あなたは強さと力だけになってませんか?

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

相談業をしていて、時々がっかりすることがあります。
それは私は女性の味方のつもりで、相談者をフォローしたいのですが
どれだけ頑張ってもかばいきれない方がいます。
例えば、これまでは苦しかった事は分かります。
それまではずいぶんと苦しい思いをされて、当方の門を叩かれたのだと思います。
そしてこれからは夫婦の修復なり、浮気相手排除なりの対策を取っていこうという、その手前で
当方に相談した事で安心したのか、その日から、夫に対して、意地悪な事をいう奥様がいるのです。
つい、気を緩めてしまったということもおありだとは思いますが、本当は、そういう「攻め」というのが
その妻の本来のスタイルだという事があります。

もちろん当方にお越しになる段階で、とっても傷ついてらっしゃる事は分かるんです。
でも、何度かお話をする中で、だんだんその方の我儘が顔を出すのです。
恐らく私に話している事は 実際起きている問題の上側だと思います。
しかし段々、本当に望んでいる事の本音を云いだすのですが、実はそれは気持ちは
分かるけれど、すこし現実離れした願い・・・・・
そうして段々叶わない現実離れした事というのが 実はその人の着地点であったりします。

そうなると、今度はそういう願いをはねのけられたと感じ出すようで、今度は怒りが私に向かうという方が居ます。
そうなったら今度は、料金を未払いにしたりしますが、これは半分八つ当たりのようなものなのです。

段々、私とも距離が近くなると、我儘を云いたくなるのは分かるのですが、こういう風に思いが叶えられなくなったら、今度は
攻撃に出るというのは、これは癖のようなもので、そういう事を繰り返している可能性があるのです。

さあ、ここからが本題です。
これまで、夫婦で仲良く過ごす時期を経て、心がすれ違って行く時期を迎える方が居ます。
確かにそれまでは夫も優しく、妻も可愛く寄り添い、という時期はうまくいきますが
意見の相違が生まれたり、中には浮気という裏切りがあったりで、諍いが絶えなくなります。
こうなると、妻の怒りは爆発する事は避けられません。
でも、ここが妻の性格によって、苦しさを訴えたり、妻も自分の悪かった部分を反省したりで
夫も、夫婦がいがみ合っていては子供が可哀そうだと、浮気を止めて家族の元に気持ちを
戻すというケースはあるのです。
本当は 私の所に相談しに来て下さる方は、殆どがそういうフィニッシュを望んでおられます。
しかし、前者のように夫が家庭に戻ってこないケースも中にはあります。
そういう、夫が自発的に浮気を止めて帰ってくるケースと、そうでないケースの境目はどこにあるかというと、
とにかく怒りでしか、相手に向かえないというタイプの妻が居ます。
最初は妻は「許してあげるから謝れ」的な強気で行きますが、そういう人は怒りのマグマが
強くって、口ではゆるしてやると言いながらちょっとやそっとじゃ許してくれないのです。
でもそこは妻は妻なりに傷ついていると考えているので、自分が一番つらくって、人の気持ちを
考える余裕がありません。
だから、その自分の怒りが収まる事の方が中心だから、相手の謝罪が見えないのです。
こういう浮気をした男性の謝罪って、まだまだ言葉ではいいません。
本当に反省をするのなんて、まだまだ先なのですが、浮気の初期のころは若干後ろめたさも
持っているので、その時に終息に向かうと、意外と夫は素直に、声なき声で反省もするのです。
でもなんども云いますが、声には出ないのです。
しかし、怒りのマグマが強い妻のイメージする夫の反省は土下座です。
それあ一度だけではなく、妻の怒りがすべて消し去るまで、何度も何度も
反省を目で見える形で示してもらわないと気が済まないのです。

そういう方は私の所に来られたら、感情が高まって泣かれる方もいますが
それは悲しみの涙というより、どちらかと言うと、自分の思いが叶えられないというある種、嘆きではありましが、
悲しみとは少し違うようです。
このように妻のタイプによって、叶えられない思いへの反撃タイプです。
嘆き悲しんでいるのは、裏切られた妻なら、みんな一緒。
でも、そのあと違うのは、ひたすら夫がひれ伏すまで、攻撃し続ける妻です。
そういう段階までになってから、当方に来られる方は、もう夫も妻に謝る気力もなくし
離婚も秒読みのケースがあります。
そしてすいう最悪の状態だと説明したりすると、今度は怒りの方向は私に向かう時もあります。
そういう方の場合は、理由をあれこれいって、当方への支払いもブッチします。グスン(>_<)
本当は、こっちも辛いのですが 相談者の妻は自分一人が辛いと思っている。
私はたいてい女性の味方をしてるつもりですが、時々夫側の気持ちも
分かる事もあるのです。
それがこの怒りをマグマの妻を持った夫です。
誰が一番悪いかというと 浮気する夫が悪いに決まっている。
でもね、夫だって間違いを起こすことはあります。
そんなとき、攻撃心ばかりしかない妻には、夫の心の寂しさは分からないと思いますよ。
何でも自分が一番大事な人は、人の気持ちが分かりません。
男も女も、自分が一番の人は、人の事を許しません。
人を攻撃しかしない人には、共感性なんて生まれません。
夫の事が我儘で、勝手で、裏切り者で、卑怯で・・・・と相手ばかりを責める妻は
本当に夫と共鳴しようという気があるのかと私は疑いたくなります。
苦しい胸の内を訴えに来て下さって、対処策を一緒に考えても、家に帰って夫と
向き合う時間の方が、私よりもずっと多いはず。
私が禁じ手を言っていても、家に帰って、夫をなじっているのでは、何にもならない。
それでも、妻は自分の性格が、責めるばかりの性格とは気付いてない。
こういうケースの場合は、私は時々、夫側に同情したくなるのです。
夫婦が一旦、揉め事を抱えると、正しさしか言わない人。
自分の苦しさゆえ、夫を責める事しかしない人。
そして自分の思い通りにならないと、勝手な理論で、相手へ無理難題を云い始める人。
こういう人は、誰が何をアドバイスしようと、あまり人の云う事は聞きません。
夫に裏切られる事が嫌だと思いながら、カウンセラーすらも裏切る人はいくらでもいます。
これが悲しいというより、そういう部分が本当は夫を益々遠ざけてしまう結果になっていると
云う事に、気づいてほしいな、と思う今日、この頃。
カウンセラーとして被害者?の妻の味方をせず、夫の肩を持つべきではないのは分かります。
でも、時々、本当にそういう攻撃しかしない妻を持つ夫の嘆きの声が聞こえてくる気がします。
どの妻も望んでいる願い・・・それは夫婦修復。
でも、浮気問題を終わらせても、本当に夫が戻りたいと思う妻だろうか?
また、終わった事をグチグチ云って責めるんじゃないかと、思うと妻の元に帰還するのだろうか?
嘆き悲しむばかりでもいけませんが、相手を責めるばかりでは尚更ダメ。
でも、もっとダメなのは、自分が人には強さや、力でしか向き合えない妻はもっとダメでしょ。
では今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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