浮気終結と夫婦修復は別作業
今日は ちょっと、面倒くさい話を書きます。
理屈っぽい話が苦手は方は スルーして下さい。
今日のテーマは
「ひとりでいる方がいい3つのメリット」ダイアモンドオンライン記事の抜粋です。
http://diamond.jp/articles/-/134969ひとりでいる方がいい3つのメリット
このテーマは 私の所に相談に来られる方への、励ましにもなるのですが、私がこれまで、
上手く表現出来なかった事を、分かりやすくまとめてくれているので、是非、私のコラムを読む前に
お目を通して頂けると、より深く理解していただけると思います。
このテーマの結論は
「ひとりは寂しい、は思い込みに過ぎない」
そして3つのメリットは
(1)惑わされない
(2)自由に考えられる
(3)自在に動ける
ただ、当方へ相談に来られる方の質問は「私のようなケースは離婚をした方がいいでしょうか?」という相談です。
その答えは、「人それぞれです」という連れない答えになります。
離婚と言うのは、シングルという意味だけではない事は、誰しも知っています。
その人の辛抱強さとか、覚悟というもので構成され、その上で、経済力とかにどのくらい、しっかりした基盤があるか?という事になります。その上で「独り」という事をどう捉えるか?という事になります。
経済的基盤の事は、また明日、詳しく書くとして、今日は このシングルという考え方についてお話したいと思います。
このシングルと言う言葉は、非常に不安を覚えるかもしれません。
若い独身の頃は シングルだったのですが これには 特に孤独や不安はなかったと思います。
独身だからシングルは当たり前で、シングルがゆえの不便を感じた事はありません。
それなのに、何故 離婚で起きてくるシングルと言う結果は、何故そこまで人を不安にさせるのでしょうか?
つまり、それは 一度 夫婦というデュエットを体験してしまったからです。
その離婚で生じるシングル問題は、子供もいて、育てて行けるかという不安はもとより、子供から父親を取り上げてしまう母という、自責の念はあります。
しかし、本当にろくでもない夫の場合(失礼!)妻は子供の為に、離婚をしようと決意しますので、子供から父親を取り上げるという考え方をする場合は、子供にとっては別に問題がない夫の場合に妻にはその決断をする資格があるかと、自分を責めてしまいます。
ここを掘り下げて考えると、実は子供のために離婚を躊躇しているのではなく、妻本人の為に離婚をしたくないという事になります。
これは当然な話で、誰しも離婚なんてしたくはありません。
しかし。現実には結婚生活をこれ以上続ける事に、意味を見い出せなくなって、この離婚問題が起きているので、今は、この問題に注目すべきなのですが、離婚イコール独りという不安が襲ってきます。
実際 私も離婚を考えた時、その恐怖感と言ったら、それはそれは経験した事のない不安が襲ってきました。
元夫には苦労はさせられたけれど、だからと言って離婚がイコールかと言えばそれと、これとは別です。
言葉では説明できない孤独への恐怖がありました。
しかし、今、文字通りシングルになり、楽しく生きています。
結果的には シングルになってよかったと思っています。
苦しかった経験も、こうして強くなれたので、この仕事に活かせています。
苦労には無駄はない・・・・・
そんな事を今日は言いたいのではありません。
なんとなく 私だから乗り越えられたのではなく、孤独の正体が何か分からないから、怖かったのです。
この孤独に恐怖心をお持ちの方に、先に書きました、ダイアモンドオンラインの情報がとても分かりやすく説明をしてくれているので、私がクドクド書くより、分かりやすくていいので、是非、読んでみて下さい。
その上で、シングルと言うものを 私なりに整理して考えてみました。
独りというのは、孤独と感じるのは その人の捉え方だという事が分かったのです。
夫婦二人で居ても 理解をしてもらえないと感じていた時は 孤独でした。
二人で居て、寂しいと言うのは、独りの時よりも、分かって貰えないと倍ほど寂しさがあります。
そしてその逆で、今は暮らしは一人ですが、色んな友人とも繋がっていると思います。
いつもべったりはしていませんが、いざとなれば心強い仲間だと思っています。
しかし、実際、病気になったり、働けなくなったらどうするの?と言いますが、それはある意味、誰しも同じ問題です。
パートナーがいたとしても、十分な生活費があればいいのですが、生活が苦しくなれば2人分の生活費がいるので、経済的な心配は2倍になります。
絶対に困らない貯金や、年金がたっぷりあれば別ですが、一般庶民の生活は、どこまで行っても不安は付きまといます。
例え、大金持ちの家でも、高額医療の治療を必要とすることがあれば、それは天井知らずの話になります。
仮に経済的には何も心配もなくても、病気になったら?または、この治療でよくなるの?寿命はどのくらい?と 心配は尽きません。
私が離婚をした時に友人は シングルの私に、もし働けなくなったら、と暮らしを考えると、再婚は考えないのか?と聞かれますが再婚して私が先に死ぬのはいいのですが、仮に夫に先立たれると、余程の財産を残してくれない限り、今と同じ問題がまた起きます。
あと、10年、15年になり、私が老齢になり、その時再び、また孤独になる方が 今よりはもっと不安になります。
と、言うことは夫と同時に死ねない限り、再婚したから安泰ではなく、また再び孤独になります。
人は一人で生まれ、独りで死んでいくのですが、その一人を寂しいと捉えるのは、違うな、と独りになってみて初めて分かります。
むしろ・・・・寂しくなんてない。
私の勝手な決めつけが一人の人は寂しいと決めつけているだけでした。
だからそういう人は、独りで、夕飯を外で食べている人を「可愛そう」に思います。
もしかしたら その人は その店の○○が食べたいだけなのかもしれないのですが、人から見ると寂しそうと見えるのは、その見たその人が、独りでご飯を食べるのはさびしいと考えているからなのです。
焼き肉を一人では食べにいけないと言っても独り暮らしが長くなれば、焼き肉も食べたくなりますよ。
そんな時には友人を誘って行けばいいのであって、焼き肉店に入れないと考えるのはおかしいのです。
家に灯りがついてないからさびしいとか、独りで鍋を食べにいけないとか、 物理的な事ではなく
二人でしていたことが一人でしないといけなくなるという比較の問題です。
そこに不便や、寂しさを感じてしまうのですが 不便は便利に改善したらいいという、作業の問題ですが、寂しさは概念の問題です。
また、実際に離婚をした人が、そんなにさびしいかは、聞いてみるとみんな異口同音、それほどではありません。
離婚当時はショックはあっても、日にち薬で、乗り越えた方ばかりで、むしろ、その体験が今後の人生を逞しくさせます。
そういう事で 若干の痛みも、人生の糧だと思うと、乗り越えられます。
しかし、離婚をした方がいいか?どうかと問われる人は、本当は離婚をする気がないという事です。
つまり寂しさが怖いというより離婚が怖いのです。
これは誰しも同じで、みんな離婚が楽しい訳がない。
でも、離婚をしないと、人生が進められないから、ある意味仕方がなく離婚を選択します。
もし、それをしなくて済むなら、しなくてもいいのです。
ただ、それを口にする時は 離婚をした方が、今の苦しさが取り除けるのかな?と思った時に、離婚を視野に置くのです。
だから その根底には、今よりはまし?と考えるからです。
ですから、今より本当の意味で、問題が解決できそうなら離婚もありですが、その比較が自分の中で出来ずに、結論が出ないまま無理くり、離婚を考えると自分の意志に反してしまいます。
離婚後が楽なら離婚もあり、と考えても、元々離婚がその人にとって楽ではなかったら離婚後も苦しい気持ちが続きますから、離婚した方がいいか?同課は余程のDVでもない限り、離婚をするべき理由というのは、当事者の感覚になり 私に問うても人には分かりません。
離婚をするすると言っては、今現在の76歳まで、していません。
未だに一緒に暮らしていますが、離婚をするというと、これまでは、そこのご主人が頭を下げて、
許しを乞うてきたという事で、夫婦の生活を続けています。
完全なるかかぁ天下です。
これぐらいの事は どこの家庭にもありますが、夫が離婚を宣言し、その答えを妻が離婚をするのがいいかどうか?相談を持ちかけている段階で、それは違うという事です。
つまり、妻は、離婚を考えてもいなかった生活の中で、夫から離婚を突然宣言され、狼狽をしているのは分かりますが、納得できないののであれば離婚は考える必要もないという事です。
要は離婚をしたいのは夫の方で、それは離婚をしないと都合が悪いのは夫の方なのです。
だから妻には 何も離婚をしないと都合の悪い理由はないのです。
そんな中、すべきか、しないべきかを妻が悩むのはナンセンスだという事です。
しかしながら、妻も夫から、この生活は続けられないと言われると、そうかな~?という気もして、まして毎日のように夫婦喧嘩が絶えないなら、いっそ離婚をした方が楽ではないかと考えていますが、
それは追い詰められての事なのです。
では、何故 追い詰められてしまうのかというと、夫が離婚をしたいからなのです。
その方が夫には都合がいいのです。
これは妻にとっては、降ってわいた問題で、青天の霹靂ですから、意味が分からないのです。
だから意味が分からない内は結論は出す必要はないのです。
では 夫は何故離婚をしなければならないのでしょうか?
これもまたある意味、追い詰められています、浮気相手に・・・という事です。
人間は追い詰められると結論を出さないといけないと思いがちですが、本当の問題は、追い詰めている側の人に問題があるので、追い詰められている存在は、何も不自由はないのです。
ですから追い詰められている側の人間は、本当は放っておけばいいのです。
これは無視をせよと言う話ではなく、夫が浮気をしている事で追い詰められているなら、それは夫が自分で解決するしかないのです。
妻が離婚という選択をして、夫を楽にさせてあげる必要はないのです。
つまり浮気相手と妻との間で、板挟みになる理由を作ったのは夫側にあるわけで、妻側が例え離婚宣言をされたからと言って妻が問題を解決する必要がないという考え方が必要です。
その苦しみから逃れる為に、妻が無理くり、独りになる事を考えたり、その孤独に打ち勝つ理由もない中で、離婚を選択する必要がないという事を言いたいのです。
そもそも 一人になる事に勇気が出るには、その理由がはっきりしてからでいいのです。
その理由にガテンがいかないなら、納得するまで考えたらいいし、考えても納得がいかないなら
離婚はしなくてはいいのです。
何故なら 離婚をしなくて困るのは、妻ではなく、夫なのですから、妻が決断することはないと言う事を理解しましょう。
でも、今日、本当に言いたかった事は、離婚を自ら選択する妻の場合、「独り」をそんなに恐れる必要はないという事を言いたかったのです。
いたずらに怖がる事はなく、本当に離婚をする時には、もっと気持ちがそこに向かっているので、
何ていうか、もう腹が据わっているので、いたずらに怖がる事はなくなってきます。
つまり概念だけで物事を決めようとするから、恐怖心が先に立つのです。
未知の世界に何の理由もなく飛び込むのは大変ですが、離婚という世界を自分が必要とするなら、それが例え未知の世界であっても、その世界の方が、今よりはましと思えているでしょう。
今より、最悪と感じる世界であれば、その世界は貴女が飛び込む世界ではないので、自分の意思に反して、逆の選択はしないでいいのです。
でも、もし本当に離婚という選択が、今の貴女にベストな選択だとしたら、それはそんなに怖がる必要はありません。
自分の選択が正しいか?間違っているのか?と問う前に、その世界が自分にとって楽なのかどうかで選んで下さい。
離婚を迫られていて、いっそ離婚した方が楽かな?と追い詰められて離婚を選択しようとしているなら、それは離婚後の世界は貴女にとって、楽ではないと感じているからです。
そういう場合は、急いで結論を出す必要はありません。
本当に結論を急がなくて困るのはご主人だから・・・・・
と、いう事で 本当に心静かに離婚を選ぶ貴女がいるとしたら、考えるより、離婚も悪くないという事です。
独りは寂しくないし、シングルになっても特に不便はありません。
もちろん、今より沢山働かないといけなくはなりますが、それを夫からの養育費で補填できるなら、問題はありません。
つまり離婚の問題は自立という問題で、経済的な問題ではありますが、貴女が本当に不安なのは、経済的な事は当然ですが、それより、貴女が本当は離婚をしたくないのに、離婚を余儀なくされているという事なのです。
この構図が分かったら、本当の意味でこの問題に取り組めると思います。
独りで暮らしていけるか?どうかが本当の問題ではありません。
何故なら、もしここで本当に、経済的な保証があったら、離婚をしますか?となると、
「でも・・・・」と恐らく別の角度の疑問が出てくるはずです。
要は離婚なんてすべきじゃないのです。
それが分かる為のカウンセリングですから、ごちゃごちゃ言ってないで、一度一緒に分析しましょう。
では今日はここまで。