妻に抱く不倫(倫活)をする夫の心
不倫夫の表現として「倫活」と名づけ、決して、見逃してはいけない夫の倫活をストップさせるため、「NON倫活」を提唱して参りました。
その倫活についてのコラムも今日で30項目。
この倫活についてのシリーズはここで一旦、ひと区切りします。
今日は、30項目の締めくくりとして、男性目線からの倫活について意見を聞きました。
無作為に複数の既婚者男性に年齢もバラバラですが、倫活経験あり、無しも含め、アンケートを取ってみました。これまでは 私目線、つまり女性目線の意見を書いてきましたが、果たして、男性は倫活についてどんな考えを持っているのか・・・・とても面白い結果が出ました。(文末に表示)
だから、どうしたという事は言いません。
男性はこんな風に考えていると言うことを自由に解釈して下さい。
ただ、投げっぱなしというのも、なにですので、少しだけ、このアンケートを通じて「NON倫活」の私なりの観点から少し考えを言わせて下さい。
このアンケートに答えてくださった方々は、自身で理性をセーブ出来る方だと思うので、ある意味、家庭において大きくはめをはずさない理性的な方々だと思うのです。
しかし私の所に来られる方の夫のケースは、不倫の深海にはまっていて、軸足が、不倫相手の方に、重点おいている場合が、多いので、このアンケートにお答え頂いた方々とは違い、深海で溺れてしまっている方ばかりと言えます。(これは私の仕事柄、当然と言えば当然です)
人は海で本当に溺れたら、浅瀬に戻れるように、体力の続く限り、泳ぎます。
しかし、体力をいくらふり絞っても、港がなければ、灯台の明かりもないとなるとどこを目指して、泳げばいいか分からなくなります。
いくら溺れても最初から沖に流される訳ではありません。沖に流されるまでには、多少は時間が掛かりますし、最初から溺れようと思って溺れる人はいないのです。
また、皆んな最初から、港に戻りたくない訳でもありません。
海と港を見ながら、このままだと、だんだん溺れるな、という事は海に使っている本人が一番よくわかっているのです。
でも、いくら必死で、港を目指して泳いでも、港があまりに遠かったら体力を失います。そんな時に誰が夫を助けると思いますか?
それは妻かもしれません。
妻が船を出して、近くまで行き、浮き輪を投げて港に引き寄せてあげて欲しいのです。
その船の役目が妻なのです。
それを文字通り助け舟というのではないでしょうか?
それなのに、不倫をされた事に、腹を立て、夫に言う言葉は、塩っぱいことばかり。
陸に上がって時のお仕置きばかりしか言わないなら、陸に上がる気は失せます。
妻のあなたは本当は離婚もしたくないのに、口から出るのは、「今度したら離婚よ」と、ペナルティーばかり。何なら腹立ち紛れに救命着まで、ひっぺがしてどうするの?です。
それじゃ夫は浮き輪にも手は伸びません。
そんな塩対応しかできないなら、浮気相手がゴムボートを出して救いに来たら、負けますよ。
苦しいのは分かります。
溺れて苦しんでいる夫には、自業自得という言葉を言いたいかもしれませんが、今がぐっと我慢するときじゃないないですか?
だって、夫だって数ある誘惑を断ち切り、ぐっと我慢して家庭に戻ろうとしてくれているのですから。
本当は夫に戻ってほしいくせに「今度したら離婚よ」という脅かししか出来ない妻。
それでも本音は離婚をしたくないんです、って言うなら、単純な男性には、「どっちやねん」に
なります。
いいですか?
腹いせを言うなら、戻ってきてほしいと思わない事。
戻って欲しいなら、素直に戻ってきてほしいと助け船を出す事。
戻ってきて・・・・と言いながら、船にしがみ着いてきた夫を蹴り落としてどうするの?
「戻って来てほしい、イコール離婚よ」という支離滅裂な言葉を理解できるほど、男性の脳は高度ではありません(あ、失礼!)
私はこのアンケートの結果に、「結局みんな奥様を大事に思っているんだな」と感じ、何かしらほっとしたものを感じました。まだまだ日本は安泰です。
でも日ごろ、私の所にもたらされる相談は、こんな平和な話ばかりだといいのですが、実際はそうではなく、妻の事を完全にないがしろにした結果、離婚の危機に瀕する状態の方が殆ど。
でも、何度も繰り返しますが、最初からそうはならないし、それまでには時間があると思います。
その時間を、如何に夫が帰って来やすい港にするか、です。
このアンケートのように、男性はまだまだあったかいです。
ひどい人ばかりではありません。
でも、何かしら夫も不倫に疲れ、よくない事とは分かりながら、浮気相手と別れられないのは、
恐らく妻のソルティーより、浮気相手の方がシュガーでスイートなのでしょう。
男性は時には、善悪よりも居心地のいい方を選ぶものです。
このアンケート答えて下さった家庭は、まだスウィートな段階だから、浮気が短い遊びで終わるのでしょう。
夫婦は急に離婚にはなりません。
夫が離婚だと言い出すまでには、軌道修正する時間とチャンスがきっとあったはずです。
夫だって、助けて欲しくて手を伸ばしていた時があったはず。
その手を振りほどかれたから、他に手をつないでくれる人を求めたというのが、離婚宣言です。
これからはそういうチャンスを見逃さないアンテナを身に着けるレッスンをしていきたいと思います。
でも、手遅れではなく、まだまだチャンスはありますから、安心してください。
今回のアンケート結果は、とても理性的な男性ばかりで、心癒されました。
私のところに寄せられる夫のタイプとは大きく違っていて安心しました。
お忙しい中、アンケートにご協力頂いた方々に、感謝いたします。
ありがとうございました。
アンケート結果
1、浮気と不倫はどう違うか?
・①婚姻関係を結んでいるかどうか。
金銭が絡むか、絡まないかの違い。
(補足・・・慰謝料が発生するかしないかという意味)7
②言葉としてのニュアンスは、浮気は一時期の誤り、不倫は継続した誤り の様な感じがする
・どちらかが結婚しているか、いないか
(補足・・・当然既婚者の場合は不倫、浮気は交際中のカップルでもあり得るという意味)
・①結婚してるかしてないか
②肉体関係があるか、ないか
・相手が既婚かどうかであり、発覚した時にお金がからむトラブルになるかならないか
・浮気は刺激を求める 不倫は慰めを求める(名言!)
2、浮気(不倫)を終わらせた方法
・「自分が相手を嫌になった場合」
①嫁にばれたと相手に話す。
②さりげなく相手の好みの男性を近づけさせて自分に興味をなくさせる。
(補足・・・二人っきりで会わないという意味、男性を紹介するという事ではない)
③どんなことがあっても絶対連絡しないようにする。
④浮気相手に嫌われる行動をする
⑤(自分)次の相手をみつける
⑥(相手に対して)自然とフェードアウト
⑦(相手に対して)わざとけんかをふっかける
⑧ 熱中できる趣味が出来た・自己嫌悪・連絡を取ることをやめる
「自分が相手に嫌になられた場合」
①へこむ ②へこみまくる ③ひらきなおる
3、浮気が終わった場合、どういう風に妻に示すか?
・何事もなかったように笑顔で示す。ってかばれない。
・ばれない限り、変わりなく。
・普段言わない、仕事の弱音を吐く
・絶対に言わないし、伝えない。
・優しくする いつも以上に話を聞いてあげる等 前提として絶対にばれないようにする
4、風俗のことを妻は浮気と思うケースが多く、これに対しての説明
・①特定の相手と関係をもつよりいい。
②スーパー銭湯などにある「マッサージ」と一緒だよ!疲れたらほぐす!溜まったら出す!的な発想。
③お金を払ってサービスを受けるということは、市場主義経済の観点からふつうのことだ!
・夫婦関係を円満にする一つのツール。
・どんな尊敬される男 例えばイチローやカズでさえ行っている。
・風俗には愛はない。ただの性欲のはけ口。
・女性がおしゃべりによってストレスを発散するのと同じ。
・(偏った性癖があるため)そういう所で発散しとかないと犯罪おかして捕まっちゃうよ?
・付き合いでいったと伝える、キャバクラなどの延長上という考え方
・確かにそうだね! 僕もそう思うよ!
5、不倫と離婚の相対性理論?
・日本の法律上、不貞行為とみなされるので、不倫=離婚は切っても切れない関係性をもつと思う。自分は妻が浮気した一発で離婚をつきつける。
※ばれなきゃいい文化が根付いているが、行うときはばれた時のリスクも覚悟を常に持つべきだと思う。余裕と隙がばれる原因。
・不倫を一回してしまうと離婚の可能性が何倍も増えると思います。
・ばれたら不倫は、離婚への一番の引き金
ばれなければ不倫は、家族円満へのひとつの要素(離婚とは対極)
6、妻は夫の不倫相手に対し、コンプレックスを抱いているが、それに対しての夫側の答え
【妻への言葉】
A 容姿➡●なんだかんだで、一番タイプだから結婚したと伝える
●顔で選ばない。自分が痩せている為、対極な太めの方に目がいく事がある
●正直あんまり覚えていない(そのレベルの容姿)
B 女性らしさ、色気➡
●益々色気が出てきたねと伝える。
●妻の方があると伝える。
●色気がある人がタイプではないと伝える
C セックスの内容 ➡
●もっと攻めてこい!と伝える。
●言わない。
●話す必要がない
●まず認めないから話すことにならない。
【浮気相手の事を妻に話すか】
A 容姿→ ●妻がタイプだと伝える
●話す必要がない
B 女性らしさ、色気→
●話す必要がない
●女性らしい
●女性らしさや色気無かったという
C セックスの内容→
●君との方が全然気持ちいい
●ただひたすら謝ります。
以上 ご協力ありがとうございました