で生きている強さを羨んで下さいます。
でもね、貴女には、神様は、そこまでの試練を与えない人生にしてくれているのですよ。
それなのに、過酷な試練に打ち勝つ私が羨ましいですか?
真剣に離婚を受け止める覚悟があるなら、離婚も視野においていいでしょう。
暑くっても、寒くっても、パートの仕事を3つくらい掛け持ちする覚悟があるなら、精神的な幸せを求めてもいいでしょう。
でもね、精神的な幸せに浸っている暇もないくらい働き続けないといけないのが、普通の母子家庭。
何なら、精神的開放はあっても、自由な時間と、自由になるお金が全然ないのが 母子家庭です。
もちろん、お金持ちの旦那様から、たっぷりの慰謝料や財産分与を貰えるなら、そこまでの貧乏はしなくていいでしょう。
でも、離婚を迫るご主人が、「財産はウン百万、妻に渡す」と言っても、それは離婚を早く成立する為に言っているだけの事で、いざ離婚となると、そんなもの素直に渡すはずがない。
何故なら、妻の貴女を裏切るご主人ですよ、そのご主人が、そんなに誠実かしら?
それでも甲斐性のある人なら、本当に、それだけの財産分与もしてくれるでしょう。
でもね、普通に考えたら、そんなお金をくれる人なら、さっさと現金を積むって話で、いざお金の話になるとこじれるのは目に見えています。
それでも貴女が離婚を合意してしまうと、後はお金の話だけになり、金額の取り決めや事務的な話になってしまいます。
だから、離婚の話をテーブルに出しではいけないのです。
つまり、離婚は視野に入れてはいけないのです。
とは言え、4分に一組が離婚をしている現代の夫婦。
ネットサーフィンをして、「どちらか一方が、離婚に合意しなければ離婚にはならないのでしょ?」と
妻が離婚を望まない限り、離婚にならないと信じている相談者ですが、それなら、何故、世間はこんなに離婚が多いのでしょうか?
私の所に来られる相談者の殆どは離婚を望んでいません。
それなのに、世間が叩きだす離婚件数が、一向に減らないのは何故でしょうか?
ネットに書いている通り、妻が離婚に合意しなければ、離婚にはならないはずなのに・・・・
つまり、いくらネットで書かれていても、離婚にはなる人は、なるのです。
誰も離婚を望んでいる人はいません。
それなのに・・・・・・なのです。
ごめんなさいね。
こんなに、離婚離婚と、たくさんの文字で脅かして、良い気持ちにはならないでしょう。
でも、みんな甘い!
夫に甘えているくせに、強さでしか、向き合えない妻。
夫にしたら、貴女が本当は、心の底では、夫を愛しているなんて、感じられないはずです。
その上で、「妻がハンコを押さなければ離婚は出来ないからね」って、強がりだけで、夫に向き合う妻を、夫は、信用できません。
夫とは離婚したくないと心の底では、思っているのに、口では「今度浮気したら、離婚よ」と言ってしまう妻が 本当は離婚なんて露とも考えてないとは夫は知りません。
妻「離婚したい」という言葉を、通訳したら「離婚派したくない」と 訳せと無茶をおっしゃる。
どう解釈したら、離婚したいというワードが、離婚したくないと同じ意味だと言えるのでしょうか。
これほど、無茶を言っているのが、世の妻なんだな~
要は、こんなに無茶を言っても、受け止めてくれる夫がいると思うから、こんな甘えた翻訳を望むのです。
ある動物実験があります。
2匹のチンパンジーの赤ちゃんに、一方には、充分なミルクを与えずに育て、その代わりに母猿が
赤ちゃんチンパンジーを沢山抱きしめる時間を与える。
そしていっぱいコミュニケーションを飼育員とも取るという飼育。
片や、もう一方の赤ちゃんチンパンジーにはたっぷりのミルクと、遊具も沢山与える代わりに、母ざるとは隔離。
そして飼育員も必要最低限のコミュニケーションしか、取らない飼育環境。
母ざるに甘える事が出来た子ザルは、若干栄養不足でも、健やかに育ちました。
片や、充分な栄養を与えられても、誰からも、優しくされない子ザルは、どんどん健康状態が悪化していきました。
そして、最も、如実に表れた現象は、たっぷり人に甘える事が出来た子ザルは、お腹がすいたとか眠いとか、情報を発信し、自分からもコミュニケーションを取る事が出来ました。
しかし 片方の子ザルは、自分が泣いても、眠くっても、抱いてほしくても、誰も答えてくれないという事に、諦め、観念するようになり、飼育員にすら、何も求めなくなりました。
つまり自分の要求に、応えてくれないと分かると、動物は、求める事も何もしなくなるのです。
最期の結末は、言うまでもありません。(言いたくもないです)
聖書の言葉ですが「人はパンのみに非ず(あらず)」
例え物で満たされていても、心が満たされないと、生き物は育たないのです。
でも、このところ、パンで満たされている人は多いな、と感じます。
お腹いっぱいになると、眠くなるように 人は鈍感になります。
満たされ過ぎると、人はダメになるのかな。
ちょっと、足りないくらいがちょうどいい。
昔、阪神大震災のあったとき、被害の住宅をレポーターが取材している時、立派な豪邸の前に行くと
中から、奥様らしきマダムが、手招きし、幸い住宅が頑丈で壊れなくてよかったと、レポーターに話し始めたまでは良かったけれど、その内、段々、調度品の自慢をし始めました。
テレビでは、カウントダウンならぬ、死者の数を、カウントアップしている時でした。
二ユースでは、火の海になって、黒煙が、収まらぬ、神戸の街を映し出している中で、ヨーロッパ家具を自慢するマダムを見て、「こんな人にはなりたくない」と、僻み半分で考えた事を思い出します。
豊かな暮らしは、逆にここまで、人をダメにするのだ。
だったら、貧しいくらいの暮らしの方がずっと清々しい。
でもでもでも・・・・・・
心が豊かでも、お腹は空くしな~
今、離婚を考えている、裕福な暮らしをしている方。
その暮らしを捨ててでも、心のオアシスを大事にする覚悟はありますか?
また、そこまで裕福でなくて、夫の稼ぎが頼りになるのに、夫に偉そうな上から目線の事しか言えない妻。
どちらのタイプも極端すぎます。
「ちょうどいいくらい」ってタイプが 私の所の相談者に居ないのが 私のもっかの悩みです。
そんな、こんなで、お客様の悪口ばっかり書いて・・・・私って、最低です。
みんな同じ…最低です。
人間だもの・・・・・・By みつお
では今日はここまで。