固定観念と誤解

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

あけましておめでとうございます。
今年初のコラムです。

生きる道をせばめる固定観念
昨年の相談内容を見返してみると、多くの相談者が間違った固定観念を持ち、その間違いを信じたままで生活をしている為、その場から抜け出られなくています。
それは、自分で自分の首を絞めるようなもの。
自分で生きる道を狭くしているのに気づいていない。
今年の私の役割は相談者の固定観念の脱却を説いて行くことだと思います。

年頭から、相変わらずの浮気に関しての話題・・・・お許し下さい。

当方への相談の殆どが、夫の浮気に苦しみ、それを夫に聞き質した所、終わった事にされたり、それを疑う事を制したり、何なら、そうして夫を信じられないなら離婚だと宣言されたり・・・と解決とは逆の方向に行ってしまった方が殆どです。

その結果、自分では、これ以上夫を疑う事が困難になり、夫の浮気の事実確認はおろか、夫を全面的に信じないと、前に進めないから、夫の浮気には疑いを持たない方向でいくしかなくなります。
何なら妻が夫を疑わない事を誓わされ、尚且つ、それを文書に誓約させられるという状態が起きます。

浮気をした本人が、それ疑った妻を押さえつけ黙らせるという、変な現象が起きてしまい、手も足も出なくなってから、駆け込み寺のように当方に来られます。

色々と夫に訴えた結果、その妻の事が嫌いになっちゃった、と言われ、せっかく修復を願って夫に話を詰め、その事が、逆に夫との溝を作ってしまうという事を味わい、これから何をしたらいいのか、いや本当はもう何もできなくなったからどうしたらいいか?と相談されます。

こちらも、どうしていいか、もうアドバイスのしようがないのです。
良かれと思って妻が色々動いた結果、結果的に身動きが取れなくなっているのです。

では何故、身動きが取れなくなっているのでしょうか?
これは、妻自身の誤解というか勘違いによるものだと言っていいでしょう。

本当は、妻の詰問が夫との距離を離れさせてしまうのではないのです。
妻が夫の浮気を見抜いたら、尻尾を掴まれてしまい、浮気が出来なくなるという事が夫の頭にはあります。
だから、これ以上、妻に夫の浮気の尻尾を掴ませなくするには、「そういう事をする妻が嫌いなのだ」という理屈にして、妻の疑いの目を反らさせるのです。
つまり、妻と気持ちが離れるぞという脅かしは、妻と心の距離を置くという事ではないのです。
妻を遠ざける為に「これ以上俺を疑うなら、俺はもうお前とはやっていけない」という屁理屈に話をすり替えているのです。
要するに妻の詰問や詮索が夫婦に溝を作るのではなく、夫は、妻を近づけないようにしないと、迂闊に身の回りを嗅ぎまわられると、浮気が続けられなくなります。
妻の詮索が夫の距離を生むのではなく、これを言った時点で、すでに浮気相手の事しか考えていません。

だから、俺の事を詮索するな、と言った時点で、浮気を止める気はないという現れだと考えていいでしょう。
妻が夫を信じないと、夫婦の溝が生まれるというのは誤解です。溝がすでにできているから、浮気を続ける為になおさら妻を遠ざけるのです。
こういう事が分かれば、夫の言葉にひるんでいる場合じゃありません。

また、妻の誤解パート2
夫の浮気は疑わしいけれど、それをはっきりさせる時点で夫婦は終わるから、探偵を雇って証拠を撮ったり、弁護士に相談するのは、離婚をする時だ・・・という誤解。
この決めつけは、妻の誤解によるもので、その結果、妻の人生の幅を狭くさせてしまいます。

私の所では、夫の浮気が本当にあるなら事実確認は必要と考えています。
事実が分からない内は、何の対策も取れないからです。
事実が分かってこそ、それを止めさせる階段を登れるわけで、事実も確認できていない内は、むしろ何も出来ないどころか、夫には簡単に否定されてしまいます。
では、何故、否定されるのでしょうか?
それは根拠も何も持たず「聞く」からです。

では、根拠とは何か?となると妻が、「私、そう思ったもん」では、根拠とは言えません。
何故なら、ご主人も疑われる以上、根拠を示せと思っているからです。
と、なると、確たる証拠もなく、疑うとご主人は、証拠が掴まれていないなら、否定が出来ると踏んでしまう可能性があります。
だから、同じ詰問をするのでも根拠なく詰問するのではなく、言い逃れされない様に根拠を持って、問うくらいの下準備が必要です。

夫が浮気をしているという時点で、正直言って、あなたを裏切っているのです。
その不誠実なご主人は、自己中心的で、尚且つ浮気相手と、どのようにその関係を続けていくかしか
考えていません。
そこには妻に対する謝罪の気持ちなどはありません。
なのに、妻である貴女は、浮気が妻にばれた以上、その関係は終わるだろうと考えています。
つまり妻に浮気がばれたら、それを終わらせるという行程があると妻は思い込んでいて、問い詰めたら夫は、その関係を終わらせてくると、刷り込まれています。
その思い込みを夫は上手く利用するのです。
だから、妻にばれた途端に、「浮気相手とは別れる」と言って、その場を切り抜けようとしますが、
ここで夫は「別れると言ったのだから、これ以上は詮索するな」と同時に妻に釘をさします。
何なら、浮気が発覚したことを妻に告げられたら、その場で席を立ち、浮気相手と「別れてくる」と勇ましく出て行く夫を見送る妻・・・・なんて場面があります。
これこそが、妻の事なんて考えてない行為です。
浮気相手と打ち合わせに向かっただけです。
「妻にばれたから、用心深くしないといけない。これからはメールも電話も素っ気なくなるけれど、それは君と別れたくないからだから、辛抱してくれ」と言いに行ったに過ぎない。
つまり 妻からの万一の攻撃に備え、浮気相手を守るために、そそくさと会いに行ったという事です。

何なら、別れて来ると言えば、堂々と家を出られるから、案外、またデートに出かけただけかもしれないのです。
いいですか。
夫の浮気を問い詰めたら、同時に妻にも、夫を疑う事はするなと、誓わされるのです。
だから、もし、その約束を破ったら、「もう家庭を捨てる」とさえ、妻に罰則を科せるのです。
そして別れて来ると言って、家を後にはしても、本当は別れる気などはないのです。

何度も言いますが、「妻にばれたから、浮気を止める」というのは妻が勝手に思い込んでいる神話です。
妻にばれて、本当に反省するような人は最初から浮気なんてしません。

だから、どうか、妻にばれたら浮気が終わるなんて事は妻の希望的観測で物を考えないで欲しいのです。

でも、疑う事を続けると、夫が怒るので、今は疑えないけれど、本当に疑う時は、それなりに証拠を撮って、弁護士の所に相談する。
しかし、その相談した時には、離婚を考える時だ・・・・・
これも、妻が考える神話です。

探偵を雇ったり、証拠を掴むときには、離婚をすると決意した時だという決めつけは、間違っています。
逆に、離婚を避けたい場合にこそ、証拠も必要ですし、弁護士も必要。

しかし、そんな事をしたら、「俺たち夫婦は終わりだからな」と言わせているのは、妻の仕業です。
疑う事に夫から切れられたら怖いと思っているから、証拠を得たりする時は離婚をする時という事を
夫に言われ脅かされているに過ぎないのです。

妻であるあなたが、夫に根拠もなく、疑いの言葉を向けるから、夫から、証拠の無い事を見透かされ
それ以上の証拠を掴まれないようにと、妻に釘を刺したに過ぎない。
弁護士に相談したり、探偵を雇ったりしたら、最後だというのは貴女の決めつけもありますが、本当は夫から、そう言って脅かされている事が殆どです。

そんな風に夫に言わせるには、何があったか?

それは貴女の詰問です。
誰も最初から詰問をしようとは思ってないはず。
でも、夫にはそれは詰問に感じるのです。

あなたの詰問。
それは夫婦の問題を何とか話し合いで解決しようとした結果、夫には詰問と取られた、という事です。

では何故、貴女は話し合いをしたのでしょうか?

それは話し合いが、心の溝を埋める最高の手段だと信じているからです。
心の溝は、話し合いでは埋まりません。

もし、ご主人が貴女と長年セックスも出来ず、浮気相手とそれを果たせているとしたら、夫にとっては
心の隙間より、まず体のぬくもりが必要です。

いくら口先で夫婦だから、子供もいるから、夫婦は続けていかないといけないと、話し合いをしても
夫が求めているのは、スキンシップです。
肉体的なつながりもなく、妻に夫婦として繋がろうと言われても、それは拷問みたいなものです。

これまで、セックスを避けて来て、その上で、「子供のパパとして必要」と言われても、夫は「雄(オス)」なのですから、そこをどうカバーするの?という問題を隅に追いやっては、解決しないのです。

そんな風に私が言うと、相談者の妻は「自分から夫を求めても夫が拒否した」という人もいるでしょう。
でも、それは、もっと前に問題が発生していたからなのです。気づいた時は実はもう、何かが始まっていた。
いつしか夫婦がセックスをしなくなり、妻のあなたが慌てて、セックスを再開させようとしても、それは時すでに遅しで、夫の浮気はすでに始まっている事もあります。

本当の問題はこの「いつしかセックスをしなくなり」という時なのです。
本当はこの時に、問題視しなかった事が問題なのです。

もちろん、夫だって色んなタイプがいて、セックスを重要視しない人もいます。
暮らしの中で、何を大事にするかは、人それぞれです。
でも、少なくとも、これまで普通にセックスをしていた人が急にしなくなった場合は、水面下で問題が発生していると考えるべきです。

こういう事がこじれて、どうしようもなくなった時に、やっと浮気を疑った時には、夫婦の溝は、深さをきわめています。
それで、話し合いをし、疑いを口にし、夫にはこれ以上の疑いは許されないと妻に、疑う事を禁じます。

だから今後、もし疑う事をしたら、もうそれは夫婦が終わる事を覚悟しろよ、と離婚宣言をされるものだから、弁護士に相談したり、証拠を得る時には離婚を覚悟した時だと、貴女の頭にはインプットされてしまうのです。

色んなネットを見て、浮気相手に慰謝料請求をして、夫からも慰謝料を取りました、等という勇ましい情報を読むと、慰謝料=離婚というイメージを持つでしょう。
そういう事をすることは離婚へ直結するというのは、貴女の大きな誤解です。
でも、それは私から言わせると、誤解も甚だしいと言えます。
証拠も慰謝料も、すべては離婚をしない為に、活用するべきなのです。

いいですか。
根拠もない疑いは相手(夫)に失礼です。
根拠があるなら、それは夫に見せずに、答え合わせをするべきです。
答え合わせをしたら、後は それを浮気相手排除に活かすべきです。
夫にお願いして浮気相手と別れてもらう事ではありませんし、それは成功しません。
だからと言って、弁護士に相談しに行くというのは、最後の手段というのも、間違いです。

本当は、弁護士も上手く活用し、尚且つ探偵を使って証拠を得るというのは、あなたが離婚をせずに済む為の、王道の手法です。
但し、この方法は、浮気相手のタイプにもよりますので、通り一遍等ではなく、内容証明だけでいいのか?場合によっては、慰謝料請求をするのが適しているのか?否か?
これらの事をよく考える為にも、まずは自分で探偵を雇ったりする前に、一度相談に来てください。
最近では、探偵会社に行ったり、カウンセリングに相談にいったりするだけで、弁護士が出てきます。
その弁護士は、本当に貴女の方を向いてくれているか?という事です。
とにかく、あまり自分で、先々に動く前に、一度 私共に相談してみて下さい。
最近の探偵会社は弁護士も全部、ひとくくりで解決すると豪語していますが「この後解決します」とHPで書かれてある事で、探偵に依頼する人もいますが、その殆どは離婚をしたい人のサポートです。

だったら離婚をしたくない人は、探偵も証拠も必要ないのでしょうか?

答えはNOです。
証拠は事実確認の為に絶対必要です。
もちろん、それは離婚を望むときにも効果を発しますが、私の所では、離婚をしたくないからこそ、
事実に目を背けない事を必要としています。

そして何よりも、事実があるなら、それを止めさせなくてはなりませんが、事実が分かったからこそ、それを止めさせる事が出来るのです。

いつも私が言う言葉。
夫の浮気を止めさせたいなら、事実確認が必要です。
浮気をしているから、浮気を止めさせることが出来るのです。
付き合っているから 付き合いを止めろと言えるのです。

そのノウハウは 私の所にあります。
今年は、それをお伝えする事が 私の主な仕事になりそうです。
但し、事実も怖くて見る事が出来ないと「決めつけている」人は 私の手には負えません。
不安を解消するお手伝いが 私の任務ですが、不安を解消する・・・それすらも怖くて出来ないという方は 私の門を叩くのはまだ早い。
私もビジネスですから、いつまでも無料相談ばかりを梯子される方は、ちょっと遠慮させて下さい。
世の中、善意だけでは解決しない事もある事を知りましょう。
少なくとも、問題に蓋をせず、そして多少の出費は覚悟と、負けない勇気を持って、解決をしたい人を私は応援したいと思います。
最初から あれはダメ、これはダメと勝手に決めつけている人には 幸運は味方しません。
貴女のツキを呼ぶのも、真剣で有る事が最低条件です。
私は そんな真面目な貴女なら進んで伴走をしたいなぁ・・・と思う今日一日でした。

では今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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