浮気後の夫を信じるという事
よく相談者と話すのですが、夫の浮気をした心境も考えているし、浮気相手の心情もある程度想像が付く。
その上で、妻である自分の思いは、○○であるという事を言われます。
この○○の部分は千差万別。本当に人それぞれ。
これまでの夫婦の関係が、浮気云々とは関係なく、良くなかった方もいれば、浮気によって悪化した方。
それは原因が思い当たる事もあるかもしれませんが、実はその答えは自分の都合なのです。
つまり、これまでの夫婦としての姿勢は決して褒められた事ではなかったかもしれません。
でも、妻は自分の反省も込め、これまでのスタイルを夫に反省していると告げ、そこから許しを乞うという・・・・・・夫が浮気をした原因も妻にあるとするという所から、夫婦の修復を目指します。
確かに日本全国、色んな夫婦が居て、100点満点なんて事はありません。
お互いに、悪いところを数えたら片手では足りないのが普通。
しかし、この妻の反省点を夫が浮気する起因になっていると考え、妻が反省、改善をすれば浮気をやめさせられるのではないか?と考えるのです。
そこを浮気の防止になると考えるから、夫にとっても、そこは好都合。
そこで妻の事を責め始めるのです。
そして、言うことはひとつ。
「妻の欠点に夫の僕は耐えてきた。
何年も耐えて来た。もうそれで君は変わるとは思えない事を知った。
だから、もう夫婦としてやっていけない」
こういう理屈に押し込められて、夫婦修復を拒否するのです。
つまり、妻が反省するから、それを上手く利用されてしまうのです。
ちょっと、乱暴ないい方かもしれませんが せっかく問題解決出来る道があるのに、
妻が要らぬ?反省などしてご主人に擦り寄るから、足蹴にされてしまうのです。
へりくだればいいというものではありません。
妻が弱きになりすぎて、下でに出すぎです。
でも、こういう風に下でに出る妻ほど、実は気が強い。
弱さを演じていると言うことも言えます。
何故なら、自分の気持ちがまず一番で自分を納得させる答えが欲しいのです。
そして独自の対策、夫の傘下に入ることで、夫との距離を詰めたいと言うことです。
だから、何かにつけて、夫とコミュニケーションを取りたいと思っているから、この私が作戦をプレゼンしても、平気で裏切ります。
こうなると、私も反省をし、手を施こす事に限界を感じてしまいます。
毎日、時間は流れ、何かと色んな事は起きます。
でも、夫婦の問題を本当に解決したいなら、時には作戦?に忠実にならなければなりません。
しかし現実はそれに反し、平気で夫に擦り寄ります。
そうなると、そこを上手く使われ、擦り寄ることで 上下の立ち位置を作ってしまいます。
夫に「御免なさい、妻の私が悪かった」と言ってしまうと、「本当に悪いと思うなら別れて、俺を自由にさせてくれ」という事をいわれて離婚宣言をされてしまうのです。
夫婦仲が悪くなり、浮気まで起きてきちゃう時、確かに夫婦として、決して褒められた
事ばかりじゃないのでしょう。
でも、今はそれを反省している場合じゃないのです。
本当の反省は夫が浮気相手と別れてからで、いいのです。
夫婦が、やり直そうとお互いが共通目的を持った時にこそ、お互いの反省点を述べ合い
互いの修正点を述べ合えばいいのです。
その前に、「私が悪うございました」と言っちゃうと、それは敗北宣言と同じですから、負けたら相手に旗を持って行かれてしまうのです。
こんな風に書けば、「私はそんな勝ち負けのような勇ましい事ではなく、夫とフラットな向き合い方をしたいのです」という妻がいます。
これは違います。
まったく問題の本質が見えてない。
夫が浮気をするのは、色々原因はあります。
でも本質的には、下半身が人格を失った結果なのです。
ここに妻が家事をしなかったとか、夫を蔑ろにしたとか、そういう事はあるでしょう。
でも、本当は夫という「オス」が、性的興奮を求め、理性を失ったというのが浮気です。
そこに妻が反省しても、そこはちょっと違うのです。
だから、変な風に話をすり替えない。
そして、妻が反省する事で夫との距離が縮まるという妄想は捨てましょう。
それは、反省という擦り寄りで、夫との冷え切った関係を温めたいという誤解です。
こんな事を書くのは私がなんと、妻の心情を理解してないと思われるでしょうけれど
本当は理解できるから、厳しい現実に誤魔化しで解決しようとするのが禁物と教えたいのです。
これほど、覚悟がいる事です・・・夫の浮気を止めさせることは・・・・・
気の弱い人が、陥る間違いは、これまで強気で来たスタイルを一変させ、急に夫に擦り寄ると、手のひらを返したようだと、余計に信用をしてもらえません。
こういう風に、妻は自分の思いだけで、物事を進めるのではなく、夫の本当の心理を読み、全体を見渡すトレーニングが必要ですね。
では今日はここまで。