後ろめたさ
先日 金正男が暗殺されました。
犯人と思われる人たちが、現時点で数人ほど捕まり、
真相の解明が急がれる所です。
もし日本でこういう事件があると、犯人が逮捕されるまでは
疑わしい人物は、余程の確信をもって確定されない限りは
例え疑わしい人物でも、最低限の「礼儀」を持って事件を扱われるのに
これほど、全世界挙げて金正恩を犯人扱いするのも珍しいく、本当はもう少し、
表現を控えるのに、遠慮もなく犯人扱いです。
現代はネットがある時代になった事もあり、世界中にニュースが行きわたります。
むしろネットが自由に使えない北朝鮮の人々こそが、灯台元暗しで、現実を知りません。
金正恩が表にしろ、裏にしろ、直接手を下してないにしても、世界中の人が「やっただろう」と思っていることも珍しい。いうなれば、世界一の嫌われ者です。
これってギネスに登録出来ないのかな?
恐らく満場一致で、今世紀一の嫌われ者と認定されるのではないでしょうか?
と、こんな嫌な国ぐるみで悪事を働く金正恩の事は特殊すぎて、別世界の事に感じますが
北朝鮮の人々が事実を知らないという、こういう形は、我々家庭という小さな単位でも起きる事です。
特に夫の倫活問題は、情報が遮断されがちで、疑わしいと思っても、それ以上疑いを解明できないという事が起きます。
そのせいで、妻は、事実解明が出来ない為、そこで思考が停止してしまうのです。
諦めるというより、そこから先は、考えても分からない領域だから、考えないか、または希望的観測という、世界に入ります。
当方に相談に来られる妻で、多くいるのがこのタイプです。
「夫から離婚をしようと言われました・・・夫は何を考えているのでしょうか?」と
問われます。
私からすると、何を考えているかは、分からないけれど、冗談で離婚をしようとは言わないと思います。
つまり、何を考えているかが大事なのではなく「離婚をしようと急いでいる」という事です。
ここに、何を考えているか、「裏の意味」も「本当の意味」も関係ないのです。
このまま、そんな夫の言葉を軽く考えていると離婚へのレールを引かれてしまいます。
だれですか?
離婚届けはどちらか一方が「うん」と言わなければ 離婚にならないと、安心していませんか?
そんなネットの情報だけを信じるのは危険です。
もし、片方が離婚に合意さえしなければ、離婚にならないならば、世の中、こんなに離婚は多いはずがない。
いいですか?
厚生労働省の発表する離婚理由の一番が、例え「性格の不一致」だとしても、私のこの仕事の中で、本当は「性格の不一致にされた、浮気を隠した離婚」という事を知っています。
性格の不一致という風にすると、どちらかが謝罪の必要はなく、どちらも努力したが叶わなかったという事です。
だから五分五分なわけで、どちらかが謝罪しなくてもいい離婚と言う限り、片方が謝るお金という慰謝料を払わなくても済むわけです。
それは何故でしょうか?
人は、新しく愛する人が出来たら、その人と人生を歩みたくなります。
喧嘩をして、憎たらしい事を言う妻に、少しでも多くの謝罪金である慰謝料を払おうとは思いません。
それでも、子供にだけは養育費は払っても、妻には慰謝料は払いたくないものです。
それはなぜか?
誰だって少しでも豊かな生活をしたいものです。
例え、許されない不倫をしても、その人と一緒になりたいと思ったら、その相手と豊かな暮らしをしたいものです。
昔の男性は、子供や妻に、家、財産も全部分け与えて、一文無しになって新しい愛人の元に
行ったものです。
でも、最近はそんな男性はいません。
自分のこれからの生活の方が大事なのです。
何故なら、家庭を顧みず、新しい恋に、今の結婚生活を捨てようという自分勝手な夫なのです。
その自分勝手な夫は、残された家族の事を考えてません。
中には、時々、残された家族に充分な事をする男性もいますが、そういう男性は日ごろから
もっと男らしいです。
姑息な嘘を一杯ついて、最後まで、嘘で固めた不倫をする男性が 最後だけ、妻や子供の事を思いやる慰謝料を払うはずがない。
そういう風に言うと、「私の夫は子煩悩で子供にだけは優しいから、子供にだけはちゃんと責任持つ人です」と、途端に夫を庇いモード。
私も見たこともない貴女の夫を悪く言いたくはありません。
長年一緒に暮らした貴女が一番夫の事を知っているのでしょう。
でも、それなら、何故、今、夫の心が分からなくなっているのでしょうか?
それは 長年掛かって情報操作をされていたのです。
だから 本当の事が見えなくなってしまっているのです。
私の夫は優しい人だから、酷い事はしないだろう。
私の夫は子供の事は愛しているから最低限家族は捨てないだろう。
私の夫は仕事が大事だから、会社にばれて体裁悪くなる離婚はしないだろう。
私の夫はプライドがあるから、バツ一にはならないだろう。
最終的には男らしい人だから、夫の言っている事は嘘ではないだろう。
これら本当にそういう人であれば、多分今のあなたは、少なくとも今のような悩みは持っていなかったでしょう。
貴女は「私に離婚を言うはずがない」現実逃避をしているだけなのです。
だから 「夫は何を考えているのでしょう?」という疑問になるのです。
こんな酷いことを言ったり、したりする夫の心の底には何があるのでしょう?という疑問は、今、起きている現実が信じられないから、別の答えを探し始めるという事なのです。
例えば夫は会社にばれてはいけないような不倫はまさか続けるはずがないから、ばれたら不倫を止めるだろうと、思うのは、妻の考え方です。
妻は、夫は、そういう場合は不倫はやめてくれるだろうという「希望的観測」なのです。
私はこういう妻の意見を聞き、気持ちはとても分かるのだけれど、いくら仕事熱心な人でも、
不倫をする人はするという風に考えてます。
いくら男らしく、子某脳な人でも不倫をする人はします。
つまり、不倫は別ものなのです。
私はあなたの夫と一緒に生活をしたこともありませんから、何の情報もありません。
だから、今、起きている現象だけを、先入観なく見て、今の現状を放置しておくと今後、
このような道筋をたどるという事から、この先を推測します。
今起きている事の原因は、過去にさかのぼり、こういう状態になる原因は、私には分かります。
過去のこういう出来事を見過ごしていたから、今、こういう事象が起きていると分かります。
と、いう事は、今の現状を見れば、将来、この先、どういう風になるか、分かるのです。
これは貴女の夫の、性格も癖も、お給料も何も知らないから、先入観ない贔屓のない判断が出来るのです。
これを「推し量る眼力」と言います
つまり、何も情報がないからこそ,私情の入らない判断が出来るのです。
貴女の夫が若いころ、どれほど優しかったか、私は知りません。
貴女の夫がどれほど、仕事に責任感があるか、私は聞いたこと、ありません。
でも 本当に優しくて、責任感が強い人は 家庭や家族を捨てないでしょう。
今、あなたに離婚を迫っている夫は、残念ながら「変わってしまった」のです。
今、起きている事象で、この先を推し量る事が出来ます。
これは、誰が考えても分かるのです。
北朝鮮の現状を見たら、金正男を殺害したのは、ニュースを見た誰もが知っているのです。
恐らく、貴女の周りの人は、今の現状を考えると、この先の事を想像できていると思います。
最悪の事も想像できるのは、他人だからです。
他人だから私情が入らず冷静な想像が出来るのです。
あなたが今、思っていり結論は、貴女が一番考えたくない事だから、現実から、一番離れた事かもしれません。
推して知るべし、とはこういう事をいうのかもしれません。
今日はここまで、。