夫にこれ以上嫌われたくない?
悲惨な事件がおきました。
和歌山県白浜町で妻を溺れたと見せかけ殺害した疑いで夫が逮捕された事件で、 野田孝史容疑者(29)は去年7月、白浜町の海水浴場で妻の志帆さん(当時28)をシュノーケリン
寄せられる相談は、この妻の立場の相談ばかりです。
ひとつ違うのは、夫が妻を殺害まではしないという違いだけで、実際は、夫は、どうしたら、妻と離婚をする事が出来るか、という事で、妻へとても卑劣な嫌がらせを仕掛けてくるというやり方です。
殺害という結果は究極ではありますが、悪さをした夫が、自分の人生から、妻を離婚と言う抹殺をしようと悪巧みをするのは、私にすれば驚きでもなんでもなく、日々相談を受けている内容なのです。
妻をとるか、浮気相手を取るか?
この選択を迫られたら 夫という男性はどちらを取ると思いますか?
相談者の殆どが、夫の浮気を見つけた場合、「妻に見つかったら、浮気相手と潮時だろう」とか、「浮気相手と別れるのが当たり前」と考えていると、何も見えなくなってしまいます。
もちろん、浮気相手と別れてもらわないと困るのですが、だからと言って、妻という立場は絶対に強いもので、浮気相手とは別れるのが当然と考えると、その妻の予想を逆手に取られてしまいます。
だから夫は、浮気相手と別れるはずという決め付けが、夫の「嘘」を後押ししてしまいます。
何故なら、夫は妻に、浮気相手と別れると言えば信じてもらいたいものなのです。
でも本当に、そんな簡単に人と人とは別れられないものなのです。
それを知らずに、単に、浮気は不適切な関係だから、別れる事がセットされていると、そこをスルーしてしまうのです。
和歌山の妻殺しの事件とまではいかなくても、別れる事は本当に時間も手間も掛かる。
それなのに、倫理的に良くない事だから、別れるのが当然と決め付けると、その複雑さを何も考えなくなってしまいます
今回の和歌山の事件は、浮気相手の女性が妊娠したから、妻を殺害したのだろうと、それは特別と考える人がいますが、妻か、浮気相手かで揺れるとき、結婚をしているから妻を取るとか、妊娠したから浮気相手を取るという事でもなく、今回は、その夫の特異な性格と思いがちですが実際は、浮気の構造をよく表しているのです。
殺害されて妻とは別居中で、離婚に向けて協議中であったので、当然浮気相手に心が行っていると思いがちですが、それまでの喧嘩が絶えなかったという事は、妻も何らか、夫の異変を気付いていたと言えます。
と、いう事は 喧嘩が絶えなくて、離婚の話も出ているとなると、夫の軸足は浮気相手に向かっているのは明白です。
でも、普通は、この段階では、離婚をほのめかしても、浮気相手の存在を隠していたり、または妻との性格の不一致のせいにして離婚を要求してくる場合等は、夫の心の中では、妻か、浮気相手のどちらを取るかの結論は出ているのです。
だけど、いきなり結論に持っていくのは、乱暴なので、浮気相手には、時間が掛かるといって、待たせたり、
妻には、もし浮気がばれていても、妻と修復するようなフリをするのです。
別居中の夫などは一旦、自宅に帰ってきて妻と、再び同居を始めるという修復の既成事実を見せようとする男性もいます。
それくらい時間をかけて、手間をかけて、離婚の方向に持っていこうとするので、夫も人知れず苦労をしているのです。それくらい一旦始まった浮気は、終わらないものなのに、浮気は妻にばれたら、浮気相手と別れるだろうという道徳論だけでは、夫の本音を見えなくさせてしまいます。
そういう事で、夫のお殆どが、浮気がばれても、終わりません。
困ったな~と思ってはいても、心の中では「どうやったら浮気相手と、妻にばれないように続けられるか?」と夫の頭はフル回転しています。
そういう事で、物事を、倫理観や理想で片付けるのは止めましょう。
事件までは起きなくても、夫が妻と浮気相手との間で板ばさみになっているときは、その殆どが、妻ではなく、浮気相手と不倫を続けることを望んでますから。
では、今日はここまで。