夫の本音を知るには
清水富美加さんの電撃引退に関して様々な事が出てきて、極めつけは書籍で・・・・
まるで 今風の「続きはWEBで・・」みたいな。
芸能界の事はよく分らないけれど、一般の社会では、急に会社を辞める女性なんて、珍しくない。
その理由なんて、もっともらしい事を言うけれど、結局周りの迷惑は考えてないし、そんなはた迷惑な辞めかたをする人に、正論を言ったところで、本人は何があっても辞める気なんだから、辞める為の理由で、反論してくるだけだし、最終的には体調のせいにされたら、こちらは何とも言えない。
だって、健康を害してまで、責任を全うせよ、なんて、言えないから。
でもね、皆周りは、本当にその人が精神を患うほどの仕事をしているか、どうかは分っているから、結局どんな理由をつけたところで、後々、周りが、大きな心で、見逃してくれたんだと分る時がくると思います。
私も偉そうな事は言えません。
本当に嫌な証場を去るときには、本当の理由なんて言えないんだから。
その為に「一身上の都合」という、都合のいい言葉があります。
一身上の事情は聞いてはいけないことになってますから、世の中、職場を去る人の内、正直な理由で退職した人は、何割かしかいないのじゃないかな?
でも、私がこの清水富美加さんのこの引退劇の後に出した、告白本で、ちょっと引っかかったのは、
元交際相手が人気ロックバンドのメンバーAであることが18日分か複数の関係者によると、交際後にAが既婚者であることに気づき、思い悩んでいたという。そして昨年破局したとみられるという話が、私の職業柄、どうしても気になっていました。
そのニュースと同時に、一般人の世界でも、国家公務員である警察官が、交際相手と結婚式を挙げたが、新郎側の親族が一組も参列してないことから、新婦の親族が、新郎に詰め寄り、既婚者であると分ったという事件。
この2つの事件に共通するのは、「ゲス」の部分。
清水富美加さんも既婚者と知らないで付き合っていたとしたら、仕事をしながら私生活で悩みも抱えていたとしたら、何か信仰に、頼らないと、乗り越えられなかったのかもしれません。
それにしても、何故男性って、こうも優柔不断なんだろう。
最初は、軽い気持ちで付き合って、既婚者だと言う事を、言いそびれただけかもしれません。
しかし、結婚式まで挙げるなんて、そこに至るまで、白状する機会はあったと思うのです。
でも、言えずじまいで、ズルズル来てしまったということは分らなくもないですが、例えば結婚式の招待状を出すときや、男性の上司を呼ぶ話や、座席を決めるときなど、その都度嘘を付かないといけなかったと考えると、この嘘の数より、正直に言ってしまうほうが、たやすいと思うのです。
では、それほど、その女性を失いたくなかったから、嘘に嘘を重ねて、結局結婚式まで、ズルズル言ってしまったという事ですが、ここには披露宴の費用だって掛かっているのです。
それほどまでの犠牲を払ってでも、嘘を突き通したかったというのは 私達女性からすると、逆に凄い努力だと思うのです。
ここまでするのは、凄い綿密な計画を立てているのか?と考えがちですが、実は こんな風になるまで事実が分らなかったというのは、男性側だけの努力ではありません。
我々くらいの年齢になると、もう少し早い段階で、こんな男性の嘘は見抜けます。
でも、ここが見抜けず、結婚式を挙げるところまで行くというのは その嘘に色んな段階で、許してきた女性の寛容なところがあります。
寛容とはこれは私の、精一杯のお世辞です。
はっきり言って、見抜けなかった女性も女性だと思うのです。
では、何故この警察官が既婚者だと見抜くことが出来なかったのか?となると、これはある意味この男性とは共同作業だと言えます。
嘘をつきたい男と、嘘を見抜こうとしない女性。
正直言って、似た者同士とも言えるのです。
夫婦でもよく似たケースがあります。
夫の様子が変だと思っても、子育てや、家事で手がいっぱいの妻は、この夫の変化に鈍感になります。
ちょっとは、「ウン_何か変だな~」と夫の行動に疑問を持っていても、とにかく考えないようにして
やり過ごす妻は多くいます。
そしてそれをいい事に、妻が夫に無関心だという理由で自分で自分を正当化させて不倫にいそしむ夫。
つまり、不倫に気づいているとは言わないまでも、生活の中で、違和感を感じていながら、妻は自分の疑問に蓋をするのです。
不倫を隠したい夫と、見て見ぬふりをする妻。
こういう共同作業で、嘘って、段々大きくなるのです。
誰も最初から嘘を付こう、騙してやれとは思っていません。
最初は軽い気持ちで、言ったことが、段々引っ込みが付かなくなるだけなのです。
この警察官も、ここまで、嘘を付くって、凄い嘘つきだと私たち女性は考えますが、本人は至って凄いとは思っていません。
ちょっと、ついた嘘に妻も何も反応しなかったから、夫は益々調子に乗るのです。
ここを、最終段階になるまで放置している不倫に関しては、そこに至るまで放置したのは、夫だけが悪いとはいえなくなるのだと思います。
どうして、夫はこんな嘘をつくのだろう?と聞かれる事はよくあります。
何か、影で恐ろしいことを考えているのではないかと心配になるものです。
でも、安心してください。
本当に、しっかりしたことを考えていたら、ご主人は今のような結果は出てませんから。
つまり、何かを考える前に、先に身体が動いてしまったというのが浮気なのです。
何を考えているのか?というより、何も考えてない。
むしろ、何も考えてないから、「なりゆき」になったのだと思います。
では、今日はここまで。