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村越真里子

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村越真里子(むらこしまりこ)

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コラム

ベッキーと不倫の結末に思う

2016年5月14日 公開 / 2018年2月2日更新

テーマ:有名人の不倫

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 不倫 慰謝料

5月・・・・・13日の金曜日。
先日からワイドショーでは、「ベッキーの復帰」について、かしましく騒がれ、いよいよ今夜がテレビ出演。
多分、視聴率凄いんだろうな~なんて思いながら、私も夜の9時にテレビの前にいました。
目に涙を浮かべ、これまでの謹慎生活も含め、心情を吐露されました。
それは浮気相手の奥様に対する配慮もあり、言葉を選び、とにかく侘びの気持ちを話されました。
ここは、ベッキーも角度を変えてみたら、失恋ということだと思います。

正月の騒ぎ以降、私の仕事の案件に、まるでなぞるようなことなので、本来なら教科書として題材に使えることなのですが、あまりにもありきたり過ぎて、コラムのテーマにするのも嫌だったというのが正直な所です。
こんな典型的な不倫、当たり前過ぎて何やらコラムの題材にするのも、はばかれるくらい、ベタです。
また世の妻たちは、川谷絵音さんの奥様とまったく同じ被害者なのです。
だからこのベッキーのような結末を望んでいるのだと思います。
浮気相手の女性、自ら身を引いて、今後一切の接触を断つ・・・・この形が理想ですし、自分の夫も女性の事を諦める・・・・・ここでは悪者は妻ではないのです。

このベッキーの不倫の終結と同じ事を願っても無理なのです。
何故なら、ベッキーはテレビ界では必要とされているということですから、復帰に回りが協力するし、
多くのスポンサーが居て、所属のプロダクションでは稼ぎ頭の引退は金銭的に大きな痛手なのです。
だから復帰してもらわないと、事実上、困る人や企業があるので、その意味で、ベッキーの復帰は最初から筋書き通りでレールが引かれていることが 周知の事で、このベッキーの不倫はありきたりとはいえ、まったく一般人のそれとは異質のものです。

だからベッキーのこのことを例にして話すのも、置かれた立場が違うので参考にはならないので
私がコラムで、題材にすることは控えていたのです。

ただ、やはり 「不倫の形」というのは、ご他聞に漏れずという感じがして、芸能人も一般人も一緒だなあという共通点はあります。

まず、不倫は嘘の塊であると言うこと。
男性は浮気相手には、自分の家庭はすでに夫婦関係が破綻していると告げる点。
また浮気相手の女性は、妻子ある男性だと知っても、好きになった人にタマタマ家庭があったのだと、自分に言い聞かせる事で、不倫じゃないと思う傾向。

そしてベッキーの不倫も、幕を下ろすのは女性が自ら決断しないと、男性は自分では何も出来ないのです。
だから、妻が夫と向き合い、夫と話し合い、不倫をやめてと頼んだ所で、男の人は自分から始めるのは得意ですが、終わらせる方法を知りません。
結局外的な圧力でしか、不倫は終わらないのです。

今回のベッキーの事も見ればよくわかると思います。
ベッキーはもちろん無理はしているとは思いますが、不倫はダメなことだと分かった時に、別離を決意したのです。
そこには 特に別れる儀式などはなく、恐らく音信不通と言うことで、別れを認知させたのだと思います。
こが断ち切る、と言うことです。
好きだ、きらいだ、と言っているうちは、処せん気持ちが先行しているということです。
でも、本当の別れとは好きだとか、嫌いだとかとは別の「倫理感」から来るのだと思います。

だから夫が自分で不倫をしていながら、妻のことのここが嫌いだから別れたいとかというのは倫理感ではなく本当の別れの決意というより、妻を悪者にして、妻が諦めて身を引くと言わせる為の物です。
ベッキーの相手の川谷絵音さんも、同じで、ベッキーと付き合い始めた頃に、妻には離婚を言いだし、ベッキーには離婚が目前のようないい方をしている。

実際、ベッキーが別れを決意していても、恐らくそれを感じてない。
また、ほとぼりがさめたら願わくば、くらいと考えている辺り、ベタすぎるゥ~と感じて、
こんなベタな不倫は、ベタ過ぎてコラムの題材にするのも、胸クソが悪かった。
それにしても、何でベッキーはあんな男を好きになったのかな?
頬骨の高いペローンとした変な顔・・・・あまり賢いようには見えないけど、女性って、男性の才能に惚れるところがあるから、好きずきだけど、それ以上にベッキーは恋に免疫が無かったのだろうな。

ただ、こんなベタな不倫でも、ひとつ勉強になることはありました。

それは やはり失う物が多い人は、自分から不倫を終わらせるということです。
これはその人の置かれた立場によって、守るものがある人ほど、不倫によって失うものと
天秤に掛けて、立場を守ろうとします。
その為に、不倫を続けるメリットよりもデメリットがあると分かったら、男性だって潔く不倫を認め、
自らの手で、幕を下ろします。
しかし失うものがない人ほど、不倫を認めませんし、認めなかれば謝罪もしません。
乙武さんだって、今回は機会を失いましたがいずれは政界に出る事を見越して、あっさり謝罪しました。カールスモーキー石井さんだって、マスコミにやいやい言われる前に、さっと謝罪し、幕引きをしました。
要するに男性が浮気を終わらせるのは自分の為というのが大なのです。
将来を見越してとか、出世に関わるとか・・・・
その中に家族のため、家庭を無くさない為、子供を傷つけたくない為というのが、着いてくるのですが、とりあえずは自分の仕事などの影響を考えるのがまず先なのです。
ここを世の妻は誤解をしていて、浮気を問い詰め、認めたら謝罪をするものと、決めつけていますし、家族のため、妻のため、子供の為に夫は改心すると思っているのですが実際男性は、失うものの大きさによって、不倫をやめるかどうかが決まります。
時には、家族のためのだけ、という希少な人もいますが、妻の事を悪くいうような夫は家族のために不倫をやめようとはならないという事が言えます。
ついでの話ですが、私のこのコラムを見てくださっている方が、どんなキーワードで検索しているかを調べるアクセス解析というのがあります。
その中で、「夫に浮気を白状させるには?」というワードが多くあります。
ここには大きな誤解があります。
何故なら 白状させるということの次に来るものが、
白状⇒反省⇒浮気をやめる⇒家族想いのパパになる。
この筋書きを決めつけていますが、果たしてそうでしょうか?
私が多く見てきたのは
A 白状⇒開き直る⇒ここまで知られては修復不能の宣言をする
B または、白状させるに至った妻の詮索を責める。

このような結果になることがほとんどです。
白状させたら、一件落着なんて、妻の妄想にすぎません。

こういう風に妻が思っている浮気の終結というのは多分に思い違いをしている部分があります。

ついでに言うと、浮気を止めさせる方法として、話し合いと言うことをされます。
妻は それが一番だと思っているし、それが平和的だと思っています。
でも そういう話し合いやお願いは 浮気をやめるというメカニズムには匹敵しないのです。
男性が浮気をやめようとするときは自分に何かメリットがなくては、やめない。
逆を言えば、浮気相手といえど、夫に取れば、大事なお気に入り。
それを取り上げるだけでは 反省もしないということです。

つまり、妻がいくら不倫をやめて、と頼んでも、それまでの長いセックスレスがあり、浮気相手とはお盛んなセックスがあるとしたら、家庭に戻って、と頼んでも、妻が指一本も触れさせてくれない寝床に戻ろうという気にはなりません。
愛が欲しいと妻は願いながらセックスもさせない生活があたりまえになっているなら、夫に取れば、それは「俺を愛してくれてない」と感じます。
もちろん夫婦の年齢にもよりますが、少なくとも夫婦にセックスもなく、それで愛を・・・・といっても
性的欲求のある男性の生理で考えると、「何をおとぎばなしをしているの?」になります。

妻の中には夫は浮気をしているけれど、深い仲にはなってないという人がいます。
それこそ、おとぎばなし。そう思いたいのは分かるけど、言い換えればそう思わされているだけ。
深い仲じゃないなら、それは不倫じゃない。だったら、心で繋がっているのは、もっと最悪じゃないかという妻がいますが、それこそ眠たい話です。
心が繋がるためには、大人の恋の場合は、身体のボディーランゲージが伴います。
余程変わった人でない限り、浮気をしているなら、それは肉体伴うのが普通です。
それで、心だけの浮気というなら それは文字通り浮いた心と言うことで、不倫や不貞ではないのです。
ならばいいじゃないかとは言いませんが、取り合えず、征する事が出来るのは 不貞行為ですから、深い仲になっていないという夫の言葉を鵜呑みにしている場合じゃない。
何なら離婚宣言までされているなら、家族を捨ててまで「浮ついた心」を貫こうとはしません。
ここを言葉だけで認めさせる事が可能と考える方が無理があるし、もし、こういう風に思うように夫が妻をコントロールしようとしていたら、妻が問い詰めたくらいで正直に言うはずがない。
とにかく不貞は白状させようとしたって簡単に認めるわけではないし、川谷絵音さんにみるように、結局男性って、何も出来ないのですよ。
始める事には積極的でも、終い仕事が出来ないのが男性の特徴です。
あんなに目も大きくって可愛いベッキーさん。
いくらでもこの先、いい男性と巡り会えますよ。
それにしても、川谷絵音さん、改めて思うのは締まりのない顔・・・・・二人の写真を並べたら目の位置が違う(関係ないか)
これは顔立ちの事ではなく、恐らく不倫に関しての腹のくくり方が顔に出ちゃっているように感じたのは偏見ですかね。
単に好みの問題になって悪口になっちゃってるか。(私の好みじゃなくでも、私の好みはこの際関係ないですね)
結局、このベッキーの不倫騒ぎ。これで幕引きですね。
そして、遅ればせながら、川谷絵音さんがブログで、深夜、謝罪を発表しました。
これらもすべて、不倫の構図の典型的パターン。
不倫を始めるのは積極的でも、「終い仕事」をリードは出来ないのが「男」というものです。
不倫を終わらせる時には 女性側を動かすと言うことが鉄則というのがここでお分かり頂けると思います。
だから、私が日頃言っている、「夫婦は話し合ってはいけません、ということに繋がるのですが、
夫に話しかけ、夫に自ら不倫の幕を下ろさせようったって無理なのです。
男性は、女性より往生際の悪い生き物だとお分かり頂けたと思います。
私は、この不倫の形があまりにも典型的過ぎて、顛末は見えていましたし、現に日頃の相談業の仲で
嫌というほど、見てきた事実です。
男性自ら、不倫に幕を下ろした例なんて、ほとんどありません。
これをいくら相談者に言っても、お分かり頂けず、つい夫と話し合いをされます。
だから、一般人にも目で見て解る、この不倫の顛末をベッキーが見せてくれました。
私が百の言葉でいうより、一目瞭然。
男性って、自分が先頭切っては何も出来ないものなのです。

あ、同日、偶然に東京都知事の舛添さんが 会見を開きました。
一昨日も、プチ会見をすると言いながら、記者の群れから逃げたんですよね。
その上で昨日の会見です。
言い訳ばかりの、嘘ばっかり。
もう、みんな知ってるのに、いい訳ばっかり。
「真摯に受け止め、今後共、仕事に邁進する・・・」なんて上から目線
ベッキーは潔く、「嘘をついた」って認めたよ。
良いか悪いかはともかくとして、不倫を認め、その上で自分の下心も白状したよ。
不倫ってそれくらい、盲目になるもんだと言うことを素直に認め謝罪しました。
私がいうことではないけれど、もう許してあげようよ。
人を好きになるって出会い頭の事故みたいなもので あるんだって事です。
それに引き換え、舛添さん。
もう「すいません」って謝った方がずっと男らしいのに。
公費は数千万も使う資格があるくらいの仕事をしているんだと、と特権意識を豪語し、
その反面、家族の旅行まで公費を使うなんて、せこい事、この上なし。
どこまで男って往生際悪いの?
でも、そういうことなのですよね。
あんなカメラの前でも嘘をつくのが男ってもんです。
一旦、言い出し始めた嘘は、引っ込めないのです。
ここでも男性の特徴が浮き彫りになっていますが、だからこそ、話し合いなんて事で
夫が、これまでの主張をひっくり返す筈がない。
そもそも不仲になっている妻に問い詰められたって、白状するわけがない。
と、言うわけで、昨日は舛添さんとベッキー。
真逆のタイプのテレビを見て、あ~あ、舛添さん、やっちまったなって感じ。
東京オリンピックまで持つかな?また短命の知事かな?
では今日はここまで。

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