夫の不倫を知っても離婚したくないなら関係修復へ(Non倫活)
夫が休日出勤の日に女性と会っているところを友人が見たなど、夫が不倫していると思われる怪しい行動について、妻が夫を問い詰めたとしたら…。夫は、頭の中でどんなことを考えているのか気になりませんか。
見つかった時、深い関係がなければ良いと考えている
夫にとって不倫(倫活)は、肉体関係がある場合のことだと考えています。それに、妻とは違う女性に「素敵だな」「いいな」と思うことは、芸能人やアイドルに抱く気持ちと「なんら変わりはないじゃないか」と思っています。
もし、相手に対して恋愛感情を抱いて何度も会っていたとしても、相手の気持ちを確かめていなかったら、この状態でも問題ないはずと思っていることでしょう。
深い関係でなければ、妻には「考えすぎだよ」と言うだけです。
肉体関係がないと言い訳する
「体の関係はない」という言い訳には、2通りの解釈があります。
本当に肉体関係がなかった場合でも、「今は」セックスをしていないだけで、このまま放っておけば、いつか体の関係になって行くかもしれないが、それ未満です。
しかし実際はそこまでいかなくとも今は発展途上。そうなりたいと思っている未遂段階に過ぎないのです。
もうひとつは、実際に肉体関係がある場合です。たとえ、体の関係を持った不倫(倫活)をしていても、すぐに認めることはなく「体の関係はなかった」と言い訳する場合がほとんどです。
浮気を問い詰められて、知らぬ存ぜぬでは通用しないと思うと、この言葉を発するのです。
自分にとって悪い流れから脱したいがために使う、その場しのぎの決まり文句ですね。
ですが、「体の関係はない」という言い訳は、妻との関係を維持したい気持ちのようにも見えますが、離婚を視野に入れて慰謝料を取られないために言っている場合もあります。
不倫(倫活)をすぐに認め謝るケース
不倫(倫活)を認め家庭はおろそかにしないと謝ったとしても…
もともと夫婦仲に特に問題なかった場合は、「今までのことは本当にすまない。許してほしい」「お願いだから別れないでくれ」と、平謝りすることもあります。
とても素直な夫のタイプのケースです。
しかし、夫婦仲が冷えている場合はそもそもが素直に、事実を認めるはずがないので、素直に謝るということにはなりません。
むしろ「俺のことを信用できないのか」と逆ギレされる事がほとんどで激しい夫婦喧嘩に発展することが多いと言えます。
この素直に認めるか、逆切れするかのどちらになるかは、夫の性格による部分が大きいのですが、実はそれ以上に不倫(倫活)の期間というか、付き合いの長さによります。
付き合い始めたばっかりの時は燃え盛っているので、その時期に事実が分かっても、すぐに火消しは難しいのです。
そして、その後は相手の女性とは今後一切関係を持たないこと、家庭をおろそかにしないことを妻に約束し、離婚を避けてもう一度一緒にやっていこうと言う風に落ち着くというのが、夫婦共に望むところですが、実際はここで夫と妻の思惑は違います。
妻はこれを「雨降って地固まる」と考えるのに対し、夫は大抵、妻にばれないように、密会や連絡を用意周到にするようになるケースが多いのです。
夫の頭には、離婚はしたくないけど、せっかくつかんだ不倫相手をなくしたくないという気持ちがあるので、表面上は家庭を大切にしているようにしますが、妻にバレないように行動するのです。
それが妻に問い詰められた時に、「浮気相手と別れる」という宣言になるのですが、実はその時はそんな決心はしていない事がほとんど。
むしろ妻にばれた事をどう浮気相手に伝えようかと頭の中が「???」でパニック状態です。
中にはその場で、すぐに相手に会って別れてくるというような事を言って、家を出ますが実はそれは別れてくるのではなく、今後どうしたら妻にわからずに不倫(倫活)を続けようかという相談をしにいくのです。
そして、これまでよりは会う頻度は減らし、しばらく妻の目を欺こうとします。そうしているうちに、妻は夫を信じるので「それまで少し会えないよ・・・」と浮気相手に伝えに行きます。
これを、業界用語?で「地下に潜る」と言います。
そうこうしているうちに、夫とこれまでどうりの生活が戻ってきたと勘違いして、妻は安心し始めるのです。
妻が疑いをもって携帯などをチェック、不倫の実態をつかむと
妻は猜疑心を持ち、夫の身辺を嗅ぎまわった結果、携帯電話をチェックしたり、メールを盗み見したりして、不倫(倫活)の実態を掴みます。
でも、ここからがまずいのです。
私への質問も「証拠を握ったあと、夫に突き付けた所で夫は反省しますか?」というものです。つまり証拠は突き付けるものだと考えているのです。
これが話し合いという解決方法と考えていますが、突き付けられた時点で、夫は頭の中はパニックです。そうなると、開き直るか、逆切れするかしかなくなります。
でも、それは妻と何とかうまくやって行きたいという事とは180度違って、白黒を迫られていると感じるのです。
この場合、本当に不倫(倫活)から目が覚めて、家庭に向けば問題ないのですが、ここで夫婦の本当の形を問われることになります。
つまり、そこまで知られてしまったからには、もう後戻りできないと考えるか、妻が許してくれるならやり直そうと考えるか、夫は決断を迫られる事になるのです。
そして、妻の姿勢も夫の決断を左右する事になります。
「謝るべき」とか「許してやる」という姿勢であれば、夫の性格により「謝りたくない人」とか、「上から目線で許してもらいたくない」と思うタイプであれば、妻の高飛車に屈する事はしません。
要するに、夫に浮気の証拠を突きつけるというのは、妻の「当然夫は謝るべき」という高飛車な自信に基づいた事だと言う事です。
「浮気→発見→謝罪→反省」と言うのは、妻の書いた筋書です。
夫の考えは「浮気→バレタ→ごまかす→水面下で浮気を隠す」
または、「浮気→バレタ→認める→離婚」
このどちらかになります。
ですので、浮気の証拠をつかんだところで、この先の道は、必ずしも夫婦修復ではなく、夫婦が破たんしていくという可能性だってあるのです。
だから、浮気の証拠をつかんだからと言って、必ずしも解決に向かうというのは妻の希望的観測にすぎないのです。
ただ一般的に、数が多いのはやはり「二兎を追う者は一兎をも得ず」で不倫(倫活)は上手く行かないのは事実で、浮気をやめるという発言になるのが圧倒的に数が多いのですが、実際は心から反省をしないケースが多く、徐々に家庭がおろそかになり、結局は夫婦が破たんしていく事になるのです。
浮気の証拠を突きつけるとは?
浮気を見つけ、それを突きつけるという行為は夫をパニくらせることになるので、夫にとっては、ある意味衝撃を与える事にはなります。
しかし人間冷静でなかったら、ロクな結論にならない。それは妻も同じ。冷静ではない中で、追い詰められた者が良い判断ができなくなり、お互いに最悪の事を口走ったりすると、望みとは大きく反れる結果になるのです。
浮気を見つけた方も、見つけられた方も、実は単に両方慌てふためいているという事です。そんな中、ベストな方向へ物事は進むはずがないという事を知っておきましょう。
浮気を発見したら、事実を突きつける・・・・・これが効果的だと思っているのは妻の誤解です。夫が反省し、妻が夫の愛を取り戻せたというケースは実は少ない。
そういう事実を突きつけるという行為は、実は夫婦を破綻させる確率の方がずっと多いのです。
浮気の事実を突きつける・・・・これしか思い浮かばないのは、実は妻の気持ちの中で、「ギャフンと言わせないと気がすまない」という腹いせ的な意味がほとんど。
「私の苦しみに気づいて」というメッセージが込められていても、夫は妻の気持ちより今後の自分というように「今後の不倫(倫活)」をどうしたらいいか、しか頭にありません。
夫に不倫(倫活)の証拠を取ったからといって、まるで鬼の首を取ったような事では妻への憎しみは増すだけです。むしろ夫の気持ちは逃げに転じ、決して夫にはお仕置きにはならないのです。
禁じ手
反省とは、もっと冷静な落ちつた中で、自分を省みること。
急に襲撃して、すぐに反省し、浮気をやめるという宣言を、その場しのぎの言い逃れというのです。
妻の腹いせと夫の言い逃れ。
これではいい結果が生まれるはずがないので、事実を突きつけるというのは禁じ手なのです。