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どれだけ夫の不倫対策をしていたとしても、避けられないこともあります。夫の不倫を知った瞬間、瞬間湯沸かし器のように頭に血が上がるかもしれません。
ですが、感情の趣くままに行動すると損になります。夫の不倫を知った場合、妻はどのように行動すればいいのでしょう。
まずは冷静になり、不倫夫(倫活)を知ること
夫の不倫に確信を持ったら、まずはこれから自分がどうしていきたいのかをしっかりと考えましょう。
離婚したくないとはっきりわかっている場合は、夫のことを強く愛しているケースがほとんど。ですから、夫の不倫を知るとパニックに陥る方が多いのですが、そのパニック状態のまま話し合おうとしてはいけません。
ただのヒステリックな面倒くさい妻と思われるだけ。夫の心は不倫相手に向かうだけで、何も妻にとっていいことはありません。
まずは冷静に話し合いができるように、自分の心を整理しましょう。そして、これまでの不倫夫の行動や思考を客観的に洗い出します。
夫の不倫の原因を知ること
夫は、不倫を簡単に認めることはありません。「勘違いしている」とか「考えすぎ」などと言い逃れされるので、話し合いをする場合には、ある程度の証拠を用意しておくことが必要です。
ですが、あまり本格的な調査をしてしまうと関係修復が困難になるケースが多いので、「メールを見てしまった」「偶然見てしまった」くらいに留めておく方が無難です。
話し合いの最終地点は、なぜ不倫をしてしまったのかを突きとめること。脱線して感情的にならないように気をつけましょう。
そして、お互いにこれからどうしていきたいのか、どうしたら不倫を乗り越えて夫婦として関係を修復していくのかを確認しましょう。
しかし、ここでたいていの妻は誤った判断をしがちです。
自分では話し合いだと思っていても、つい感情が高まって問い詰めに終わってしまったり、一度では結論が出ずに、何度も繰り返し、猜疑心の鬼と化すこともしばしば。
出来ればここで、当方と一緒に、方向性を確認される事をお薦めします。
夫婦間の取り決めとして、夫に誓約書を書いてもらう
夫が不倫した原因を突きとめることができ、今後のふたりの方向性が決まったら、夫に誓約書を書いてもらいましょう。夫婦間の約束事と考えてください。
例えば「夫、○○は妻以外の女性と肉体関係を持つことは二度とありません。女性とふたりきりでお酒を飲みに行くこともしません。もし、破った場合は、妻である○○へ慰謝料として1000万円支払います」というような書類を2枚作り、お互いに1枚ずつ持っておきます。
このような形で守るべき項目と、もし破った場合どうするのかを含めて誓約してもらいます。
ですが、不倫の原因としてセックスレスや女性として妻を見られなくなったなど妻側にも反省する点があれば、誓約書に頼りすぎるのではなく、不倫を繰り返させないためにも妻としての対策を行っていきましょう。
NON倫活のプロへ相談
ただし、誓約書を交わす事を夫が拒否したり、逆に妻の性格や言動が不倫した原因と言い夫から離婚や別居を求める場合は、ここで夫婦の交渉は止めるべきです。
ここを執拗に、夫婦だけで解決しようとすると、その行為そのものを夫婦の破綻として、離婚へ進めてしまうことになり収集つかなくなります。
一度、夫には反省を仰ぎ、そこで交渉が決裂したら、深追いは禁物です。
こういう事は怪我や病と一緒で、重症度を測る必要があります。
軽症で自己治癒が出来る範囲と、病院に行って精密検査をする事と同じで素人判断では、どこに原因があるか専門医の診断が必要なのです。
骨折と分かっても、単純骨折か、複雑骨折か、治療方針を決めるにはレントゲン撮影は不可欠です。
病状が深刻なケースは、素人判断は禁物で専門医に掛かる必要があります。
夫婦の問題は家庭の恥と思い、表には出しにくく出来れば内々で解決したいと思っても、一度トライしてダメだった場合は、やはり早めに相談をする事をお薦めします。