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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

男の真実

2015年12月23日

テーマ:夫婦相性そもそも論

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

今日のタイトルは、男性寄りの印象を与えてしまうかもしれませんが、これまでの仕事上で、見えてきたことを率直に書きます。
今日書いた内容は、特に「男性は~こうだから、~こう考えなさい」という事ではありません。
この私が今日の内容を、多くの相談の中から見てきたということにすぎません。
それはある種偏っている見方かもしれません。
何故なら問題のある夫婦ばかりから、見聞きした内容で、ある意味、私の経験則だということです。
なので、これをお読みになった方も、ご自身の物差しだけで、堂々めぐりをするのではなく、幅広い情報の中で、「こういう考え方もあるのだ」というくらいに考え、自分の枠の中だけで閉じこもらないでほしいのです。
よく、「夫の本音は何なのでしょう?」と問われます。
でも、私にこういう事を問われる奥様に限って、「堅物」なタイプが多いと感じています。
「どんなことでもショックは受けないので、はっきり言ってください」と答えを求められます。
しかし、本当に夫の本音を受け止められるタイプであれば、ご主人はこれまでの結婚生活の中で、妻に話せていたと思うのです。
だから、長年の結婚生活の中で、ご主人もお互いの本音をさらけ出して、歩みよろうとした事はあったと思います。
でも、それが何らか、融合出来ない事とご主人は玉砕したか、お互いが上手く行かなかったか・・・・・・
全く最初から歩み寄りのチャレンジがなかったとは思えません。
おそらく、お互いの意思の違いを感じたとき、健全な夫婦であれば、意思の疎通を図ったと思います。
ただ、その方法がまずかったか、融通が利かせないほどの、相違点であったか、なのです。
私は長年、元夫と「足並みをそろえ、一緒に生きていきたい」と、数々の手法を講じました。
「一緒に、共に」という言葉が大好きで、歩み寄りたいとずーっと望んできましたが、やっと分かった事は、「違う」という違いです。
これをお読みの妻様方へ。
悲しいお知らせがあります。
男と女は違う・・・・これに尽きます。
みんな、そんな事はとっくに分かっていると思いますが、実は頭で分かっていてもそれは表面的な事だけです。
違うということは 融合しないということを理解することはとても大きな仕事です。
何でもかんでも、一緒にとか二人三脚というのは、出来ることと出来ない事とがあります。
ここに対しての諦めがついてこそ、先が見えてくるということもあります。
諦めるということは決して後ろ向きな事ではありません。
例えば私が昔、結婚相談を生業としていたときに、そういう会に登録して、中々成立しなかった女性がいます。
相手に望む結婚条件が、いわゆる3高で、高学歴、高収入、高身長 これらに固守していたばっかりに、いい心根をもった男性が、はじかれていってしまったのだと思います。
今の結婚相談所も時代の流れで、お相手選びは、パソコンです。
そうなると、相手の身長を170センチと条件を絞れば 169センチの男性ははじかれてしまいます。
ここを数時にこだわらないで、と高身長を諦めさせた?おかげで 見合い相手の幅がうんと広がり、結婚が決まりました。
諦めるということは悪いことではありません。
視野を広げる事になりますし、ある意味、見えなかった物が見えてきます。
自分の中で、「こうでないと・・・」とこだわると、それ以外のものを受け入れられなくなります。
話が反れましたが、夫婦もこれと同じ。
夫ならば・・・父親なら・・・・~こうすべしという気持ちが強すぎると、それ以外の答えがあると受け付けなくなってしまうのです。
夫ならば、妻を裏切れないはず、という気持ちを強くすると、妻を裏切っているかもしれない夫には、その時点でバリケードを張ってしまいます。
許されないという気持ちを持つと、それだけに夫は「許してもらわなくていい」という感情を持ってしまいます。
何度も繰り返し言って来たことですが、話し合いということのスタートが「許す、許さない」ということがテーマになると
浮気を実行中の夫の場合は、「別に許してもらわなくていい」という風になり、夫婦として向き合う事もしません。
夫が浮気相手と別れた、と妻とのやり直しを誓ったとしましょう。
でもそんなに簡単に別れられなかったとしたら、まだまだ浮気相手と切れてないことが分かってしまいます。
そんな場合「妻の私に嘘をついた」と、妻は怒りますが、それが嘘かどうかは、もう少し検証する必要があります。
男性には、色んな真実があります。
妻とやり直したいと思うことも真実。
こんな浮気をしていたら、家庭は崩壊すると分かっているというのも真実。
浮気相手と別れるというのも、妻の前では、心からそう思っている事も事実。
でも、浮気相手を前にすると、別れ話さえ言えなくなってしまうのも事実。
そこで浮気相手にも、「妻と別れて君と一緒になりたい」と、つい言ってしまうのも事実。
これは妻が「裏切った、嘘をつかれた」と言うと確かにそうでしょう。
でも、これは裏切ろうとして裏切ったのではないと、いうことです。
もちろん結果的には裏切った事になるのだけれど、裏切ろうとして裏切ったのではないというだけでも、分かって欲しいという夫側の気持ちがあったとしたら、「許さない」と頭から言ってしまうと夫は、どうでもいいやと思ってしまいます。
だからと言って、何も浮気が終わっていないのに許す必要もなく、大騒ぎをしなくていいということです。
つまり許す、許さないの観点に立たない事、これが大事です。
「浮気相手と妻の私とどちらが大事なの?」と聞いたところで、妻の前では妻と答えているだけです。
身の蓋もない言い方をすると、浮気をしている夫が大事に思っているのは家庭でも、大好きなのは浮気相手の方です。
しかしそれを聞かれると、妻が大好きで大事と言ってしまうけれど、浮気相手に会えば、「誰よりも君が好き」と言ってしまうのです。
それが浮気です。
スーツに着いたポケットを思い浮かべてください。
男の真実のポケットはたくさんあります。
表には右と左のポケットがあり、胸元にもチーフポケットがあります。
右のポケットを開くと右の真実があり、左を開けると左の真実があります。
背広の中には、内側にも胸ポケットが隠されています。
真実のポケットは そこに手を入れると、そこに合う真実があります。
では、右と左が違うといったところで、右のポケットは左のポケットとは違うのです。
妻を裏切ったというのは 妻側から見た見解ですが、浮気相手から、見た見解だってあるのです。
でも妻側から言わせてもらうと、浮気相手側から見るという見解はありえないという見解です。
浮気相手の分際で・・・と言いたいかもしれませんが その浮気相手に、「立場」を与えているのは
あなたの夫なのです。
夫がその浮気相手の方を見て、「君が一番」と言っているのです。
妻が浮気相手を下に見て、妻からの見解で許す、許さないと言ったところで、夫が浮気相手と向き合っている時には
妻は番外に追いやられています。
夫という浮気ロボットはいっぱいの真実のポケットを持ち、その都度の真実を引っ張り出しているのです。
立場が違うと、その立場に応じた真実があり、その自分の中でも、いっぱい真実があるのです。
そんな風に考えて行くと、何が何やら分からなくなります。

私は 男性の本質というものが分かった段階で、頑張るのを止めました。
いくら悩んでみても、男性の持つ領域は女性は、踏み込めないのです。
特に「男性、性」という部分が起こす問題には女性が、「正しさ」で対抗しても、もうそういう次元ではないということがあります。
カウンセラーとしては、もしかしたら言ってはならない言葉かもしれませんが、「人間、頑張っても無駄」という事を感じることがあります。
特に男性と女性の違いがもたらす問題には、私自身は、とても自分の力が及ばないと感じてきました。
そういうことで 今日の内容は、私からの言葉のプレゼント。
「頑張るのをやめませんか?」
一日早いクリスマスプレゼントです。
クリスマスイブイブ・・・・
では今日はここまで。

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