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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

何故夫婦修復が上手く行かないか?

2016年10月30日

テーマ:大変だ!夫婦の緊急事態発生

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

何故夫婦修復が上手く行かないか?
今日はこの事を深~く掘り下げていこうと思います。
それはこの5つに尽きます。

ダメダメの5か条
1、不倫のメカニズムを分ってないから。
2、感情を抑えられないから。
3、無計画の無鉄砲だから。
4、善悪でしか考えてないから。
5、ノウハウばかりに拘り己を知らないから。

当方にご相談を寄せてくださる方は、上記の事をやってしまった後・・・もっと言えばやりつくした後に
ご相談を頂きます。
だから、やりつくしたという段階でいうと、出来ることがもう少ないと言わざるを得ません。

私はいつもこうしたことを説明するのに病気に例えるので、あまり良い気持ちがされないかもしれませんがお許し下さい。

最近の医療の世界では、予防医学の重要性を説いています。
もちろん病気になる前に、そうならない生活が出来たらそれに越したことはない。
しかし、病気になっていない時は、その健康のありがたさも気づいていないのが普通です。

特に夫婦の問題の場合は、どこの夫婦も全く何の問題もなく、健康体そのものというカップルはどこにもいません。むしろ何らかの問題を日々抱えながら奮闘しているので、身体の健康状態に例えると、「そりゃ長年、時間が経つと、どこそこ悪いところは出てくるわ」というところです。

つまり多少の健康状態の不具合は、「そんなものだ」と思い、生活をしていくのです。
まして夫婦の不具合の場合、まず波風を立てたくないという気持ちが働くので、自分たち夫婦の状態を「何とかなる」という気持ちを持ちます。

そんな風に過ごして来たら、本当に問題化した時には、症状は進み悪化して、深刻な状態だということです。
それだけに、お電話を頂く方は、今すぐどうにかしたいと思われていますが、実は事態が深刻であれば、あるほど、回復に時間が掛かるということです。
それなのに、ご相談者は、深刻で苦痛だから、一日も早く解決したいというスタンスですので、要は「無理難題」という望みと言えます。

相談者を叱っているのではありません。
こういう自分の置かれているステージを理解するというところから、この解決作業は始まると言えます。

悩み相談では駄目なのです。
苦しみが深いほど、他力本願になり、救って欲しいという心境になります。

相談者は電話相談や、面談カウンセリングで、何とか浮気相手の排除の方法を求めて来られます。
それにお応えしようと、一日でノウハウはお教えしてきました。
そこでそれが上手く作用する方と、やっぱり駄目だったと落胆される方がいて、その成果は2手に分かれます。
その上手く行く人と、上手く行かない人との違いはどこにあるでしょうか?
それを実行しようにも、家に帰れば、夫と話し合いという「戦争」をしてしまうのです。

それは何故か?
それはズバリ「ダメダメ5か条」に答えがありました。

1、不倫のメカニズムを分ってないから。
2、感情を抑えられないから。
3、無計画の無鉄砲だから。
4、善悪でしか考えてないから。
5、ノウハウばかりに拘り己を知らないから。

いくら、人から、耳から、ノウハウを聞いても、自分のものに出来てないからです。
夫婦の緊急事態と感じ、健康状態に例えると、危篤にも似た危機感を感じ、相談をしても、それを実行できる自分かどうか、自分のことを分かってないのです。

それは夫の行動の意味を分らず、不倫のメカニズムを理解してない為、裏切られているのに、夫の言葉を信じ、夫の言葉に解決の道を見出そうとする。
「これ以上詮索するな」
「俺がそんなに信じられないのか」
そんな夫の言葉に脅かされてしまって、大人しくすることがベストだと思い込んでしまう。
大人しいタイプの妻と言うか、これまで喧嘩ばかりでしか、道を知らない妻は、逆に夫に逆らうこと事での成功体験を持ちません。
だから 自分の意見を言うことが許されないという大人しいタイプという風に振り分けると、これは本当に大人しいのではなく、大人しくせざるを得ないくらい、夫とは喧嘩も出来なくなった妻ということになります。

これまで、結果がどう出るか分らないまま、言わずにいられなかった結果、自分を抑えられなくなり、方法も分らないまま、夫に「あなたのやっていることは悪いことなんだよ」と善悪の話に終始する。
夫は善悪では太刀打ち出来ない夫は
「これまで僕は我慢をしてきた」
「妻のこんなところが嫌いだ」
と、善悪の話を、「妻のお前の方が悪い」という種類の善悪を逆に言われてしまう。

つまりここで完全に話のすり替えをされてしまう。
そこで、またもや、言葉に頼り、妻は夫がどんな反撃をしてくるのか分らないのは仕方がないにしても、
相手の心が読めずに、言葉で夫の不倫を制止する言葉ばかりを投げかけてしまいます。

その結果・・・・・
「俺を信じろ、疑うな」
「俺に逆らうな、黙れ」
と、夫から言われてしまいます。
これをどういうつもりで言っているかと言うと、その真意は「浮気を続ける宣言」に他なりません。
要は夫の頭の中は「どうやったら浮気を続けられるか?」が中心ですから、妻の浮気を止めてというお願いはとうてい聞けない、というバリアを張られていることに気づかず、繰り返し空砲を撃ってしまいます。
これを「無鉄砲といいます」
そこで、さからい続けた妻が(もちろん妻はさからっている自覚はありません)夫に要求の言葉も取り上げられるのです。夫にすれば、このくらいの要請では妻の希望を聞くなんて気持ちはさらさらないということです。
夫は妻からの要請で、浮気は止めないという浮気のメカニズムを知らなくて、夫に誠意を持って伝えたら分ってくれるという熱意は伝わるという妄想ですが それが上手く行かなかった場合、夫と益々冷え切った関係性になり、とにかく浮気相手と別れさせないと・・・・と言うことで「浮気相手排除」のノウハウだけを教えて欲しいと、言うことになります。

何度も言いますが 妻を私は叱っているのではありませんが、ノウハウの問題ではないということを知っていただきたいのです。
ましてや、本当にノウハウを駆使したいなら それを操れる自分にならないといけません。
テクニックだけを聞いたところで、それを自分の身に植えつけないと、実行するというところに行きません。

夫の不倫のメカニズムが分ると、言葉だけで制しても、止めるはずがないと言うことが理解できるのですが
妻の願いはメカニズムを理解することではなく、不倫相手排除の近道を一番に望んでいます。
反面、夫はどうしたら不倫相手も手放さず、不倫を続けられるか、その相手との関係維持をもくろんでいて、その不倫を隠れてでも実行しようと思えば妻に猜疑心や束縛は、不倫を自由にさせなくさせます。
だから妻には 「これ以上俺を疑うと離婚だ」と脅かすのです。

妻にすれば、妻の努力が夫との関係を回復させると信じているのに、夫の心は不倫相手との関係継続です。
でも妻は夫の心を取り戻したくて、結果を考えず何度も同じ懇願をしてしまいます。
これを無鉄砲といいます。

これだけすれ違っているのと、夫には言葉でお願いすることが一番と思っている妻に、テクニックやノウハウだけを教えても、実行は出来ないのです。

いくらに病気に例えても、身体の健康状態のように、健康な状態から予防をしようということは夫婦の関係にはちょっと違うかもしれない。
でも、自分で素人療法で病気を悪化させてから病院に来るより、少なくとも異変を感じたときくらいに相談してもらわないといけないのに、完全に悪化してからなら、手を施せなくなります。

夫の本音、夫のこの先の事、不倫のメカニズムを読み取れなくて、マラソンの42,195キロは走れません。
途中で、つい感情任せに夫に、訴えてしまったりするのでは、せっかく台本を貰っても読む体力はありません。
自分の感情くらい抑えられないようでは、ゴールは出来ません。
少なくとも自分の我慢のコントロールくらいは身に着けないと、駄目なのです。

ノウハウの前にご自身の夫のタイプを妻が知らないことが多い。
そういう意味で 私がこれから皆さんにお伝えできることは夫の不倫を読む。
その上で、妻自身が自分の我慢の出来ない部分を知り、感情のコントロールを覚える。
そして、言葉で訴えれば、言葉で脅かされたり、嘘をつかれてしまう。
不倫解決を言葉に頼らない意味を理解する。
何度も成果も結果も計算できない言葉を夫にぶつけてもそれは一方通行になる。

そういうことを学びの中で、自分の身体に覚えこませなくては、ちょっとノウハウ聞きかじっただけで
それを実行できる自分が育ってないということです。

あのテニスの王者、錦織君の試合も日々、はらはらさせられるのです。
毎日毎日、練習をしても、本番では「相手があることだから」どうなるか分らないのです。
技はいくら磨いても大丈夫と言うことはありません。
こういう夫婦の問題でも、「ちょっと教えて」では、それを活用するための自制心と、夫の心を読む技が妻には備わっていないのです。
こんなことは一日や二日で身につくものではないのです。
つまり練習不足。技不足。理解不足。我慢不足。
以前から言ってきましたが、ピアノでも習字でも、身体に覚えこませる練習が大事です。
夫との会話一つでも、妻が言う言葉がどんな影響(成果)があるのか、ゴールくらいは見えないといけません。
それでも、相手があることですから 最後は勝負事なのです。
運動も習い事も、お稽古事と考えると、レッスンをしないといけないのです。
これから取り組むことはこれらの不足を補うレッスンなのです。
これらのレッスンを準備中です、ですので もう少しお待ち下さい。
乞うご期待。

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