愛情のケチ
芸能人に見る不倫リポート・・・・今日はそんな感じです。
さて今年も9月の半ばに入り、色々な不倫が明るみに出てきました。
私はこのコラムで、芸能ネタを井戸端会議するつまりはありませんが
やはり社会の縮図の例としては、顔もしらない隣の主婦の話をするよりも
顔も知名度も分かる芸能人の方が、みんなが共通の認識で考える事が出来るので
決してミーハーな気分でこの話題を取り上げるのではない事をご理解ください、コホン(咳払い)
女優の斉藤由貴さんが、不倫を認め、相手男性とも不倫関係を解消したと、マスコミに発表しましたね。
記者会見では、一線は越えたかの質問に、「そんな事ではなく・・・」とアンニュイな雰囲気で、否定しました。
こんな風に煙にまかれると、質問した記者の方が逆に馬鹿な質問をしたかも?と思ってしまうかもしれません。
また、兵庫県の市会議員、橋本健さんに至っては、きっぱり政務活動費の不正を否定したにも関わらず、
印刷業者に口裏を合わせるように台本まで書いて裏工作してました。
よく、あんなマスコミの前できっぱり嘘を付けるな~と思いました。
あれだけ、嘘を付ける人は、それなりの自信があってのことだから次にはもっと、巧妙に仕組んでくるんだと思いきや、意外とあっさり、辞任しました。
しかも、辞任届も姿を見せず、郵送だなんて、お粗末すぎます。
私も若い頃、元夫の浮気を疑い「今どこにいるのか?」「仕事が終わって会社を出る時は連絡をして」という風に行動のすべてを把握したくて、二度と浮気相手と会わせたくないし、元夫も絶対に会わないとも約束をしました。
それなのに、浮気は終わっておらず、また私に嘘を付いて浮気相手と会っていたりしました。
「なんで、そこまで約束をしていながら、破る事が出来るのか?約束を破る事は怖くないのか?」その時の元夫の気持ちは全く分からなかったのです。
今にして考えると分かります。
私が元夫の心境なんてわかるはずがない。
何故なら 私は不倫なんてしないし、したことがないから元夫の妻に嘘を付いてでも不倫を続行する気持ちなんて、分かるはずがないのです。
この私の基本の考え方は「私だったら約束を破る事はしない」という事だからです。
この「私だったら」という考えが、すべての答えを見えなくさせてしまいます。
私は私であって、元夫ではないからです。私と元夫は別人ですから「私と一緒の考え」であるはずがないので、分かるはずがないと言うことです。
でも、今の芸能人の記者会見などを見ていて、やっぱり、「よく、ホテルに入っていながら一線を越えてないなんて言えるな、後、何て言われるか怖くないのかな?」と考えてしまいますが、この「後、何て言われるか?」などと言うのは 私の思考回路であって、嘘を付く人は、その場の事しか考えてないという事なのです。
ここでも「私だったら」という考えが基本になり、【バレるような嘘を付くのは怖い】という「私の考え」で物を見ています。
でも、そのテレビの向こうで会見をしている橋本健元議員の中心的考えは「ばれないだろう」という個とか、もしくは行き着くとこまで行くしかないという行きあたりばったりか、なのです。
私の元夫は、恐らく「ばれないだろう」と私を舐めていたのだと思います。
つまり、嘘を付くという事は、少なくとも相手を尊重していないという事です。
でも、夫婦にも色んな形があり、陰で浮気をされていても生活費さえ入れてくれたらいいわ、という妻だっていますし、中には夫が浮気の常習犯で、妻の気持ちの痛みを重要視してないタイプもいます。
しかし、私がこういう仕事をしていて感じるのは男性は妻に嘘を付くことが思いやりなんだと考えている人が多いという事です。
つまり、妻は「好きな人が出来たら、正直に言ってね。離婚をしてあげるから」という人がいるとその不倫の種類が遊びであったりすると、夫は離婚になるかもしれないから、不倫を止めようとはならないのです。
逆に言えば「家庭は家庭」として置いておいて「遊びは遊び」と割り切っている夫だっているのです。
だから正直に告白して、家庭を失うほどの覚悟がないという遊びだってあるし、そもそも、不倫をして正直に言う男性何て、いません。
それを「言ってね」なんて言う妻こそ裏腹で「浮気をしたら離婚したいほど苦しくて、つらい」という事であり、翻訳すれば「お願い浮気しないでね」という事なのです。
でも、夫からすると、それは正直に浮気を告げたら、妻が苦しむのだという風にインプットされ、嘘を付いてあげた方が妻は苦しまないとなると嘘を付いてあげるのが思いやりだと考えるようになるのです。だから、ある意味、妻が夫の浮気に耐えられる耐性のある人かどうかは、夫は分かっていて「浮気をしたら離婚よ」というのも強がりというのは御見通しだから、もちろん、大前提は裏切っているということがありますが、不倫をする夫にすれば、裏切ってはいるけれど、せめてこれ以上は、妻を苦しませない事が思いやりという風に切り替えるのです。
だから妻に嘘を付くのは「遊びの浮気で離婚まではする気ない」という風に自分の為だけしか考えてない人もいるし、逆に嘘を付いてあげるのは妻の為という事もあるのです。
いずれにせよ、妻が考えている「嘘のない誠実な話」というのとは実際はかけ離れています。
でもね、実は私の知人も不倫をしていて、その人と話をすると、妻が死ぬほどの苦しみを抱えているのとは別に、本当に罪の意識はありません。
むしろ、私にはのろけているとすら聞こえるくらい、秘密にしたいとは言いつつ、人に言いたくって仕方がないと言う風にも聞こえます。
つまり妻の悲しみ何て、あまり分かってないと言うのが私の正直な感想です。
実際、不倫をする女性は、今度、どこに旅行に連れて行ってもらえるか?くらいしか考えてない人もいっぱいします。
要するに軽いのです。
今回の斉藤由貴さんの相手男性はテレビのインタビューに答え、別れた終わったといいながら、どこか自慢をしているような、軽さを感じます。
だから 妻の方々に言いたい。
自分の人生を掛けて、離婚や別居を考えるのは理解できますが、その中心にいる不倫カップルは、そんなに人の気持ちを第一に考える神経は持ち合わせていません。
如何に今を楽しむか?そんなことしか考えてないので、そんな人たちの為に、妻が自分の人生を引く事はありません。
離婚をした方がいっそ、苦しみから逃れられるかもしれないと思うでしょうけれど、そんな風に一歩引くことは苦しみは後々、形を変えて悲しみとして襲ってくることもあります。
浮気を楽しんでいるだけの、パープーな二人の為に、妻という真面目で一生懸命に生きてきた人の人生が台無しになるのは、勿体ない。
貴女が引く事はないのです。
そういう風に考えましょう。
では今日はここまで。