後ろめたさ
最近、私のお気に入りは、ユーチューブで 赤ちゃんの動画を見ることです。
特に外国の赤ちゃんは、お目めもクリクリして表情豊かで、たまらないです。
また、犬とのコラボは、何時間見てても飽きないです。
特に大型犬は、その家に後から来た赤ちゃんに、母親のような愛情を注ぎます。
飼い主が、子供をスリッパで叩く真似をすると、本気で飼い主から、赤ちゃんを守ります。
また、赤ちゃんの大事なぬいぐるみを、持ってきてあげて赤ちゃんをあやします。
私も赤ちゃんと遊ぶときは、最初はあやして、キャッキャッと笑うのですが、こどもはひつこい。
私がへとへとに疲れても、何度も何度も、遊ぶことをリクエストし、期待の眼差しで、赤ちゃんは目をランランです。
でもユーチューブの動画に登場するワンちゃんは、そんな要望にしっかり応え、いつまでも赤ちゃんの相手をしています。
犬って、優しいな~。
私は猫も好きだけれど、やはり頭のいいのは犬だし、何よりもおおらかなのです。
赤ちゃんは、力加減を知りませんから、犬の尻尾を引っ張って、無茶苦茶するのに、嫌な顔もせず、やりたい放題の赤ちゃんの暴走に、耐えています。
しかし、たまには犬も、痛いのか、赤ちゃんをたしなめますが、ちゃんとチカラ加減をしています。
子供と一緒に、ほたえる(おれ、関西弁で遊ぶって意味)時も、甘噛みです。
本当に犬って、頭いいわ~。
とか、何とか言っている間も、電話相談などが 私に入ります。
夫が浮気をして、自分が悪いことをしているのを棚に上げて、妻の生活態度を責めたり、子供に冷たくしたりと・・・・・
私が桃太郎侍なら、「てめえら、人間じゃないぞ」と成敗してやりたくなる。
でも、不思議なのですよ。私に相談に来ていながら、私が酷い夫だというと、どういうわけか夫の事を相談者は庇い出すのです。
夫の浮気も、今の悪態も、「妻の私に責任の一端がある」と反省をしているのです。
もちろん夫婦の問題って、どちらか一方だけが悪いのじゃないと思いますよ。
でも、だからこそ、自分の浮気の原因すらも妻のせいにするのはもってのほか。
それなのに、妻を責める夫の、理由を認めてあげようとするのは・・・・・
思いやりでもなんでもありません。
それは、洗脳です。
ご主人は自分のしでかした事の意味をしっかり分かっているのです。
でも、それを認めてしまうと、色々支障をきたすからです。
その上で、妻も、夫が浮気をした原因は、何かしら家庭や妻自身にあるのではないか、と反省する為、
ご主人は本気で反省するタイミングを失うわけです。
では反省をしなかったら、どうなるのでしょうか?
夫が反省をせず、妻ばかり反省しているというのは、どういうことになるでしょうか?
もうこれで、お分かりですか?
浮気問題にピリオドを打ってもらいたいというのが妻の願いです。
それなのに、夫が、反省もせず、この期に及んでも、妻を悪者にしているとなれは、多分夫は浮気は止めないのではないでしょうか。
つまり、夫が浮気を正当化している事に一役買っているのは妻であり、むしろ、夫が本気で反省する機会を失わさせる共同作業をしているようなものなのです。
では、何故、そんな夫の口車に乗ってしまうのでしょうか?
それは全面降伏しないと、妻が夫の悪行を否定をしなければ、夫は今後もやりたい放題になるのです。
あれほど、夫の浮気に苦しんでいたはずなのに、最期のところで、妻がひるむから、またもや夫は調子にのって浮気を続けてしまうのです。
つまり、夫のしている事を否定すると、夫が益々冷たくなると考えてしまうから、その逆を行き、夫の浮気は妻にも問題があったと、許してしまうのです。
そうなると、夫は妻が逆らわないし攻撃もしてこないと安心したら、またはじめちゃいます。
夫は浮気を止めた・・・・浮気相手と別れた・・・・そんな風に聞いているのに、何故かしら夫の視線が冷たかったり、いつまで経っても元の夫婦のように、何気ない会話で笑いあったり・・・・
それが出来なくて苦しんでいる妻のあなた。
夫の浮気が終ったはずなのに、結局何も家庭の空気が変わらないと苦しんでいるあなた。
それはあなたが早々と、浮気は終った事と蓋をしちゃったからではないですか?
家庭の中の暗雲を吹き消す為に、相談を寄せてくださったはずなのに、いつの間に妻までが夫の浮気を肯定する立場になっちゃっています。
「一日も早く夫の浮気を忘れたい」と相談をしてくださったはずですが、その妻が「終ったことにする」という共犯者になってしまっているのです。
そこで、冒頭の犬の話になりますが、犬だって力を加減するのです。
犬だって、自分より小さい、赤ちゃんを大切にするのです。
中には、人間の赤ちゃんを我が子のように、抱っこする犬の映像があります。
犬でさえ、弱いものを愛でる本能があるのに、人間様のご主人は、自分の浮気を妻のせいにする。
こんなのは犬畜生以下です。
いえ、犬を畜生というのは、犬に失礼です。
しかし問題なのは 私がご主人の悪態を分析し、よくない事と言うと、今度は、妻である相談者は
夫を非難されたくないのか、「妻として悪かった」と反省するのは、分らないでもありませんが、今じゃないのです。
夫婦が互いに反省をし、修復を目指そうかと言うときに、「何故、僕達、私達がそもそも、心が離れていったか?」の原因に、夫も家庭を顧みない。または妻が夫を大切にしなかった、と分析するのは必要です。
しかし、夫の不倫を発見して、きちんとそれが終ったかどうかの、確認作業もあいまいな段階で
浮気をされた側の妻が「私が悪うございました」と言ってしまうのは、夫は益々「そうだろ、だから俺は浮気をしたのだ」と正当化されてしまいます。
もちろん妻は、こういう事を口に出さなくても、何故こんなことになったのかという話し合いになった時に「妻が悪い」という夫を肯定してしまうと、オセロで言うと、四隅を取られるようなもの。
でも、こんな風に言うと妻は、「ゲームのような勝ち負けではない」という思いを告げられます。
夫婦が夫の浮気で疲弊し、これからは修復しようとしている時に、勝ち負けのような勝負はもっての他。仲良くなる為には、平和的な交渉をしなければならないときに、勝ち負けは、敵対心の表れになるので
「妻の私が先に、原因になる事を認めることによって、夫も反省してくれるかも?」というのは、気持ちは分りますが、間違っています。
夫の不倫の原因を妻が反省を先にすると、それは本気の夫の反省の機会も取り上げることになりますから、余り腰が低いのは災いになると思います。
夫婦そろって、それは問題のすり替えをしているのです。
本当に夫の不倫が終っていたらいいのです。
でも、その確認もあいまいなままで妻が「私が悪かった」と、白旗を揚げてしまうと、妻は今後いっさいの詮索も出来なくなります。
何故なら、ここで、二度と夫の不貞を詮索するなと言う事も約束させられるようなものなのです。
夫の不倫が終ったはずなのに、家庭が冷え切ったままですと、相談を受けたり、またはその不倫が再発したりするのは、たいてい、このケースです。
つまり、夫の不貞を妻のせいにされ、終ったかどうかの確認もあいまいなまま、妻が先に反省をするというのは、今後、夫に逆らいません、という全面降伏と同じなので、こういう形が、夫が調子にのるのです。
勝負は嫌、夫婦は勝ち負けじゃないというのは分かりますが、だからこそ、負けてもいけないのではないですか?
妻が強気で、反発しろとは言いません。
妻の反省も、確かに必要ですが、それはもう少し先で、今じゃないのではないですか?
芸能人の、綺麗な奥様と結婚した俳優さんも、浮気する人はするのです。
家が綺麗に整頓されている家庭の夫も、浮気をする人はするのです。
家が散らかって、料理が下手な妻でも、浮気しない夫は、しないのです。
家事が苦手で、髪の毛振り乱して育児をしている奥様を愛おしいと愛する夫はいるのです。
夫が妻や家庭のせいにして浮気の口実にする事は、ちょっと考えたら分るのです。
こんな事を、私は、お伝えしていけるといいな、と勝負をかけています。
あ、また言っちゃった、勝負って・・・・・
勇ましい私の性格が出ちゃいましたね。
でもね、いつもいつも、従順だから平和に行くというものじゃないのですよ。
従順は、ある意味、舐められます。
従順を、夫は素直な嫁と思ってくれるなら、いいのですが、逆に、手なづけられてしまうことにもなります。
戦えとは言いませんが、卑屈になる事はありません。
大体、子育てに追われている妻を思いやれず、夫が「夫の僕を構ってもらえず寂しかった」だなんて・・・・・
「いったい誰の子だと思ってるんじゃ~い?」と言いたい。
あ、いかん、いかん、また勇ましかったですね。
では、今日はここまで。